表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生聖女。  作者: カラスの羽飛ばし
転生~幼少期編
2/49

転生聖女、初めてのステータス確認

神の最後の言葉から目を覚ますと豪華な天井が目に飛び込んできた。


(結構裕福などころか貴族かなんかじゃないの…。)


そう考えていると、視野の視界に手紙のアイコンが浮かんでいるのに気がつく。そのアイコンに意識を集中して見ると、「シヴァより」の件名の手紙だった。



大貴族で家族仲が良い所に転生させたので生活に困ることはないじゃろう。ステータスオープンと念じればステータスが出てくるから後で確認してみるがよい。あと、擬似人格〈アバター〉を肉体に入れておいた。分からない事があれば話しかけてみるといい。

シヴァより。


手紙を読み終えるとお腹が空いたので泣くとー声を出そうとすると泣き声に変換された―黄色の髪のメイドさんが入ってきた。


(…本当に異世界だった。)

勿論疑ってかかった訳ではないが、理解していたつもりでも実際に違いを見ると実感が嫌でもわかる。


「ハルノス様、ミルクをお持ちしましたよ」


そう言ってミルクを飲ませてくれるメイドさん。飲み終わると、メイドさんがぽわーんとした顔をしている。

「はい、よく飲めました。ふふっ、白銀の髪の子にミルクを飲ませたって将来旦那様が出来たら自慢になるわね。」


なんで白銀の髪の子だと自慢になるんだろう?大貴族の証か何か?


A.この世界では髪色は遺伝要素ではなく、使える魔法属性により異なっています。白い髪の人物は神聖魔法が使えます。また、黒髪は暗黒魔法が使えます。白混じりや黒混じりと呼ばれる髪色は希少なものの、それなりにいますが、神聖魔法や暗黒魔法の一部のみが使えるのみとなっています。

完全な白銀や黒髪は150年~200年に1人と言われ、白銀の髪は回復や浄化、結界などができる神聖魔法。黒髪は精神調律や状態付加などができる暗黒魔法が使えます。その為、白銀の髪や黒髪の子は有難い存在だと言われます。


と、無機質な声が帰ってきた。


A.申し遅れました、擬似人格のナナでございます。これからよろしくお願い致します。


は、はぁ…。慣れるしかないのか…。


そうこうしているうちに、メイドさんが出ていっていたらしい。シヴァのお爺ちゃんのメールにはステータスが確認できるってあったな。


…ステータスオープン。

ハルノス・ヴェルナー 女 ?歳 ハーフハイエルフ

身分:公爵令嬢

HP 1200

MP 480000


神聖魔法Lv.Max 水魔法Lv.1 火魔法Lv.1 風魔法Lv.1 土魔法Lv.1 雷魔法Lv.1 (鑑定Lv.Max) (隠蔽Lv.Max) (擬似人格〈アバター〉Lv.Max)


加護 創造神の加護 世界樹の加護


称号 (転生者) シヴァのお気に入り


爺さん自重しろ…。MPの桁からしておかしいし、ハーフハイエルフって事は両親のどちらかは公爵でどちらかはハイエルフ、つまりエルフの王族的なあれじゃないかな。

エルフって獣人、ドワーフもいるって事?


A.はい、います。


私はエルフ耳?


A.はい、通常のエルフ耳です。


エルフってなんか差別とかないよね?


A.はい、ありません。エルフは森の賢者と呼ばれ、あまり人里で見かける存在ではありません。


そう、良かった…。まぁ、公爵令嬢を差別する事って難しいと思うけど。取り敢えずステータスを確認し、眠くなってきたので目を閉じた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