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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第40話:緊急依頼⑥

 リザードマンとホブゴブリンの死体を見つけ腕輪に回収してしばらく先に進んで行くと広い所に出たのだがらそこには100匹は余裕で超える量の魔物の死体が部屋中に転がっていた。


 魔物の死体の他にも30人以上の冒険者の死体も転がっているのが目に付く。


 パッと見俺が見た事のない魔物は居ないようだ。


 少し残念ではあるのだが。


 ここで何が合ったのかは何となくだが分かったが、もし俺達が他の冒険者達と同時にダンジョンに潜っていたらここで俺達も魔物と戦っていた可能性があったと思うとゾッとするな。


 ティアーナ達を見てみると俺と同じように、自分が魔物と戦っている姿を思い浮かべているのか俺と同じようにゾッとしているようだ。


 少しの間、魔物と冒険者の死体を見た後、俺は切り返すように言う。


「ティアーナ、セレーネ、オリヴィア、魔物の死体を回収するぞ! 1箇所に集めてくれ!」


 俺の言葉を聞き3人共、ハッとなり3人共声をそろえて言う。


「「「はい(はっ!)!!」」」


 ティアーナ達はすぐに魔物の死体を1箇所に集め始めだす。


 俺はティアーナ達が集めている魔物の以外を次々と腕輪に回収していく。


 しばらくして、部屋中あった魔物の死体の殆どが1箇所に集められた。


 俺は魔物の死体が集められている所に行き魔物を腕輪に入れていく。


 魔物の死体を全て腕輪にしまい、今残っているのは冒険者の死体だけになった。


 冒険者の死体が身に付けている物は差ほど高価なものなどは持っていないようなのでそのままにしておく。


 魔物の数は約300匹になった。


 その殆どがオークだった。中には上位種が数十匹程居たがオークジェネラルは居なかった。


 ここまで多いと腕輪に全て入り切らないと思っていたけど全て入った。


 本当にどうなってるんだ? 全王様から貰ったものだからかなり入ると思っていたけどまさか今の所見つけたり倒したりした魔物が全部入るとは思っても無かったな。


 ま、かなりありがたいんだけど。


 て言うかこの腕輪に限界は有るのだろうか? 今、そんな事を考えても無駄だろうからさっさと先に進むか。正直ここに居たくないし。


「先に進むぞ!」


「「「はい(はっ!)!!」」」


 俺達は先に進み始めるが、俺はふと思ったのたりダンジョンにダンジョンマスターみたいな存在が居るのでは無いかと思う。


 もし、ダンジョンマスターみたいな存在が居たら会ってみたいと思うのだった。


 ダンジョンマスターが居たらどんな姿をしているのか考えながら落ちている魔物の死体を回収しながら進んで行くと。


 〈レアスキル【並列思考】を獲得しました〉


 え? 何か、レアスキルを獲得したんだけどなぜだ?


 しばらくなぜ、急に【並列思考】を獲得出来たのか考えていると1つのだけ思い当たる事があった。


 それは、【全王の加護】である。もしかしたら、スキルを獲得しやすくなるような効果でもあるのかもしれない。


 本当、全王様様だな。


 そんな事を考えている最中も魔物の死体を回収しながら先に進んでいる。


 本当、このスキル便利だな。同時にいくつも考える事が出来るし。でも、今の所は3つの事を考えるのが精一杯だけど。


 ま、かなり使うと思うし使って行くうちに増えていくか。


 普通はレアスキル【並列思考】を獲得している者は殆ど居ないし、【並列思考】を獲得している人の殆どの人は2つの事を考えることしか出来ない。この事を白夜は知らない。


 そんな事を考えていると俺達は10階層に到達した。


 10階層に到達したのだがやはり魔物の死体や冒険者の死体が落ちているだけで生きている魔物や冒険者は居ない。


 はぁー、本当に暇だな。そろそろ、生きている魔物が出てきてもいいと思うんだけど。ここまで、魔物が出て来ないのははっきり言って異常だな。それに冒険者達って今頃、何階層に居るんだ? そろそろ、追いついてもいいと思うんだけど。


 どうするかな? 腕輪に入れてある魔物の死体をダンジョンから出た後に売ってもいいんだけど絶対に面倒臭い事になりそうだからな、少しずつ売っていく事にするか。


 本当、魔物の死体が多いいな10階層に来てから30匹近い数の魔物が落ちているのだ。落ちている魔物の死体は、全て俺の腕輪に入れてある。


 勿論、冒険者の死体も落ちていたがそのまま放置している。


 早く魔物が出てくれないかな。本当に暇なんだよな。それに、ダンジョン内って全く変わらないからな。


 ふと思ったのだが、魔物をどうやって従魔にするんだ? こういう時は聞いてみるのが一番だな。


「なあ、魔物をどうやって従魔にするんだ?」


 オリヴィアが応えてくれた。ティアーナとセレーネを見たが二人共知らないようだ。


「主、魔物を従魔にするにはレアスキルの【テイム】を獲得すればいい。【テイム】は魔物と仲良くなったり魔物と戦いその魔物が服従したりした時に、名前を与えた時にレアスキルの【テイム】獲得出来ます。【テイム】はレアスキルなので才能が無ければ獲得できません」


 へぇー、そうなのか。今回の緊急依頼が終わでたら【テイム】を獲得してみるか。


「そうなのか。ありがと、オリヴィア」


「はっ!」


 最初に従魔にするのはやっぱりスライムだよな! あ、でもレアなスライムがいいな。ダンジョンから出たら探してみるか。


 スライムを従魔したらそのスライムを鍛えて強くしてみたいとずっと思ってたんだよな。


 スライムの他にも何匹か魔物を従魔似してから全王様から貰った天空城で、のんびり暮らすのもいいかもしれない。


 ま、当分先の事だと思うけどな。


 白夜はどんな魔物を従魔にしてみたいか考えながらダンジョン内を進んでいく。


 白夜は気づいていないがどんな魔物を従魔にするのか考えている時に、白夜の顔が少しだけ緩んでいた。幸いなのが少し緩んだ顔を誰も見ていなかった事だろう。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。

アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。

この作品に良さそな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんよろしくお願いします。

これからもこの作品をよろしくお願いします。


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