第16話:準備①
冒険者ギルドから白夜達は、輝き亭に向かっていると周りの人達がティアーナとセレーネを見て見惚れている者がほとんどだったが中には、ティアーナとセレーネと一緒にいる俺を見て嫉妬の視線が俺に浴びせられていた。
そんな視線を無視しているとデカデカと掲げられた輝き亭という看板が見えてきた。
輝き亭の扉を開けて入ってみるとかなりうるさかったがティアーナとセレーネを見るとピタリと止まった。
白夜、ティアーナ、セレーネは、何事もなかったかのようにカウンターに行った。
「すみません、泊まりたいんですが」
「え、あ、すみません、一泊、1人部屋で大銅貨1枚、2人部屋で銅貨8枚と大銅貨1枚、3人部屋で銅貨5枚と大銅貨2枚です。食事は、酒場の方でお願いします」
「では、…………」
俺が1人部屋一つに2人部屋一つと言おうとしたらティアーナとセレーネが
「「3人部屋でお願いします!!」」
と言った。
「え、ちょ………」
それを邪魔するようにカウンターにいた人がいってきた。
「はい! 3人部屋ですね」
ティアーナが手続きを済ませた。
ティアーナが手続きを済ませた後、3人部屋に行った。
「えっと、ティアーナ、セレーネどういう事なのかな?」
「「申し訳ございません!!」」
ティアーナとセレーネが頭を下げた。
「ま、いいけど。それより、そろそろ限界だから血を吸わせてくれ。」
「「はい!!」」
俺は、一番近くにあったベットまで行き2人の血を吸った。2人の血は、いつも思うが無茶苦茶美味い。マジで癖になりそう。
というか、もう癖になっているかも。
その2人は、いつも通り寝息を立てて同じベットで寝ている。俺も少し寝ることにした。
「ご主人様、起きて下さい」
セレーネが俺の体を揺さぶりながら呼びかけてきた?
「ん、おはよ、セレーネ」
「おはようございます、ご主人様!」
満面の笑みでいってきた。
それに、白夜は、少し照れていた。白夜は、この笑顔になれそうに無いなと思いながら体を起こした。白夜は、体を起こし周りを見るとセレーネしかいなかった。
「あれ? ティアーナは?」
「ティアーナは、明日ダンジョンに潜るのでダンジョンに必要な物を冒険者ギルドに聞きに行っています。もうすぐ戻ってくると思いますよ。」
「そうか」
「ご主人様、ティアーナが帰り次第ダンジョンに必要な物を買いに行きませんか?」
俺は、少し考えた後に。
「そうだな」
それから少しして、ティアーナが帰ってきたのでダンジョンで何が必要か聞いてみた。
「ティアーナ、ダンジョンに必要な物って何だった」
「ダンジョンに必要な物は、数日分の食糧とドロップアイテムなどを運ぶバックについては、白夜様が持っているアイテムボックスがあるので大丈夫です。それ以外で準備する物は、ポーション類が必要なだけです」
俺は、それを聞き思ったよりも準備する物がいらないんだなと思ったがよく考えると数日分の食糧とドロップアイテムなどを運ぶためのバックが、かなりの量になるのか。
「よし、じゃあ、ポーション類を買いに行くか」
「わかりました」
「はい」
輝き亭を出てポーション類を売っている店に向かった。店の場所は、ティアーナが聞いていたので助かった。
道を歩いているとやっぱりというか何というかティアーナとセレーネに周りの人が次々と見惚れていった。それと同時に俺に嫉妬の視線が向けられてきた。
しばらくして、ティアーナが一つの店の前で止まった。
「白夜様、ここがポーション類を売っているお店です」
俺は、扉を開き入っていった。
店に入るとポーションやマジックアイテムなどが並べられていた。
ポーション類が並んでいるところに行き一つ一つ見ていった。
その中から俺は、中級ポーションを、3本手に取りカウンターに持って行こうとしたら剥ぎ取り用のナイフがあったので人数分のナイフを持って行き支払いをし店を出た。
店を出た後に食糧を数日分買っている時にいつも通り俺に嫉妬などの視線が向けられてきた。
食糧を買い輝き亭に戻った。
輝き亭に戻った頃には、外が暗くなっていたので酒場で夜ご飯を食べた。
夜寝る寝る時にやばかった。右側のベットには、ティアーナが寝ており、左側のベットには、セレーネが寝ているのだから。白夜は、最初今ティアーナが寝ているベットで寝る予定でいたのだがティアーナとセレーネが白夜を断固として右側か左側のベットで寝させさせないようにしてきたので、白夜は、諦める事にした。
そして、白夜は、真ん中のベットで寝ることになった。
白夜は、寝ようとしたのだが、緊張して全然ねれなかった。
そして、とうとう朝を迎えた。俺は、結局一睡もすることができなかった。
ある貴族屋敷。
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「クソ、クソ、クソ、クソ!! ふざけやがって!」
恐怖によって部屋に閉じこもり数日かんずっと同じような言葉をつぶやいていた。
そして、数日かん部屋に閉じこもり続けていたが恐怖が少しずつ薄れていった。そして、自分が最も信用する者を呼んだ
「おい! ザルマ!」
部屋の扉がノックされ羊服を着た男が入ってきた。
「はい、何でしょうかボードン様」
「金髪美人と銀髪美人を連れているフードを被った男を探し殺せ! 金髪美人と銀髪美人は、ぼくの前に連れてこい!」
「ボードン様それは、難しいかと。今日ボードン様が連れていた者は、皆Cランク冒険者程の実力が有りました。ですが、その8人を相手して無傷で倒してみせました。それ程の実力者を殺すとなるとかなりの金がかかるかと。そうなると当主様に気付かれる可能性がございます」
「ぐ、わかった。まず、情報を集めろ!」
「わかりました」
ザルマは、一礼をし入ってきた扉から出て行った。
ザルマは、扉から出てため息をつき口を漏らした。
「はー、情報を集めろと言われましてもどうしますかな。まず、裏の者に情報を集めさせますかな」
ザルマは、知らないもう白夜は、この町を出て、迷宮都市に行っている事をそれを知ったザルマは、頭を悩ませる事を。
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