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転生聖女。  作者: カラスの羽飛ばし
転生~幼少期編
26/49

転生聖女、初のテントで休む

テントの中には、隊長の私と補佐官兼護衛兼従者のニコル。


「屋敷の私の部屋並…とは行かないけど、中々快適ね。上出来、上出来♪」


「初めて聞いた時は魔力が足りるかと思いましたが…今までのテントと比べると、かなり広くて快適ですね。…ベッドもありますし。」


「でしょ?テントの内部空間を広げて、簡易ベッドもアイテムボックスに入れたら疲れが取れると思ったのよ。」


「えぇ、遠征では体力の配分を考えながら移動しなくては行けない事を考えると、効率が今までより格段に向上しますね。」


「もうすぐで、消費魔力を大幅に減らして普通の魔力量の人でも作れる様な物に出来そうなの。そうなると、量産化も期待できるし公爵家の商会に卸せばテント革命が起きるかも。」


「アイテムボックスの売り上げも好調だそうですよ。ハルノス様であればどんなに難しい物だろうと簡単に可能かと。」


「そう…。少し研究者を見てくるわ。騎士の対応、よろしくね。」


------------------------------


公爵家傘下の商会、ヴェルナー商会。

そのまんまじゃないかと思われるかもしれないが、ヴェルナー家が後ろについている、公爵家お抱えだと示すことができる一番の名前だ。

そもそも、貴族は領民の税金だけで食べているのではない。予算の中でもそれなりに貴族家には回されているだろうが、見栄で食べていっていると言ってもいい貴族の全てを税金で賄おうと思えば、領民に重税を課した上で公共事業0にしなければ間に合わないだろう。


そして、それを実現してしまえば領民からの反発も強くなり、反乱が起こる可能性が高くなる上に貴族達からは「アイツらは領民の犠牲の上で贅沢三昧している」とつつかれて、見栄で生きている貴族にとって不名誉なことだ。

そんな理由で、貴族達は大抵の場合商会を持っている。主に日用品や他領の特産品、自家での開発品などが商品となる。


ヴェルナー商会でも例に漏れず、ハルノスやお抱え研究者の発明品、石鹸などの日用品、名産品の各種フルーツなどから、化粧品といった物まである。


そこで、私は研究者と共に「マジックアイテムのテント」の量産化を話し合っていた。

ちなみに、街などには転移系魔法が原則禁止となる。使おうとしても、結界に阻まれる。

例外は領主の館の転移陣と、領主が認めた人物が許可の建物のみ転移可能だ。

つまり、ハルノスは1人かニコルのみ一緒の場合、街の中で転移可能なのは許可が出ている領主の館内の研究室となる。


「ここの術式はこれ以上簡略化を行うと空間の固定が難しくなります。しかし、術者の消費魔力の負担が大きくなりますと、量産化が難しい。どこかを減らさねば…。」


「そう…無理はしないでね、貴方が倒れると研究が遅れるのよ?しっかり休みはとってね?」


「ありがとうございます。程々に休みは取りますよ。もう1度ハルノス様が作るところを見せてもらえませんか?なにかがつっかえていて…。」


「構わないわ。」


私は普通のテントを取り出し、時空間魔法を掛けていく。


「ハルノス様、どんな術式を使えばその様に…。」


「…?そういえば、私は殆ど術式は考えていないわね。教師の方に術式魔法も習ったけれど、最終的にイメージする事の方が早かったし、消費魔力量も術式を使うよりもイメージの方が少ないわ。」


「…!?ハルノス様、ありがとうございます!光が見えてきました!」


「そう、なら良かった。…そろそろ私はテントに戻るわね。」


「ありがとうございました!」


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(量産化まであと少し…ね。)


テントに戻って来てから、ニコルとともに眠りにつくことになった。

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