腹黒ですね
いや~。渚さんの黒さがほとばしってます。この人だけは敵に回したくありませんね。
さて。今回は珍しい方が出てきます。彼の過去もいつか書きたいと思っているので、その時にもう少しあの二人の関係を明らかにしたいと思っています。
ではお楽しみください。
とある公園。彼が長期の旅に出ると言ったので、ここで見送ることになった。そこで、数人の大人の女性に囲まれて困り果てている悠紀を見た渚が突然こう言い出したのだ。
「あ~ぁ。私、もしお兄ちゃんと兄妹じゃなくて、悠紀と付き合ってなかったらお兄ちゃんと付き合ってた」
いきなりの爆弾発言。その場にいた(貴之を除く)全員(お馴染みメンバー)は例外なくフリーズした。唯一凍りつかなかった貴之はというと相好を崩し、軽々と渚を抱き上げると片腕に座らせる。
「俺も兄妹じゃなかったら渚と付き合ってたぞ」
更なる衝撃発言に悠紀が崩折れる。ズーンという効果音と暗い背景が物凄く似合う場面が出来上がってしまった。彼はとても暗い表情でブツブツ呟いている。
「そうだよなぁ。貴之さんカッコいいしイケメンだし仕事できるし人間できてるし強いし優しいもんなぁ。俺なんかより全然いいよなぁ」
耳を澄ませるとそんな呟きが聞こえてきた。彼を囲んでいる女性が口々に「カッコいい」やら「イケメン」やら言っているが、彼の耳には届かないようだ。
「ホントに!?嬉しい」
普段の冷静沈着としたキャラはどこへやら。すっかり恋する乙女モードに入った渚は貴之の首筋に両腕を回し、抱きつく。傍から見ると、バカップルがイチャついてるようにしか見えない。彼らの背景にピンクのハートが見えるようだ。悠紀の背景と対極だな。
「キャラ変わりすぎでしょ」
些か強張った顔でそうこぼす桜。その言葉に約三名を除いた全員が頷く。約三名の一人、悠紀は両手両膝をついて相変わらず落ち込んでいる。で、残りの二人は目を背けたくなるほど公衆の面前でイチャイチャしている。
「でも、悠紀の事も大好きだよ」
突然貴之の首から手を離し、彼の腕から降りると悠紀の方を見てそう言った渚。弾かれたように立ち上がった悠紀はそのまま渚を抱き締める。
「俺もお前が大好きだ!」
大声で宣言した悠紀を見て彼を囲んでいた女共は捨て台詞を吐きながら去っていく。抱き締められた渚は、悠紀からは見えない位置でニヤリと黒い笑みを浮かべる。何もかも計算済みだったってことか。悠紀もいいようにされちゃって。
「相変わらずいいように遊ばれちゃって」
その笑みを見て悟った桜達は渚の腹黒さを再認識したのであった。最初から渚の計画をわかっていた貴之は優しい眼差しで二人を見つめていた。
彼らがどれだけ相手を思いやっているのかは知ってる。どれだけ愛し合ってるのかも知ってる。
だからこそ、願わずにはいられない。
この二人が、ずっと一緒にいられるように、と。
決して知られてはいけない関係。知られたが最後、片方は殺され、片方は閉じ込められるだろう。
悠紀も渚も、それをわかっている。わかっていても、止められない思いがあるのだ。
二人がこうしてお互いの気持ちを言えるのは、寮内と、空峰家が所有する土地の中の恭哉と真夜が所有する場所だけだ。
「渚。悠紀」
名を呼ばれ、二人は貴之を見る。彼の右手と彼女の左手は固く握られていた。
「俺はお前らの気持ちを応援する。水龍のことを任せておけ。消すことは出来ないが、動きを止めることならできる。たとえ真海家全員を敵に回そうと俺はお前らの味方だ」
「ありがとう。お兄ちゃん。大好きだよ」
渚が泣きそうな顔で笑う。この関係がバレたとき、彼女の恋人は殺される。いつくるかわからない終わりに、彼女は日々、怯えている。
「安心しろ。いざという時は空峰と天空家が総力を挙げてお前らを守る。悠紀。三珠に散らばってる天空家の皆から伝言。「いつでも来い」だとよ」
力強く言い切る恭哉。その隣では彼の姉が腕を叩いてみせる。
「そゆこと。真海なんか一瞬でぶっ潰してあげるよ。ありとあらゆる手を使って、ね」
