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第176話~Suddenly
フロア長補佐は、次第に、すこしづつその責任の重さをかんじはじめていた。昨日までだったら、カフェのホール係の仕事が定時に終わったら、そそくさと着替え、まっすぐ家にかえらず、あちこちいろんなお店に寄り道したり、つかれたらファーストフードに寄ったりして、気分転換するのが好きだった。
ところが、
今日一日で、その生活が急転換しようとしていた。
昇格して給与があがるのは嬉しいことに違いないが、突然明日から出張、それも海外でメキシコ、しかも英語じゃなくスペイン語ときたら、もうなにがなんだかわからない状況になりつつあった。
しかも、いまから確認しようとしている出張目的を聞いたら、さらに困惑することはまちがいなかった。
〜つづく〜




