間抜け剣士の贖罪冒険記(その前話2)
すみません、初話から1ヶ月程経ってしまいました。学校の都合上行事が多く、また期間が離れてしまうかもしれません。それでも読んでいただけるのであれば、どうかこれからも宜しくお願いします。
長い長い説明が終わった。ここまでしっかりと聞いてくれた皆には感謝したい....。
え?かれこれ1ヶ月くらい聞いてた気がすると?いやいや、そこまで長いと今頃皆かえってるでしょ(笑)
ホント、長く説明聞いてもらって申し訳ない...
では、元の視点、俺の話に戻ろう。
「んで、よぼよぼにならずに済んだものの、ひたすらその間は暇で仕方なかった。」
それが彼女の説明の最後だった。千年も封印されてれば本来気が狂いそうだが話を聞いてるとそうなったという話は出てこなかった。多分本人がそこについて省いているか、それともその記憶ははっきりしていないということだろうか。まぁ、それはそれで此方には関係のない話である。何故彼女が入った本がこんな何時でもやる気の薄い高校男子の俺の部屋にあったのかは結局分からずじまいだった。だが、だからと言って今の状況をどう対処するべきか悩むのはさして変わらないのである。
現在、午前5時25分....
「くそ、此処までくると眠いな....」
俺は一つ大あくびをした。当然だ、いつも此処まで起きていることはなく、長い説明をひたすら聞き続けていたのだから。よいこであれば長い説明を聞いている途中でぐっすり眠りこけているはずだろう。でも....
「君はそこにある自身のベッドで寝れるけど"私"はどうすれば良いのだろうかね?」
そう、コイツだ。理奈だ。コイツをどうにかしなければならない。千年も時が過ぎてしまえばその人の居場所、帰る場所なんてものは存在するはずがない。どうしたものか....。
(まぁ、そこまで困ったことではないのだけれど)
俺は頭のなかでそう自分に答え、すぐに行動に移す。ちょうど良いことに俺の部屋の隣にはクロ―ゼットというか、収納部屋がある。主にそこに入っているのは今までの探険目的に使ってきたアイテムの部品や、幼い頃に使っていた衣服、玩具。これらがしまわれている。そして、その中で俺が脳裏に浮かばせたのは、つい最近まで従兄弟が使っていた"敷き布団"だ。何故これが有るのか?それは新しくベッドを買ったのでもう必要が無くなり、俺にくれたものだ。本来こう言う類いのモノは俺の新しい道具の材料にするのだがまだ使っていなかったのが此処で生きたのだ。これで「寝床問題」は解決する。
しばらくして、部屋の明かりが消える。
「おやすみぃ」
またあくびをつきながら俺はベッドに入る。
「うん、布団ありがと。ではおやすみなさい♪」
理奈は俺に対してそう礼を伝えすぐに寝息を立て始めた。俺もまた天井に視線を向けて目を閉じた。
「さて、朝になったらこの状況をどう親に説明するか。悩みどころだな....」
眠気で朦朧とする意識の中で俺はそう思いながら身体の力を落とし、眠りについた。
―朝― 午前9時
目が覚める。
ベッドの隣の机にある時計を見る、午前9時ちょうど。そして俺は自分の隣、ベッドの下を見た。
居た。
居たと言っても、理奈の事である。此処でため息一つ。そして、
「夢じゃなかったか....」
ベタな一言。いや、この際ベタでも良いのかもしれないが。
これを書いているときは基本眠い目を擦ってますw




