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混乱会議

突然の出来事のオンパレードの翌日、しまづの会社では緊急会議が招集されました。

議題は「もうり連合の業務提携白紙化」と「ひでよしの提案に対する対応」でした。


最初にとしひさによるもうりとひでよしの文を主だったしまづ社員が聞くや否や、怒号が爆発しました。


社内が大混乱、何しろ最近まで九州における会社の拡張と宴会に明け暮れてた人々が

急に「ばんざ~い、なしよ!」という話をケンカ腰でされたらそりゃ~怒りますって!


サツマイモの髪型に十字口のしまづ社員が大勢、ワイワイガヤガヤ文句を一通り話した後、武闘派のいえひさが発言します。

「もうりの無礼にも落とし前は必要だし、ひでよしなんぞは話にもならん、首置いてけ!」

※首置いてけはしまづの県で使う怒りの慣用句です。


そうだ!そうだ!!とほぼ全員かと思えるしまづ社員がこの意見に同意します。

この雰囲気だけで1時間以上は経ったでしょうか、会議の波が小さくなったころを見計らって専務のとしひさが反対意見を述べます。


「もうりは西国の雄だし、ひでよしはさらに上の力があるようだ!ここは慎重に進めた方が良い!気持ちは分かるが相手が強いことも考慮しないといけない」

怒り狂う大多数がおさまるタイミングまで待ってのテクニックでしたが、焼け石に水のようで参加者たちの心を動かす事は出来ませんでした。


その後も現場の意見を中心にしまづ社員のほとんどがもうりとひでよしにたいしての制裁を加える意見を出すばかりでした。

副社長のよしひろは現場の空気をよく理解しており、気持ちとしては彼らと同じ考えでした。


しかし、よしひさやとしひさと昨日話をして、彼らの想いを少しでも反映できるよう会議で機会をうかがっていましたが、あまりのしまづの士気の高さに適切な言葉が見つからず、ただ「社長がこの件をよくご存じなのでわしはそれに従うだけだ」


と力なく発言するのが精一杯でした。

社長のよしひさはしまづの知恵者であるとしひさの意見を尊重できるように考えていましたが、社内会議の空気が想像を超えて楽天的、積極的だったのを見て、勢いの方向を変えるのは難しく、コントロールしながら勢いを少しづつ削ぐしかないとあきらめの心境で会議を観察するのみでした。


こうして、この会議で決まったことは

九州でのしまづ拡張を禁止するひでよしの提案を黙殺し、もうりの提携解消を承認し、ひでよしやもうりと友好を持てるようによしひさたちが努力する、という内容でした。


※島津メモ 某大河ドラマでは蛮族のような島津兄弟が黒田官兵衛擁する豊臣秀吉と戦い見事負けましたが、どうも歴史書を見ると義久は秀吉に好戦的ではなかったようです。


ただ、一方秀吉の惣無事令に従わずに九州の局地戦をどさくさに紛れて行っていたのも事実です。

つまり、秀吉など中央との対決を避けつつ、現場の攻勢は黙認するという姿勢であり、なんとも歯がゆい感じです。

※リスペクト 欽ちゃんの仮想大賞

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