レイテの幻像 (少女達が見た戦争)
日本が「敗戦」でなく「停戦」で終戦を迎えた現代日本。その一角で、ささやかな戦記本に関わることになった女子高生の朝霧かすみ、東雲みゆき、橘さつきの三人は、取材旅行にかこつけて、二泊三日の廣島・呉への旅に出かける。
目的地は呉鎮守府に停泊する戦艦「大和」。
今も現役艦として第一線にとどまっている戦艦「大和」で取材旅行を行い、戦記本の記事にするのが三人の目的だった。
もっとも、まだ高校生に過ぎない三人にとっては、気分的には半ば遊びに行くのとかわらなかった。彼女たちにとっては、戦艦「大和」も一風変わったアミューズメントに過ぎなかった。
しかし、現地に訪れた三人を、たびたびリアリティーにあふれた『夢』が遅う。夢の内容はどれも、一九四五年一月末に行われた「レイテ沖海戦」で奮闘した「大和」を中心とする日本艦隊を、その時代に生きた誰かの視点から見たものだった。
始めは、単なる夢や白昼夢で片付けていた三人だったが、自分たちに一種のタイムリープが発生して、夢の中で自身も属する世界の歴史を作っている可能性に気付く!
行動を開始した三人の少女達は、真相を究明できるのか? はたまた確定したはずの歴史は、いったいどうなってしまうのか?
目的地は呉鎮守府に停泊する戦艦「大和」。
今も現役艦として第一線にとどまっている戦艦「大和」で取材旅行を行い、戦記本の記事にするのが三人の目的だった。
もっとも、まだ高校生に過ぎない三人にとっては、気分的には半ば遊びに行くのとかわらなかった。彼女たちにとっては、戦艦「大和」も一風変わったアミューズメントに過ぎなかった。
しかし、現地に訪れた三人を、たびたびリアリティーにあふれた『夢』が遅う。夢の内容はどれも、一九四五年一月末に行われた「レイテ沖海戦」で奮闘した「大和」を中心とする日本艦隊を、その時代に生きた誰かの視点から見たものだった。
始めは、単なる夢や白昼夢で片付けていた三人だったが、自分たちに一種のタイムリープが発生して、夢の中で自身も属する世界の歴史を作っている可能性に気付く!
行動を開始した三人の少女達は、真相を究明できるのか? はたまた確定したはずの歴史は、いったいどうなってしまうのか?
第一章「二つの世界」
2012/09/26 16:38
(改)
第二章「状況、そして始まり」
2012/09/26 16:43
第三章 「重なる世界」
2012/09/26 16:44
第四章「捷一号作戦始動」
2012/09/26 16:47
第五章 「エンガノ岬沖海戦」
2012/09/26 16:48
第六章 「天佑ヲ確信シ全軍突撃セヨ」
2012/09/26 16:50
第七章 「血の饗宴」
2012/09/26 16:52
終章 「総決算、そして……」
2012/09/26 16:53