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第4章 2話

いつものように、私は瞬間移動で現地に到着した。

もちろんその辺りに適当に飛んでる訳では無い。

健一がネットで十分現地の情報を得てくれて、それを見てトイレ等に飛ぶ。

そこからこっそり出てくる訳。

今回はナスカ。

地上絵と始めに聞いた時、5メートルかそこらの規模だと思った。

しかし。

実際に来てみて、そのスケールに驚いた。

「これ、どこまであるの?」

「このハチドリの絵だけで96メートルかな?」

96メートル?。

そんなに広大な絵があちこちにあるなんて。

「一番大きいのは50キロもあるらしいよ」

50キロ!?

「そんなに!?」

「しかも正確に描かれてるらしいよ。上空900キロじゃないと形が分からないほどなんだけど」

そりゃまたとんでもないわ。

「これもピラミッドやストーンヘンジ等と同じように、謎の多い場所なんだ」

確かに。

それにしても。

この広大な土地から何かを探さないといけないのね。

これは困ったわね。

これまではある程度限定出来たけれど。

「ねぇ。どれが一番怪しいと思う?」

これだけあるのだから、健一にも聞いた方がいいわね。

「うーん。僕は勘がいい方じゃないけれど。やはり一番怪しいのは、一番大きい絵だろうね」

「50キロにも及ぶ絵、ね。確かに」

「それだけじゃない。その絵が矢印になってるって事だ」

え?

「矢印!?」

「ああ。あまりにも正確で誤差が無い絵が50キロだ。一番怪しいと思う。さらにその先に何かあると言われてるけど、今でも発見されて無いってのも怪しい」

それは十分怪しいわ。

それかきっと、私達のような能力を持った人にしか案内されないようなものに違いない。

これまでの体験からそう思う。

私達はそこへと向かう。

「そう言えば」

そこへ向かう途中、健一が口を開く。

「地上絵も、夏至と冬至の日没の方向に正確に描かれてるそうだね」

「これも?」

確か。

ストーンヘンジの時も同じだったはず。

ますます謎が深まるわ。

いや。

それらの謎は結局の所、私にとってはそれほど重要では無い。

重要なのは、何があって何処に水晶のドクロがあるか。

それだけ。

集めたら何が起こるとか、どんな謎があるかというのも重要じゃない。

私はとにかく行動が先。

そういう難しい事は健一に任せておくわ。

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