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木の国の王都 マサルディア

 木の国の王都、マサルディア。


 他の国に比べて木々が多いらしく、それは王都にも現れている。


 道には街路樹が立ち並び、公園にも木々が多い。レンガや木造の家が多くとても可愛らしい形の家が主だけど、なんと樹木をそのまま使った家もあるからびっくりだよね。


 まるで秘密基地みたいで面白そうだった!


 王様に話を聞いたら、どうやら王都の3割が木々で囲まれているらしい。なんか目に優しいなとは思ってたけど、まさかここまで緑が国の中心にあるのはびっくりしたな。


どの木にも綺麗な花が咲いているせいか、優しい香りが漂っているのがもう最高。


日本の首都なんて、灰色一色よ! 灰色一色!!


それに比べればマイナスイオンと緑が溢れるここは、まさに視界のオアシスだね。


 そして、この国の一番の売りはやっぱりお祭りでしょ! 


特にここ、屋台商店街と呼ばれてる場所は常になにかしらの祭りをやっているんだとか。


 ちなみに今日はヒツジウシ祭りらしく、ふわっふわの衣装を着た子たちがひょこひょこ踊ってる。


「私もあの服着たいんだけど」


『真顔で言うな。真顔で』


「だって、いつでもどこでもヒツジウシになれる最高アイテムだよ。どんな防具よりもお手入れを欠かさない自信があるんだけど!」


 どやって顔をしながら腕に抱えているダリアを見たら、呆れた顔をされた。


 なんかやたら様になってるから思わず笑ったら、尻尾で腕をはたかれた。


ふっふっふ。私としては尻尾のもふさらな毛並みを味わえるからラッキーでしかないのさ。残念だったね。ダリア。


「あ、ヒツジウシの形をした飴売ってる! 買わねば」


「あ! これは本物のヒツジウシの毛を使ったマフラー! 買うしかない」


「あ‼ 等身大ヒツジウシの模型! 触らねば」


 そんなこんなであっちにふらふら。こっちにふらふらしてたらいつの間にか夕方。


 やっぱり観光してると、あっという間に時間が過ぎちゃうね。

「ダリア~そろそろ宿に帰ろっか」


 あっちこっち引っ張りまわしたせいか、私の肩でいびきをかいてるダリアに軽く声をかけつつ、私は未だに盛り上がっている屋台商店街に背を向けた。


 賑やかな声が少し遠のいた街の外れ。さらに歩くと、空色の屋根と綺麗な月のステンドグラスが目印の可愛らしい建物が見えてくる。私たちが今泊まってる宿「ツキハ」だ。


 こっちの世界の宿に泊まったことが無かった私は最初は期待半分、不安半分で入ったんだけど。



待っていたのは、まさに至極の時間だった。


ご飯めちゃくちゃ美味しい。

経営してる夫婦は、ものすごく優しい。

部屋マジで綺麗。


いいとこ三ツ星が揃った素敵な宿だった! いや、普通のホテルなんかよりアットホームで私はすぐに好きになった。

 

なにしろ夫婦の従族が可愛いのなんの。


 なんと! ウサギとチンチラですぜお客さん。


 ウサギとチンチラ! だよ!! 


愛でずになにをするって感じでしょ?


 本当は王様にお城に泊まれば? って言われたんだけど、一般ピーポーの自分が城なんて緊張しかしないし、出来れば城下町の風景見てみたいな~って呟いたらここを教えてくれた。


 どうやら王様がお忍びで泊まる宿とか。


 そんなの初めて聞きましたけど? と笑顔の宰相さんが怖かった。うん。


 きっとこってり絞られてるんだろうな……。


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