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9【お母様との話し合い】

私は今、お父様の部屋の前で大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせていた。


次の日の朝食後、思っていた通りお母様とお父様に呼び出された。


コンコンとお父様の部屋をノックした。


「お父様、お母様入ってもよろしいですか?」


「ああ、入りさない」


「とりあえずそこに座りなさい」


「はい」


私が座っている正面にお父様とお母様が座っている。

とても怖いし、面接に来ている気分だ。


「お父様、昨日相談したことについてでよろしいでしょうか?」


「あぁ、お前もわかっていると思うが昨日の夕食のあとローゼと話して結論を出した」


「その結論を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」


私はゴクッと唾を飲みこんだ。


「その前に確認しときたいのだけど、エレナはちゃんと剣の鍛錬がどれほど過酷で危ないかわかっていて、その上で覚悟をもって言っているのよね?」


とお母様が最終確認をしてきた。


「はい、しっかりとわかっていて、覚悟をもって言いました」


「わかったわ」


「じゃあ、結論から言うと認めることにした」


「本当ですか!?

ありがとうございます!」


お父様から認めると言う言葉に驚きと嬉しさで声がでかくなってしまった。


「少し落ち着きなさい。

私は本当は認めたくないのよ。

でもブレインがあんな真剣なエレナを見たのは始めてだ。

覚悟もあるみたいだし認めてやろう。

と言ってきたので渋々認めたのよ。

だから、無理をしないこと、怪我をしたら大人しく休むこと、この2つは絶対に守ってちょうだい」


お母様が真剣な顔で私に言った。

その真剣さと言葉で私がこの人にどれだけ愛されているかが伝わってくる。

昨日も思ったが改めて私は家族に恵まれているのだと思った。


「はい。

無理は出来るだけしません。

怪我もドクターストップがかかったら文句を言わずにしっかりと休みます」


「まあ、剣の訓練をするんだ多少は大目に見てやれローゼ」


「わかりました」


お母様も渋々認めてくれるみたいで安心した。


「それでだ、家庭教師と剣の訓練を任せるやつを決めるのだが何か要望はあるか?

女性がいいとか2人に分けるのではなく1人にまとめて欲しいとか」


「私は、お父様のことを信用していますので全てお任せします。

そっちの方がお父様もお母様も安心でしょうし」


「わかった。

こっちで選んでおこう。

だいたい1ヶ月から2ヶ月ぐらいで決まると思うので待ってなさい」


「わかりました。

よろしくお願いします」


話が終わったので私が部屋から出ようとするとお母様に呼び止められた。


「エレナ、あなたまだ5歳なのに大きくなったわね」


「そうですか?」


私は、そう言って身長を確認した。


「身長ではないわ、身長も伸びてはいるけれどそれよりも心が大きくなっているわ」


「えーと、ありがとうございます?」


「ふふっ、あんまりわかっていないみたいね。

でも、それでいいのよ。

もう行っていいわよ」


私は特に変わったと感じていなかったのでそう言われて驚いた。


そして自分の部屋に向かいつつ果たして精神年齢33のおばさんの心はそんな簡単に成長するのかな?と考えていた。

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