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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第86話:パーティー登録②

 ある日のティアーナ達の会話

 ――――――――――――――――――――――――


「そう言えば。そろそろ、パーティー登録をするかも知れませんね」


 唐突にティアーナがそんなことを言った。


「急にどうしたんですか? ティアーナ」


 それに、いち早くセレーネが答える。


「ふと思ったのですが、そろそろ、白夜様がパーティー登録をするかなと思いまして」


「そうですか。確かにそろそろ、パーティー登録してもおかしくないですね。そう言えばオリヴィアはまだ、冒険者登録をしていなかったと思いますが」


 セレーネはそう言いオリヴィアを見る。


「あぁ、まだしていない。そろそろ、冒険者登録をしようとは思っている。それで、ティアーナ。何故今、パーティー登録のことを言ったんだ?」


 ティアーナは、はっ! となり口を開く。


「実はですね。パーティー登録をする際にパーティー名を決めないといけないと聞いたことがあるのですが」


「あぁ、そう言えばそうだな」


「私は知りませんでした」


「私も最近知った事ですから」


「それで、そのパーティー名がどうかしたのか?」


「いえ、いざと言う時に考えるよりも今みたいな暇な時に考えておいた方がいいと思いまして」


「確かに」


 オリヴィアが納得する。セレーネも声には出ていないが、納得している。


「という事で、いくつか考えておく事にしましょう。多すぎでも困りますので、そうですね。一人、三つ考えることにしましょう」


「分かりました」


「分かった」


 セレーネとオリヴィアはそう言い考え始める。勿論、ティアーナも考え始める。


 誰も言葉を発することがなく十数分程経った時にティアーナが口を開く。


「考えましたか?」


「済まないが。良さそうなパーティー名がひとつしか思い浮かばなかった」


「私もです」


「えっ、二人もですか? 実は私もです。では、私から言いますね」


 ティアーナは一拍置き口を開く。


「私が思いついたパーティー名は血の契約者達です。何故、血の契約者達になったかと言うと私達は白夜様の眷属です。もし、私達だけのパーティーでしたら、

 血の契約者達では無く血の眷属達の方が良いですが、白夜様のパーティーなのですから眷属ではなく契約者にしました。血は分かっているとは思いますが、白夜様は吸血鬼なので血にしました」


 ティアーナが言い終わるとセレーネが口を開く。


「次は私が、言います。私が思いついたパーティー名は漆黒の翼です。何故、漆黒の翼になったかと言うとご主人様に似合う色を考えて見ると黒だと思いました。ですが、ただの黒ではなく漆黒の方がご主人様に似合うと思いました。翼は漆黒だけではなんか変だな、と思いそこで思い浮かんだのが、翼だったので漆黒と合わせて漆黒の翼になりました」


 セレーネが言い終わるとオリヴィアが口を開く。


「次は私だな。私が考えたパーティー名は無限の伝説だ。理由は主ならいくつもの伝説を作ると思ったからだな」


 オリヴィアが言い終わるとティアーナが口を開く。


「では、この三つの中で白夜様に選んで貰うということでよろしいですか?」


「私は良いですよ。それに、私ではどれが一番いいか分からないですし」


「私も同じだな。どれもいいと思う」


「では、パーティー名を決める時に白夜様に決めてもらうか。それとも、もし白夜様が考えていたパーティー名がありましたら。そのパーティー名という事で良いですか?」


「私はいいですよ」


「私もだ」


 ――――――――――――――――――――――――



 オリヴィアがパーティー名をどうするか聞いてきた。だが、パーティー名を決めてなかった。


「パーティー名か、そう言えば決めてなかったな」


 白夜がそう言いとオリヴィアが口を開く。


「主。実はだな。私とティアーナとセレーネでいずれはパーティー登録をすると思いいくつかパーティー名の候補を決めていたのだが」


 おぉ、助かったな。俺こう言うなんかに名前をつけるの苦手だったからな。それに、一つじゃなくて複数候補があるのが特にいいな。その中から決めればいいって事だしな。気が利く仲間が出来て良かったよ。


「そうなのか。助かった。で、どんなパーティー名なんだ?」


「一つ目は無限の伝説だ。理由は数え切れない程の伝説をつくりそうだと思ったから。二つ目は漆黒の翼だ。理由は主を色で表すとしたら漆黒だと思ったから。何故、翼をつけたかと言うとただ、漆黒だけだと変な気がしたから翼をつけて漆黒の翼になったのだ。三つ目は血の契約者達だな。理由はそのままだな」


 だいたい予想できるな。ティアーナ、セレーネ、オリヴィアは俺の眷属だ。多分、最初は血の契約者達では無く血の眷属達だったかもしれない。何故、眷属から契約者になったのかは分かる。多分、俺なしのパーティー名だったら眷属でもいいと思うけど俺が居るから契約者に変わったんだと思う。


