表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/70

38 真夜中の雷鳴

 真夜中の雷鳴


 ジラが真っ暗な闇の中を走っていると、突然、空にぴかっという音がして、凄まじい青白い色をした光が、激しい轟音ととにも走った。

 その青白い一瞬の光は、ジラのいる世界を明るくし照らし出してすぐに消えた。

 それは、まるで雷鳴が轟くような、『本物のかみなり』のようだった。

 ジラは自分が、今、雷鳴の轟く真っ暗な黒い雷雲の中にいるような錯覚を覚える。(少し前に、ジラは砂漠の地下にあるこの幽霊の街にくるときに、電磁嵐の中を抜けてきたのだけど、そのときのことをジラは思い出していた)

「なに!? ……かみなり!? いや、電気!! こんな地下深い場所で、放電現象が起こっているの!?」とジラは驚愕した顔をして、言う。

『はい。イエスです。間違いありません。確かに今のは放電現象です。それも、かなり強力な電気エネルギーの放電です。もし、あの電気の直撃を受けたら、地球上のあらゆるどんな生物でも、生き残ることは、まず不可能だと思われます』みちびきが言う。

「なんで、そんな現象がこんな地下で起こっているのよ!!」と大きな声でジラは言う。

『わかりません。推測不能。エラー。エラーです』みちびきは言う。

(まったくもう。本当にみちびきは、相変わらず、役に立たないときは、本当に役に立たないんだから、とジラは思う)

 そんなジラの周囲の空間の高い場所を、ぴかっという音がして、また強大な青白いかみなりのような放電が、まるで巨大な龍のように、走り、世界を照らし出して、そして、……また一瞬で消えた。

 ……上の幽霊の街で使った電気のあまりのようなものを、地下に放出しているのか、あるいは、ここで電気を生み出しているのか、どっちにしろ、ここは人が住むような場所じゃない。人が立ち入ってはならない場所なのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