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第4章 9話

ここがさっきの場所ね。

爆破の後もある。

ここの奥に何かがある。

まずはそれを見つけなきゃ。

えっと。

まるっきり何にも無い、真っ平らな壁が延々続いている所でただぽつんと焦げ跡があるだけ。

なんで確信を持って、ここを爆破しようとしたのかしら?

あれ?

ここ。

焦げ跡からちょっとズレてるけど。

何かある。

ものすっごく小さくて、ぱっと見でそこに何があるか分からないぐらいの。

それぐらい小さなボタンがあった。

「健一。こんなの見つけたけど」

「これはボタンか?良く見つけたな」

元々何かを見つけるのには長けてるとは思ってたけど。

なんか見つけちゃうのよね。

「それにしても。良く何も言わずに押さなかったね」

「もう。私だって反省してんのよ。あのピラミッドの時を」

そう。

全てはあそこから始まった。

私が健一の忠告を無視して、スイッチを押してしまったがために。

私達は今ここにいる。

しかも集めたら元に戻れるという保証も無いままに。

それでも。

私達はこの冒険を続けるしか無い。

そこに何があるのか分からないけれど。

それが、きっと私達の運命なのだから。

「よし押そう」

「うん」

私達は意を決して、ボタンを押す。

ゴゴゴゴ。

すると!

焦げ跡のあった壁だけが上に上がっていく。

あいつら。

やっぱり知ってたんだわ。

あそこから奥にいけれるって。

「さて。何が出てくるか」

「ふん。すでに覚悟は出来てるわよ」

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