第36話:緊急依頼②
俺、ティアーナ、セレーネ、オリヴィアは、ダンジョン前に到着した。
ダンジョン前には、現時点で1000人以上の冒険者が、いるみたいだ。
俺達がダンジョン前に近ずくにつれて、ダンジョン前にいる冒険者達が色々な視線を次々に俺達に向けてくる。
俺には女性冒険者の視線が多く、ティアーナ、セレーネ、オリヴィアには男性冒険者の視線が多く向けられている。
だが、しばらくして男性冒険者が俺に嫉妬などの視線が向けてくる。
そんな視線を向けられている中、気にしないようにしているが流石に気になる。
俺達がダンジョン前で色々な視線を向けられながら待っている時も次々と冒険者達が集まって来ている。
いつになったら討伐が始まるんだ? それに、こんなに冒険者が居るんなら俺達いらなくね。
などと考えていると、冒険者5人が近ずいてきてティアーナ、セレーネ、オリヴィアに話しかけてくる。
「なあ、そこの女3人、俺達のパーティーに入れよ、そんな顔だけの男じゃあなくてよ」
「お断りします。今の言葉撤回していただけますか?」
「私もお断りします。それより、ご主人様の事を悪く言うのは許しません!」
「主に対する無礼は許しません!」
ティアーナ、セレーネ、オリヴィアが怖い。なんか殺気が出ている気がするのだが、気のせいだよね?
俺はこの時ティアーナ、セレーネ、オリヴィアにできる限り逆らわないようにしようと心に決めた瞬間だった。
ティアーナ、セレーネ、オリヴィアから、殺気を向けられた5人の冒険者は、顔を青くしてすぐにどこかへ行ってしまった。
周りに居る冒険者達も俺達から少しずつ離れて行く。
そして、約1時間くらい待っていると冒険者ギルドのギルドマスターと誰かは分からないが、貴族服を着た40代前半のぐらいの男が、騎士だと思われる人を数人連れて現れた。
そして、ダンジョン入口の近くまで行きギルドマスターが話を始めだす。
「今回の緊急依頼についでだが、ダンジョンの13階層で地竜が発見された。その事は知っている者も多いいだろう。しかし、地竜討伐に向かったAランクパーティー2組、Bランクパーティー3組が地竜討伐に向かったのだが、今日の朝に地竜討伐に向かったパーティーの1人だけしか帰ってこなかった。その者の報告によると約5千の魔物が居たそうだ。それによって、ダンジョンから魔物が出てくる可能性が出てきた。したがって、今回の緊急依頼を出させてもらった。内容は地竜の討伐とその他の魔物の討伐だ! 今回は、皆自由にダンジョンで戦ってくれ! 儂も後から今回の緊急依頼に参加する!」
「「「「「おーー!!」」」」」
冒険者達は雄叫びを上げ始める。
ギルドマスターは言い終わると貴族服を着た男とどこかに行ってしまった。
そして冒険者達は、ダンジョンに雪崩込むように入って行ったが俺はまだその場を動いていない。
俺の他に何人もの冒険者達がまだ、ダンジョンに入ろうとしていない。
何故俺がダンジョン内に入らないのかと言うと、なんとなくだが、後に行った方がいいような気がしたからだ。
それに、後から行った方が楽出来そうだしね。
「白夜様、ダンジョンに入らないのですか?」
「うん、もう少し待ってから入ろうと思う」
「わかりました」
しばらくして、ギルドマスターと貴族服を着た人と騎士だと思われる人達が戻ってきた。
ギルドマスターが俺を見つけ俺達に近ずいてきて話しかけてくる。
「白夜君は、ダンジョンに潜らないのか」
「もう少ししたらダンジョンに潜ろうと思います」
「そうか」
ギルドマスター達は、そう言ってダンジョンに入っていったが、ギルドマスター達を追うようにして俺の他にも残っていた冒険者達はダンジョンに入っていく。
何人の冒険者が俺を睨んでくる。
それから30分程して俺は、ダンジョンに入ることにする。
「そろそろ、ダンジョンに入ろうか」
「「わかりました!!」」
「はっ!」
俺達はダンジョンに入っていく。
ダンジョンに入ったが、すくに1階層から2階層に到達してしばらくして、魔物の死体が数匹ある。
3階層に到達すると魔物の死体が2階層の倍近くあったくらいだ。
4階層は、魔物の死体が少しだけあったがその死体の魔物は、俺がダンジョンで見た事がない魔物だった。
その魔物は、ホブゴブリンというゴブリンの上位種の1つらしい。
俺達は5階層に到達し、しばらく進んでいると戦闘音が先の方から聞こえてくる。
俺は、少し足を早めると広い所に出た。ギルドマスターを含めた何名もの冒険者達が魔物と戦闘を繰り広げている。
魔物の数が半端ではない。
パッと見、200匹以上は確実に居るのが分かる。
魔物の種類はオーク、ダークウルフが居る。
数名の冒険者達は怪我をしているが、ギルドマスターと数名の冒険者達は次々に魔物を倒していっているのに息ひとつ切れていない。
それに剣の腕が半端じゃ無い。
え、ギルドマスターって何歳なんだ? 見たところ40後半くらいに見えるんだが、俺がおかしいのか?
俺が呆気にとられているとセレーネが。
「ご主人様、助けに行かないんですか?」
セレーネに話しかけられたことによって冷静になる。
「そうだな、助けに行くか」
助けがいりそうにないけど一様助けに行くとするか。
「「わかりました」」
「はっ!」
俺は腕輪から二振りの刀を出しオークに突っ込んで行く。
俺が急に現れたことにより冒険者達が一瞬だけ俺を見てきたが、すぐに俺から視線を外し魔物との戦闘に集中ししている。
ティアーナ、セレーネ、オリヴィアは俺が突っ込ん行ってすぐに、武器を手に取り魔物と戦闘をし始めている。
俺はオークを斬り殺し次の魔物に向かって刀を振るいオークやダークウルフを斬り殺していっている。
少しして、魔物が全て倒し終えたので、ティアーナ、セレーネ、オリヴィアがいる所に行くとオリヴィア以外の2人がかなり疲れているようだ。
オリヴィアは疲れているようだが、2人程では無い。
「少し休憩していくぞ」
「「わかりました」」
「はっ!」
ギルドマスター達は倒した魔物を回収せずに休憩を始めているのがわかる。
休憩をそろそろ辞めようとしているとギルドマスターと冒険者数名が近ずいて来てギルドマスターが言う。
「白夜君、一緒に行動しないか」
「申し訳ありません」
「そうか、残念だ」
ギルドマスターと冒険者達は、魔物の死体を回収せずに先に進んでいった。
本当にギルドマスターって何歳なんだ?
その時に冒険者の何人が俺を睨んでいたのは気にしないことにする。
しばらくて、休憩を終わらせ魔物の死体を回収して俺達も先に進むことにする。
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