 て言うか思ったんだけど。全部、厨二病みたいな名前何だけど。


「あぁ、大体わかる。続きを頼む」


「すまない、主。今言った三つの候補から決めてくれ」


 オリヴィアが申し訳なさそうに言う。


「そうか。分かった」


 俺は考え始める。


 んっー、どれがいいかな。無限の伝説と漆黒の翼と血の契約者達の中から選ぶのか。正直に言うとどれでもいい気がする。何せどれもちゃんと考えられてあるからな。


 あえて欠点? を言うのだとしたらどれも厨二病みたいなパーティー名って事なんだよな。


 うーん。迷うな。


 一番気に入ったのは漆黒の翼かな? 理由は黒色が好きだからなんだよな。そんな理由でいいのかな? まぁ、いいか。


 途中で考えるのが面倒くさくなりただ、黒色が好きだから漆黒の翼がいいと言うことになったので、それをオリヴィアに伝える。


「じゃあ、漆黒の翼で頼む」


「はっ」


 オリヴィアはそう言いパーティー申請の書類を書き始める。


 そう言えば、かなりの時間この受付を独占しているようなものだけど大丈夫なのかな。


 そう思い後ろを見ると人が一人も並んで居なかったが、他の受付には十数人程、並んでいたので多分だが、遠分終わらないと思って他の受付にいつの間にか並び直したのだろう。


 本当、すみません。そう心の中で謝罪する。



 しばらくして、オリヴィアがパーティー申請の書類を書き終わったようで、受付嬢さんに渡している。


「ありがとうございます。では、確認しますので少ししてお待ち下さい」


 そう言い受付嬢さんはオリヴィアが書いたパーティー申請の書類に目を走らせていく。


 少しして、確認し終わったようで受付嬢さんが、口を開く。


「確認しました。では、ギルドカードを出して下さい」


 俺は言われた通りにギルドカードを出し渡す。勿論、オリヴィアもだ。


「では、お預かりします」


 受付嬢さんは俺とオリヴィアのギルドカードを受け取る。


「では、少々お待ちください」


 そう言い受付嬢さんは俺とオリヴィアのギルドカードを持ったまま奥に向かう。


 しばらく待っていると俺とオリヴィアのギルドカードを持った受付嬢さんが戻って来る。


「お待たせしました」


 受付嬢さんはそう言い俺とオリヴィアにギルドカードを返す。


 俺は返されたギルドカードを見る。すると、ギルドカードの裏にパーティー名と書かれておりその横に漆黒の翼と書かれていた。


 そう言えば初めてギルドカードの裏を見たな。


「では、パーティーについて説明させていただきます。パーティーとは…………」


 簡単に説明するとパーティーを組むことによって自分よりも高いランクの依頼を受けることが出来るようになる。


 パーティーでしか受けることが出来ない依頼を受けれるようになる。


 まぁ、ようするに一人では受けられなかった依頼が受けれるようになるということだ。


 次にパーティーから抜けたい時は受付でギルドカードを渡し辞めたいことを伝えれば、簡単に辞めることが出来るが、パーティーに入るには入りたいパーティーリーダーに許可をとりそのパーティーリーダーと一緒に受付でパーティーに入りたい事を伝えることによってパーティーに入ることが出来る。


 パーティーのことには関係ないが、クランというものも存在するそうだが、クランを作るには十人以上居ないといけない。他にクランリーダーは最低でもBランクはないといけないなどがある。クランを作る時はギルドマスターの許可が必要であり、クランハウスも必要になる。勿論、他にも条件はあるようだが、その殆どが、問題を起こしていないかなどだった。


「と言った感じですね。何か質問はありますか?」


「いえ大丈夫です」


「そうですか。では、白夜様。ティアーナさんとセレーネさんに一度ギルドに来るように言っておいてください。出来るだけ早くお願いします」


「分かりました。それと、この依頼を受けたいんですけど」


 俺は受付嬢さんに依頼用紙を渡す。


「分かりました」


 受付嬢さんはそう言い手続きを始める。


 しばらくして、受付嬢さんが口を開く。


「壊す建物の場所は分かりますか?」


「いえ、分かりません」


「そうですか。では、これを」


 受付嬢さんはそう言い壊す建物までの地図を渡してくる。


 受け取ったのだが、貰っていいのか分からなかったので聞いてみることにした。


「貰って良いんですか?」


「はい、構いませんよ」


「ありがとうございます」


 俺がそう言うと受付嬢さんが口を開く。


「あっ、言い忘れるところでした。倉庫はかなり大きいので気を付けてください」


「分かりました。それでは」


 俺はそう言い軽く頭を下げてから受付を離れる。


 受付を離れた後、冒険者ギルドを出て受付嬢さんから貰った地図を見る。


 地図を見た限りここから少し離れているようで行くのに少し時間が掛かりそうだ。


 そんな事を思いながらも目的の場所に向かう。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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