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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第79話:有名な盗賊団でした

 現在俺は盗賊達を縄で縛り王都に向かっていると王都から警備兵達がこちらに向かってきているのが見える。だが、あの集団が本当に俺の方に向かって来ているとはハッキリと分からない。


 俺は内心期待しつつ王都に向かう。


 すると警備兵の団体がある程度離れた所で止まり、警備兵の団体の先頭にいた警備兵が口を開く。


「おい! そこのお前! 止まれ!」


 俺はキョロキョロと周りを見渡し周りには俺と盗賊達しか居ないことを確認してから俺は話しかける。


「俺の事ですか?」


「そうだ!」


 俺は言われな通り足を止める。俺の後ろにいた盗賊達も足を止める。


「何か用ですか? これから冒険者ギルドに依頼達成の報告をしに行くところなんですけど」


「その依頼とは盗賊の討伐依頼か?」


「えぇ、盗賊の討伐依頼で間違いないですよ」


「そうか。後ろに居るのは盗賊か?」


 警備兵は少しホットしているように見える。


「えぇ、そうですよ」


「そうか。念の為にギルドカードを見せて欲しい。良いだろうか?」


「えぇ、構いませんよ」


 俺はそう言いながら胸ポケットからギルドカードを出すようにして腕輪からギルドカードを出す。そして、出したギルドカードを話しかけてくる警備兵に向かって投げる。


 警備兵はギルドカードをキャッチして俺のギルドカードを見る。


 俺のギルドカードを見た時に驚いていたようだが、盗賊の討伐依頼はAランク依頼だったことを思い出したのか納得したような顔になりこちらに向かってくる。


 警備兵達がゆっくりとこちらに向かってくると先程、話していた人が謝ってくる。


「済まない。疑ったような態度になってしまって。それとギルドカードを返しておく」


 警備兵がギルドカードを、渡してくるので受け取る。


「白夜くんだったか。この盗賊達は我々が王都まで連れて行こうそのための馬車も用意してある。勿論、お金をとるつもりは無い」


「ではお願いします」


 俺は警備兵に盗賊達を渡す。


 警備兵達は盗賊達を馬車に乗せていく。盗賊達の顔は皆、絶望している。


 俺は御者席に乗せてもらい王都に向かう。


 王都はすぐそこだったのですぐに、王都に着くことが出来た。



 俺は王都につき警備兵に詰め所に連れて行かれた。


「済まないが。いくつか質問させてもらうが構わないか?」


 詰め所に連れて行かれて部屋に案内され最初に話をした警備兵に質問されるみたいだ。


「別に構いません」


「では、盗賊のアジトはどこら辺にあるかわかるか?」


 警備兵は周辺の地図を出し聞いてくる。


 俺は指をさし答える。


「確かここら辺だな」


「ここら辺か見つからないわけだな」


「それと、パッと見は小さな村に見えるからな。後、お金になりそうな物は全て俺が貰ったからないと思うぞ」


「そうか」


 警備兵は立ち上がり部屋から出ていく。


 少しして戻って来た。


「今、数人の警備兵を向かわせた。確認が取れるまで少しここに居てくれ」


「構いませんよ」


「では、質問の続きだ。白夜くん一人であの盗賊団を捕縛したのか?」


「えぇ、そうですよ」


「そうか。どうやって捕縛したんだ?」


「お答え出来ません」


「そうか。まぁ、仕方ないか」


 その後、いくつ質問された。


 質問がちょうど終わった時に部屋に警備兵が入ってくる。


「隊長! 確認が取れました!」


 この人警備兵の隊長だったのか。


「それでどうだった」


「狂乱のゲッジが率いていた盗賊団で間違いありませんでした!」


「そうか」


 そう言い警備兵の隊長は俺の方をむく。


「今回の報酬は冒険者ギルドに貰ってくれ。勿論、ゲッジ達を捕縛した分のお金も冒険者ギルドで受け取ってくれ」


「分かりました」


 その後、もう少し詳しいことを聞いてから詰め所を出る時な警備兵の隊長は俺に頭を下げてきた。


「本当に助かった!」



 俺は警備兵の詰め所をでて冒険者ギルドに向かう。


 外がもう暗いのでそろそろ、宿屋に帰らないとティアーナ達が心配するかも知れないと思い、急ぎ足になりながら冒険者ギルドに向かう。


 冒険者ギルドに急いで向かっていても娼婦らしき人などによく声をかけられたりしたが、上手く断り冒険者ギルドに向かう。


 詰め所から冒険者ギルドまではそこまで離れていなかったこともあり十数分程で冒険者ギルドに着いた。


 俺は冒険者ギルドに入ってすぐに依頼を受けた時に手続きをしてくれた受付嬢さんを探す。


 幸いと言ってもいいのか探していた受付嬢さんが居たのでその受付に向かう。


 十数人の冒険者が並んでいたので最後尾に並び自分の順番を待つ。


 待っている間暇なので周りを見渡す。


 ここ以外にある受付にもここと同じくらいの人達が並んでいる。


 それを見てやっぱり王都って冒険者が多いいな。でも、見たところ一番強そうな冒険者でもCランク程の強さしかない。


 ま、この辺には強い魔物ってなかなか居ないみたいだからな。逆に居たら居たでなんでそんな所を王都にしたんだよってなるんだけど。


