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第10話~スイングする感情
タロット占い師は急に厨房からでてきた店長に、声をかけようとしたが、目の前の状況を考えたら、それは不適切と感じ、まずはさっきまで会話をしていた店員を解放するため、店員に必死に声をかけつづけた。
タロット占い師「ちょっとちょっとあんた大丈夫なの? ちょっと返事くらいはしなさいよ、あんた、ちょっとちょっと!」
タロット占い師は倒れている店員に必死に声をかけつづけた。
店長「お客様ここは私におまかせいただき、お席におもどりくださいませ」
タロット占い師は、ふいに店長から声をかけられて、その声及びトーンで、学生時代のあこがれの先輩であることを確信した。しかしいまそこに心奪われるわけにはいかないため、心と裏腹の、少し荒ぶった口調で答えた。
タロット占い師「ちょっとあんた、そんなこと言ってる場合じゃないわよっ!救急車よびなさいよ!」
店員「しかしながら、しばらく安静にすれば大丈夫かと」
店長が店員の身体をそっとだきよせてるのをみて、決して何の感情もないとおもっていても、いまはそんな気持ちになってはいけないとおもっていても、店長が店員の身体をささえて解放しているのをみていると
嫉妬心を感じざるを得なかった。
~つづく~




