決闘!
それから数分後。
「これで全部解除したわよ!」
魔法陣は……無いな。
魔力反応も……無し。
妖精は……元気に飛んでる。
「どうやらそのようだね」
「それなら、決闘を始めましょう!」
「やだ」
ガクッとする少女。
「そういえば名前は?」
「ユリーカよ!
ユリーカ・ナディア伯爵家!」
なるほど。
伯爵家か。
なら、この手が使えるかも。
「それで、たかが伯爵家の娘が侯爵家の娘の私に向かってその口の聞き方なのかい?」
なるべく威圧的な口調で。
それから辺りの気温を少し下げる。
あと、雲を呼び寄せて太陽を覆い隠す。
仕上げに目に赤いプラズマが揺れるようにして。
「え、ええ、そうよ!
その程度の脅しには屈したりしないわ!
そ、それとも、ま、負けるのが、こ、怖いのかしら?」
カッチーン。
「その決闘、受けようじゃないか」
「お、お嬢!」
後ろでアリーシャが驚いている。
「お嬢、何故受けるのですか!
受けた所で我々に得など有りません!
売り言葉に買い言葉ならば分かりますが、その顔からしてそういうわけでもないでしょう!」
「全く。
アリーシャは私の親なのかい?
それに学年のレベルを見るという意味でも、完全に無駄と言うことはないだろう」
ポケットからカードを取り出す。
カードには小型の魔法陣が書かれていて、起動すると早着替えが出来る。
何時もの制服に着替えると、召喚魔法で手元に崩城、砕城を呼び寄せる。
二つの銃をくるりと回し、ホルスターに入れる。
「さて、始めようじゃないか」




