決めたこと
次の日。私は村に帰ることにした。
お見送りにニッカちゃんやリースくん。マサさんやリラさんたちも来てくれた。
数日の王都だったけど、いつの間にか知り合いが増えててびっくりだね。
ちなみに、ニッカちゃんと狐くんは無事契約が出来たらしい。案の定、異例の事態だったらしくて、少しお城が騒ぎになったらしいけど、神族があっさり許可を出してくれたらしい。
しかも成人する前の契約 も特例だったらしく……もう一波乱あったとか。
色々と大変だっただろうけど、無事解決して良かった良かった。
「皆、色々とありがとうございました! また王都に来ると思うんで、その時はよろしくお願いします!」
「あぁ! いつでも待ってるぞ」
「また泊まりに来てね」
「オパール! カヤお姉ちゃん! またね!」
笑顔で手を振ってくれる皆にオパールに乗りながら、手を振る。最初は散々だったけど、とても楽しい旅になったな。
「カヤお姉さま!」
「ニッカちゃん」
「今度王都に来たときは、お店も開店していると思いますので、ぜひとも食べに来てください!」
おお! 嬉しいお誘い。開店してるって事は、メニューも沢山あるんだろうな。どれも美味しそうに見えて、うんうん唸ってる未来の私が見えるよ。
「絶対に行くね!」
「はい!」
そうだ! 私もこれ言っておかなきゃ!
「私も仕事を始めようと思うから、皆なにかあったら声かけてね~」
「お仕事ですか? どのようなものを?」
首を傾げるニッカちゃんに、私は笑顔を浮かべる。
私は、まだこの世界のことを殆ど知らない。この先どうなるかもわからない。
正直不安がないと言ったら、嘘になる。だけど、皆がいてくれたからここまでこれた。
だからこそ、皆のお陰で見つけた新しい「好き」で私は彼らに恩返しがしたい!
私は大きく息を吸うと、声高らかに自分が見つけた恩返しの形を叫んだ。
「オパールとダリアと一緒に行く、もふもふ宅配便!」




