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マスク姿の女の怪 1


 ミナが校門から一歩外へ出ると、先程まで茜色だった空が一瞬にして黒で塗りつぶしたような夜になった。

 空にあるのは薄く映る三日月だけで、星は一つも見えない。


 ミナはその光景に数秒固まった。


「夜…」


 一瞬にして変わる空なんて、ありえない。

 ミナは、あぁだから嫌だったんだ。と言わんばかりの表情で鞄を握りしめた。


 それでも、どれだけ嫌でも、ミナは家に帰らなければいけない。


「“遅くなっちゃった。早く、帰らなきゃ…“」


 ミナは街灯がぽつぽつと並んでいる夜道に足を踏み入れた。


 その言葉が可笑しいと、ミナが気付くことはない。



 



 

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