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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第72話:謎の幼女

「あぁ〜」


 俺は背伸びをしてから身体を起こす。


 ここ最近で1番疲れが取れた気がする。


 今って何時くらいなんだ?


 部屋にある窓を見ると外は薄暗くなっていた。


 確か俺が寝た時って夕方だったよな? 外は薄暗くなっているけど寝る前よりは明るいって事は俺ってかなり寝ていたんだな。


 はぁー、気が付いたら朝でしたって事だよな。ま、ゆっくり出来たってことで良しとするか。


 今日は何するかな。


 あっ、冒険者ギルドで魔物を売却しないといけないな。早くしないとオークションまでに終わらないかもしれないからな。


 そうと決めたら冒険者ギルドに行くか。


 いつもの格好でベッドで寝ていたのでそのまま部屋を出ようとしたが扉が開かない。


 何故だ? あっ、そう言えば鍵かけてたんだった。


 鍵を外し部屋を出る。


 部屋を出ると仁王立ちしたティアーナが部屋の前に立っていた。


 仁王立ちしたティアーナが俺が部屋から出てくるのを見てティアーナ達の部屋の扉をノックする。


 少ししてティアーナ達の部屋からセレーネ、オリヴィアが出てくる。


 ティアーナがセレーネとオリヴィアが部屋から出てきたのを確認するとティアーナが口を開く。


「白夜様。お聞きしたいことがあるのですが」


 なんかティアーナが怖い。


「な、なんだティアーナ」


「いままで、何をされていたのですか? 私達は何度も扉をノックしたり白夜様を呼んだりしていたのですが」


 頬をポリポリとかきながら言う。


「えっとですね。ずっと寝てました」


「そうですか、そうですか。私達は今までずっと白夜様を心配していたのですが」


「すみませんでした!」


 ティアーナは露骨にため息をしながら言う。


「はぁー、そうですか」


 テ、ティアーナが怖い。だ、誰か助けて下さい!


