表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/70

 それからしばらくの間、かげろうはその場でじっとしていた。(金縛りにあったみたいに動けなくなった)

 ……やがて、とんとん、とかげろうの部屋のドアを叩く音が聞こえた。

 その音を聞いて、はっとしてようやく動けるようになったかげろうは久しぶりにその視線を窓の外から、自分の部屋の中に戻した。

「……かげろうくん。もう起きてる?」

 そんな声が聞こえた。

 それはかげろうのクラスメートであり、友達である幽霊ホロウの一人、三日月よぞらの声だった。

 かげろうは自分の部屋の中をドアのところまで移動してドアを開けた。

 すると、そこにはよぞらがいた。

「おはよう。よぞらくん」

 にっこりと笑ってかげろうは言った。

「うん。おはよう。かげろうくん」

 かげろうと同じようににっこりと笑って、よぞらは言った。

 よぞらは幽霊ホロウの正装ともいえる『フードのついた黄色いコート』(かげろうが裏ポケットにネジを隠したコートだ)をその小さな体に着ていた。それだけではなくて、その背中には小さなリュックサックを背負っていて、幽霊の学校に行くための準備をすでに整えた服装をしていた。

 でも、まだ幽霊の学校に登校するには少し早い時間だった。

「こんな時間に学校に行く準備を終えて、どうかしたの? よぞらくん」

 なので、かげろうはよぞらにそう言った。

「うん。ちょっと中で話をしても、……いいかな?」

 体をもじもじさせながら、よぞらは言った。

「もちろん、いいよ」

 かげろうはそう言ってよぞらを自分の部屋の中に案内した。

「お邪魔します」

 そう言って、よぞらはかげろうの部屋の中にお邪魔をした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