49【敵襲】
今回と次回はちょいグロです。
やめたほうがよかったかな?
ほのぼの待ちの人もうちょいお待ち下さい(/. .\)
その日の夜、予定していた通り山で野宿することになった。
ご飯などを済ませて、就寝の時間だ。
護衛の人達は交代で睡眠をとることになっている。
「エレナ様、私がちゃんと起きていますのでゆっくりと休んでください」
ヴィルデが私に言う。
「ありがとう。
ちょっと横になってくるわ」
私は、動きやすい服装のまま周囲の物音や気配に気を配りながら馬車の中で横になり目をつぶった。
それから大分と時間が経ち、今はだいたい夜の二時頃だろうか?
ガサガサ!
と遠くの方で音が聞こえた。
一ヶ所だけなら何かの動物が通っただけだろうと思うが今回のは違った。
北の方向から何ヶ所も聞こえてくる。
私は、それを敵襲だと判断し叫ぶ。
「敵襲!」
その私の叫びに眠っていた護衛の人達や見張りをしていた人達が慌てて武器を構える。
「ちっ!気づかれたか!
お前ら!突撃だ!」
だいたい私たちがいる所から北に一キロ先から微かにそのような声が聞こえた。
「北の方面から敵襲!
馬車や非戦闘員の護衛に数人残し、残りで敵を殲滅する!
行くぞ!」
「「「おー!」」」
ヴィルデの指示に他の護衛達が返事をすし、敵に向かって突撃していく。
私は、空中に十本程の氷の剣を出現させ、敵のいる方に飛ばす。
護衛の人達は全員ネニュファール家の騎士で私が特殊魔法を使えるのも知っているので心置き無く使うことができる。
「何!?氷魔法だと!
何故あんな子供が特殊魔法を使って戦っているだと!」
そんな敵の言葉も無視して氷の剣を飛ばす。
「ギャアァァァーーーーーーーー!」
「うわぁぁぁぁーーーーーーーー!」
私の攻撃が当たったのだろう敵が声を上げて倒れていく。
それを聞きながら私は氷で剣を作り敵に突撃していく。
貴族の馬車襲うだけのことはあるらしく人数も百近くおり、強さもそこそこで護衛の人達が少し苦戦している。
私は敵の集団に着くと同時に氷の剣を振るい敵をなぎ倒す。
「何!?
さっきの子供剣も使えるのか!
しかも強いぞ!
みんな気をつけろ!」
敵の一人がそんなことを言う。
私は、また一人、また一人と敵をどんどん倒していく。
切る度に相手の真っ赤な血が私の服や顔につく。
血が目に入らないようにだけ気をつけながらまた次の敵に向けて剣を振るう。
勿論相手を傷つけ、殺していまうことに対して何も思っていないわけではない。
しかし、今は何も考えずただ相手を倒すことだけを考えて剣を振るう。
後悔や懺悔なんてものは後でいくらでもできる。
だが、ここで私がこのことに疑問を持ち、立ち止まってしまったら、リリが、仲間が、私自身が死んでしまうかもしれない。
それだけは絶対に起こっては行けない。
だから私は、涙を流しながら剣を振るう。
大切な人と自分を守るために。
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