 今更だけどこの国の名前ってなんだっけ? ま、今はいいか。


 そう言えばお腹減ったな。


 そう思い酒場の方を見る。


 酒場の方には何人もの冒険者達が酒を飲んだり騒いだりしている。


 やっぱ、人多いいな。ま、人が多くても何とも思わないけど。


 そんなことを考えていると順番が回ってきた。


「お待たせしました。次の方どうぞ」


 受付嬢さんがそう言ったので俺は2歩ほど前に出る。すると受付嬢さんは俺を見たまま微動打にしない。


 しばらくして受付嬢さんが口を開く。


「あっ! また、すみません。盗賊団の討伐ですね。警備兵の方から報告がありましたのでほ、報酬を持ってきますので少々お待ち下さい!」


 受付嬢さんは俺の顔を見ないようにして言ってくる。ほんのりと頬が赤くなっているが。


 受付嬢さんはそう言い奥の方に行ってしまった。


 なんかあれだな。嫌われているんじゃないかと思ってしまうな。


 そもそも、こんなことになったのは俺の顔が原因なんだよな。


 絶対、全王様が面白半分でこの顔にした気がする。


 まぁ、いいんだけどね。と言うか有難い、何せこんなにイケメンにして貰えたんだから。と、思いたいところなんだけど元々の俺の顔もイケメンな方だったと思うし別に顔を変えて貰わなくても良かった気もする。あ、別にナルシストとかではなくて普通に友達に「お前ってイケメンでいいよな」って良く言われて居たからであって別に俺がナルシストと言う訳では無い。


 最初は無茶苦茶嬉しかったけど流石にやりすぎだとお思う。


 ま、でも嬉しいんだけどね。


 話は変わるけどこの世界には銃とかあるのかな? 前に居た世界にあったような銃じゃなくても魔導銃みたいな物があるんだったら使ってみたいな。


 そんなことを考えていると受付嬢さんが袋を持って戻って来た。


「すみません。少し時間が掛かってしまいました。これが今回の盗賊団の討伐依頼達成の報酬の大金貨五枚

 と金貨八枚になります。それと依頼の盗賊団をリーダーを含め全員の盗賊の捕縛による追加の報酬が大金貨二枚と金貨八枚になります。合計で大金貨八枚と金貨六枚になります。ご確認ください」


 俺は今回の報酬が入っている袋を受け取り中身を確認をして懐にしまうふりをして腕輪に入れる。


 受付嬢さんが小声で言ってくれていたので周りに居る冒険者達には聞こえていないみたいなので面倒事にならないと思う。


 あ、説明したかもしれないけどこの世界のお金についてもう少し詳しく説明をする。この世界の人はお金のことを硬貨とも言う人もいるがほとんどの人はお金と言う。たぶん転移や転生した人達の影響だと思う。


 お金の種類は一番高いお金から黒貨、白金貨、白銀貨、大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、大銅貨、銅貨、鉄貨がある。


 鉄貨が百枚で銅貨。銅貨が十枚で大銅貨。大銅貨が十枚で銀貨。銀貨が十枚で大銀貨。大銀貨が十枚で金貨。金貨が十枚で大金貨。大金貨が十枚で白銀貨。白銀貨が十枚で白金貨。白金貨が千枚で黒貨。


 だいたい日本円で言うとこんな感じだ。


 鉄貨が一円。銅貨が百円。大銅貨が千円。銀貨が一万円。大銀貨が十万円。金貨が百万円。大金貨が千万円。白銀貨が一億円。白金貨が十億円。黒貨が一兆円。


 白銀貨以上はほとんど使わないそうだ。


 何故こんな説明をしたのかと言うとだ。俺は今回の依頼で大金貨八枚と金貨と六枚を手に入れた訳だが、日本円で言うとだいたい八千万円以上を一回の仕事で稼いだことになるという訳だ。


 ま、普通の人がどれくらい稼いでいるのかは分からないんだけど。



 俺はお金が入った袋を受け取り腕輪にしまい。


「じゃ」


 と、いい俺は受付を離れ酒場の方に行く。


 端っこの方の席が二つたまたま空いていたので二つ空いている席の壁側の方に座り近くに居た店員を呼ぶ。


「すみません」


「はいー!」


 そう言いながら二十代前半程の美人な人が来る。すると俺を見て頬を赤くして微動だにしなくなる。


「えっと、すみません」


「あっ! すみません! ご注文ですね!」


「はい。おすすめでお願いします」


「分かりました!」


 そう言い厨房に向かって行く。


 何が来るか楽しみだな。あっ! スライムの分を頼むの忘れてた! そう言えばこいつ盗賊団を捕縛する時もずっと頭の上に居るよな。すっかり忘れてた。


 まぁ、俺の分を少しあげれば大丈夫か。


 と、そんなことを思っていると。


「失礼するのじゃ」


「あ、どうぞ」


 横の席に誰かが座る。


 んっ? どこかで聞いたことがあるような? それに、のじゃ? あっ!


 俺は横の席に座った人を見ると横の席に座っていたのは謎幼女だった。



最後まで読んでいただきありがとうございます。


いつも同じ後下記ですが、今回は変更の報告がございます。


気づいている人もいるかもしれませんが、鉄貨を新しく増やしました。



ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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