58
ジラは体のあちこちに怪我をしていた。その怪我はどうやら高い崖のような場所から、落っこちたときにできた怪我のようだった。
ロストチャイルたちから逃げているときに、どうやらジラは高い崖のような場所から落下してしまったようだ。(そのあと、ジラはひかりに倒れているところを助けてもらかったようだった)
それなりにダメージは負ったけど、動けないほどではない。
少なくとも、命を失うことはなかった。
瓦礫の山には、巨大な崖のような場所がいつくもある、という話をジラはひかりから聞いた。
運よくそれほど深い崖から落ちたわけではなかったけれど、もっと深い崖から落ちていれば、きっと命は助かってはいなかっただろう、とジラは思った。
あの、まめまきそっくりの輝く女の子が私を助けてくれたのかな? とそんなことをジラは思った。
ジラは映像記憶保管室から図書室の中に移動をした。
幽霊の学校の図書室にはとてもたくさんの本があった。
その本たちは木製の本棚の中に入っていたり、床の上に積まれていたり、机の上に置きっぱなしになっていたりした。
本棚はとても立派な本棚で、普通の形のものや、あるいは家具のような形をしたもの、高いものや、低いものなどがあった。(図書室というよりはどこかの古風な本屋の中にいるような雰囲気があった)
その中の一冊をなんとなくジラは手に取ってみた。
その本は『聖書』だった。(机の上の椅子の前に置いてあった。誰かがさっきまでそこの椅子に座って、この本を読んでいたかのようだった)
ジラは聖書をぱらぱらとめくってから、もともとあったところに、その本を戻しておいた。




