91【テストの点数がやばーい!】
深夜に出していくスタイル!笑
「やばいやばいやばいやば〜い!!!」
学校が終わりマリアとエリカが私の部屋に来ている中、私はベッドで頭を抱えながら転がっていた。
「えーっと。
エレナ様、気を確かに」
「そうだよエレナ様!
勉強なんか出来なくてもエレナ様にはいい所がいっぱいあるじゃないですか!」
「自分は平気だからって好き勝手言ってー」
「自業自得と言いたいところですが。
エレナ様はちゃんと努力をしてる分タチが悪いですよね」
そうなんだよロゼ。
タチが悪いとかのレベルではないよもう。
「なんで私ってこんなに脳筋なのよー!!!」
今日はこの前あったテストの返却日だったのだが、エレナの点数は見るも無残な結果だったのだ。
ホントやばい。
公爵家の長女で次期王妃となるエレナが下から十番の成績では笑えない。
だが、決してエレナがテスト勉強をサボっていたということは無く、逆に勉強時間自体はTOP10に入るぐらいはしていた。
なのにこの結果である。
なので皆もかける言葉が見つからないといった状況なのだ。
ちなみにマリアは成績優秀で学年トップ3に入っているし、意外なことにエリカも学年上位の点数をたたき出していた。
エリカは私と同じ脳筋タイプだと思ってたのにー!
「今回ダメでも次回頑張ればいいじゃないですか!」
「そうですよ!
私達もちゃんと教えますから!」
「あなた達みたいな天才に教えられても凡人には全くわからないの!」
今回のテストもこの二人に教えて貰ったのだがこの二人は私がなぜ分からないのかが分からないといった感じなのだ。
ちなみにロゼも上に同じである。
「あー、あー、あー。
どうすればー!」
「それでは、ロリエ様に教えて貰ってはいかがでしょうか?」
「ロリエ?
誰それ?」
「もう、エレナ様、同じクラスの人ぐらい覚えていてください。
ロリエ様は高等部から実力試験を経て入学してきた平民の方です」
ロゼから出た名前にピンと来ていない私にマリアが軽く注意した後に説明をしてくれる。
「へぇー。
で、何でそのロリエさんに勉強を教えて貰うのがいいの?」
「ロリエさんは今回のテストで一位を取っています。
そして、彼女は才能型ではなく努力型の人なのでお嬢様にはピッタリなのではないかと思います」
ロゼは学校に在学している全ての人の交流関係から性格まで全部把握している。
そのロゼがここまで推す人材なら間違いないだろう。
「よし!
そうと決まれば明日の放課後お話をしに行きましょう!」
私はベッドの上に立ち上がりビシッと天井を指さして言う。
「と、その前に〜。
エリカ!
気晴らしに模擬戦するぞ!」
「待ってました!」
そうして二人は手を取り合って外に駆けて行く。