「では、白夜様。今日は何をなさいますか?」


「えっとですね。これから冒険者ギルドに行き魔物の売却をしようと思います」


「分かりました。でも、冒険者ギルドに行く前にすることがあるのおもうのですが?」


「?」


「白夜様はお腹が減っていないのですか?」


 あっ、そういう事ね。


「減っているよ勿論。じゃ、朝食? を食べに行こうか」


「分かりました。白夜様」


「分かりました。ご主人様」


「分かった。主」


 俺達は1階に降りると数人の冒険者が居たのでその冒険者達から視線を向けられるが、俺もティアーナ達も気にせずに受付けに向かう。


 受付けの人もこちらを見て固まっているが話しかける。


「すみません。冒険者ギルドってどこにありますか?」


「あ、あぁ、冒険者ギルドならこの宿屋を出て右側に進んでいけば周りの建物よりも一回りほど大きい建物があるからそこが冒険者ギルドです」


「ありがと」


 俺はそう言い宿屋をでる。


 何故、宿屋を出たのかと言うとこの宿屋には食事する所が無くただ泊まるだけの宿屋なので、冒険者ギルドに行くついでに屋台などで適当に食べる事にした。



 冒険者ギルドに向かっている途中にいくつかの屋台があったので適当にスープや串肉などを買って食べながら冒険者ギルドに向かう。


 同じような料理でも屋台によって味が違うので思いのほか良い。


 でも困ることがある。屋台のおじさんが、ティアーナ達を、見た瞬間に固まってしまい少しの間、待たないといけない。



 困ったことがあったが、食べ歩きをしながら冒険者ギルドに向かっていると一度だけ絡まれたが、冒険者ギルドにつくことが出来た。


 冒険者ギルドはかなり大きかった。迷宮都市にあった冒険者ギルドよりも一回り程大きかったので少し驚いたが、冒険者ギルドに入る。


 冒険者ギルドに入ると冒険者ギルド内に居た人が一斉に俺達を見て固まっている。


 俺は冒険者ギルドを見回してみる。


 冒険者ギルド内は受付と酒場と依頼ボード的な物がある。2階もあるようだが興味が無いので受付まで行く。


 受付に居る人は皆、ティアーナ達にはかなり劣るが美人だった。


「すみません。魔物の死体の売却をしたいのですが」


 受付嬢さんは俺を見たまま固まっている。


 えっと、これどうしたらいいんだろう。もう一回声かけてみるか。


「すみません。魔物の死体の売却をしたいのですが」


「えっ? あっ! はい! 魔物の売却ですね」


「はい。そうです」


「えっと、その魔物は何処ですか?」


「すぐに出せますけどここでは量が多過ぎて出せないので倉庫とかってありますか?」


「えっ、あ、はい。ありますので着いてきてください」


 そう言い受付嬢さんは受付から出て来て裏口? だと思われる所から外に出て行くので俺達は受付嬢さんについてく。


 その後、少し歩いた後に巨大な倉庫に案内された。それも巨大な倉庫は1つではなく5個並んでいる。


 受付嬢さんはその中の一つの倉庫に近ずき鍵を開け中に入るので俺達も倉庫の中に入る。


「こ、こ、ここで大丈夫でしょうか?」


 さっきから何も話さないと思ったら緊張していたのか。


「多分、大丈夫だと思いますので出しますね」


 俺はそう言い腕輪からダンジョンで拾ったりした魔物を次々と出していく。


 腕輪から次々に出てくる魔物の死体は数えやすいように綺麗に並べながら魔物を出して行く。


 魔物の死体が50匹を超えた所で受付嬢さんの顔が真っ青になる。


 魔物の死体が100匹を超えると。


「す、すみません。ギルドマスターを読んできますので少し席を外します。魔物はこのまま出していてください」


 と言い倉庫を急いででて行く。


 えっと、このまま出してもいいんだよな? いいって言ってたし。


 俺はそう思い魔物を出して行く。


 腕輪の中に入っている魔物の死体の残りが半分を切った時に受付嬢さんが一人の幼女? を連れて入ってくる。


 その幼女? は腰まで伸ばした白髪に近い青髪。髪の色より少し濃い青色の瞳をしており将来はティアーナ達と並ぶ程の絶世の美女になるであろうと思われる幼女だ。


 なんだあの幼女は無茶苦茶可愛いな。


 その幼女? もう幼女でいいか。その幼女は俺が出した魔物を見て固まっている。幼女の横では同じように受付嬢さんも固まっている。


 俺はそんな2人を見ていたが、腕輪から魔物の死体を出すのを辞めない。


「ちょ、ちょっと待つのじゃー!」


「なんだ?」


 俺は腕輪から魔物を出すのを辞める。


「こ、この魔物はどうしたのじゃ!」


 お、語尾がのじゃなのか。まさか、この、幼女は見た目通りの年齢では無い可能性が出てきたぞ。


「迷宮都市で拾ったりした魔物だな。迷宮都市の冒険者ギルドじゃあこの量は買い取れないと言われたから王都の冒険者ギルドで買い取ってもらう事にしただけだ」


 幼女が少し考えそれから口を開く。


「分かったのじゃ、この倉庫に入るだけ出すといいのじゃ」


「おっ、いいのか?」


「この倉庫一杯に入る魔物の量なら買い取れるのじゃ」


「ありがと」


 俺はそう言い腕輪から魔物を出すのを再開した。


「ミル、今すぐ手が空いている職員を呼んでくるのじゃ」


「は、はい! 分かりました。ギルドマスター!」


 そう言いミルと言う受付嬢さんは急いで倉庫から出て行く。


 この幼女、ギルドマスターだったのかよ。と言うことはこいつ何歳なんだ? 流石に見た目通りの年齢ではないだろう。


 と、そんなことを思っているとジトーっと幼女がこちらを見てくる。


「のー、お主にいくつか聞きたいことがあるのじゃ」


「なんだ?」


「お主何者じゃ?」


「普通の冒険者ですがなにか?」


「ほぉー、普通の冒険者がアイテムボックスのような物を持っているとでもいうのかの」


 なんか、全王様の喋り方と少し似ている気がする。


「たまたま持ってただけですよ。そんなことよりギルドマスターは人族ですか?」


「妾か? 妾の種族は秘密なのじゃ」


 えっへんとでも言いたげに腰に手を当て仁王立ちする。


 子供だな。本当にギルドマスターなのか?


 よし! 鑑定するか。


 俺は鑑定を使ったが、鑑定できなかった。


 なっ! なんで鑑定できないんだ? こんなこと初めてだぞ! なんかレアなスキルか魔道具でも持っているのか? まぁ、いいか王都のギルドマスターは謎の幼女と言うことにしておくか。



 少しして倉庫一杯に魔物の死体を出したのだが、まだ腕輪の中に魔物の死体が残っているので、別の倉庫に出していいか聞くことにする。


「なぁ、まだ腕輪の中に魔物の死体が残ってるから別の倉庫に出していいか?」


 謎の幼女はうーんと考え始めた。


 少しして口を開く。


「どれくらい残っているのじゃ?」


 あれだな、考えている姿を見た時から思っていたけど可愛いなこいつ。


 俺は倉庫を指さして言う。


「そうだな。この倉庫に出した魔物の半分くらいだな」


「ふむ、良かろ。こっちの倉庫に出すのじゃ」


 俺は横にある別の倉庫に入り魔物を出して行く。勿論、綺麗に並べてだ。


 それも倉庫の鍵は謎の幼女が開けてくれたました。


 今更だけど謎の幼女とはギルドマスターの事だ。


 2個目の倉庫に魔物を出し終わり少し疲れたので休んでいると謎の幼女が話しかけてくる。


「のぉー、お主よ王都には何しに来たのじゃ? ただ、魔物の売却に来たのではないのじゃろ?」


「魔物の売却はついでだな。王都に来た理由はオークションに出る為に来たんだよ」


「ほぉー、オークションかそう言えばあと数日後だった気がするのじゃが」


「そうだな。数日後だな。1つ聞きたいんだけどオークションまでに間に合うか」


「ギリギリ間に合うじゃろうな」


「そうか」


 良かった。もし間に合わなかったらかなりやばかったな。お金は貯めたけど少し心元なかったからな。良かった良かったこれで安心出来るな。


 て言うかなんかほのぼのしてる気がする。


「ギルドマスター! 手の空いていた職員を連れて来ました」


「良くやったのじゃ! すぐに、取り掛かってくれ」


 謎の幼女がそう言うとギルド職員達が倉庫に入っていく。


「いつ頃、終わりそうなんだ?」


「そうじゃな、4日後には終わっとると思うのじゃ」


「じゃ、四日後に来るわ」


「分かったのじゃ」


 俺達は冒険者ギルドを後にする。


 いつの間にか謎の幼女と仲良くなっていたが、結構話しやすかったのでよかった。


 ティアーナ達は白夜と謎の幼女が話している間、白夜の後ろで白夜と謎の幼女の会話を聞いていた。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。


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