物騒なセリフをどす黒さ満点の笑顔で述べる桜。彼女の二人の兄も頷いている。
大丈夫だ。彼女達にはもう、彼女達を守ってくれる仲間がいる。そう実感し、彼は長い旅に出た。
「一年って・・・。一年も浮き草生活しとったんか?お前さん」
関ヶ原が突っ込むと貴之は「その言い方傷つくな~」とさほど傷ついていなさそうな軽い口調で笑う。南絃が眉間にしわを寄せ「無駄口叩くな」と吐き捨てる。どっちが子供かわかったものではない。
「完成や」
関ヶ原の声で貴之はひゅうと口笛を吹く。彼らの横にある壁には複雑な文字で描かれた円状の陣が淡い翡翠の光を放って明滅していた。
「追っ手が来た。急いで転移しろ」「居たぞ。橋の下だ!」
目を閉じていた南絃が発した声と追っ手の叫びが重なる。南絃と貴之が陣に触れ、関ヶ原を見る。関ヶ原は二人と目を合わせると同時に陣を拳で叩き、異能を発動させる。
「発」
刹那、三人の姿は翡翠の光に呑まれてあっという間に消えた。
「A班から報告。目標に逃げられました」
『追えるか』
追っ手が持っている無線から若干割れて聞き取り辛い少女の声が出た。追っ手は無機質な声で続ける。
「三人のうち一人が転移系の異能者らしく、追跡はほぼ不可能かと」
少女はちっと舌打ちする。あとで小言を食らう羽目になった。これほど不愉快なことはない。
少女は苛立ちを隠そうともせず黒茶色の髪を跳ね上げ、近くの壁を力一杯蹴る。それだけで頑丈な壁に亀裂が入る。それでもイライラがおさまらないのか怒りの矛先を部下に向ける。
「全追跡部隊に告げる。転移先の捕捉を始めろ。大体の見当がつき次第私に報告。余った者はここを発つ準備を。以上」
一方的に無線に言い放つと部下の返事を聞く前に無線を切る。少女の体を不気味な黄緑色の雷光が覆っていく。黄緑色の瞳が剣呑に細められる。
「沫雪 貴之。貴様の命は私が狩る」
静かな宣言と共に少女の姿は雷光の中に消えた。少女の立っていた場所には不気味な雷光が走っていた。
空峰財閥本社。そこに、荒々しい足音が響く。
「これは千夜様。影満様はただいまお休み中でございます。本日はどういったご用件で・・・千夜様!」
扉の前に立っていた顔見知りのタキシード姿の男性が制止しようとするのを押し退ける。
バン
力任せに開かれた扉が壁にぶつかり跳ね返る。それを無視してツカツカと部屋の中心に据えられてる立派な執務机に歩を進め、その机に思いっきり両の手を叩きつける。机の上に乗っていた書類が一瞬浮き、下に落ちる。
「どういうつもりだ!」
「空峰財閥の会長ともあろうものがずいぶんと荒々しい入室の仕方だな。私はそんな入室の仕方を教えた覚えはないぞ。千夜」
ドアの近くで佇んでいるタキシード姿の男に片手を振って下がらせ、千夜と呼んだ男を見上げる。
「あんたに教えられたこと?実の息子を監禁することか?決められたスケジュール通りに日々をこなすことか?すべてあんたの言うとおりにすることか?はっ。ずいぶん常識はずれなことを教えてくれたもんだな」
皮肉な口調に嘲笑を混ぜて自身の名を口にした人物を睨みつける。正面に座っている人物は両手を組み、その上に顎を乗せた格好で睨みつけてくる紅い眼光を真っ向から受ける。
「それがお前のためだからだ」
「俺のため、ね。俺のためを大義名分にあんたはずっと俺を縛り続けてきた。あの日からッ」
激情がほとばしりそうになり、そこで言葉を区切る。紅い瞳に形容し切れない怒りの感情が渦巻く。それなのに表情にはなんの感情も出ていない。
「お前は私の後継者なのだ。そして、ゆくゆくはお前の息子が跡を継ぎ、その息子が令嬢と子を成し、継いでいく。それがお前らの宿命なのだ」
「俺の、俺らの息子の未来を勝手に決めるな。俺の息子達にはあいつらのやりたいようにやらせる。こんな腐った空峰は、俺の代で、終わりだ」
ぐっと顔を近づけ、一言一言断言するように言い切る。その語調には強い意志が込められている。何が何でも成し遂げるという、強い意志が。
「そんなことさせると思っているのか」
「やるさ。そのために空峰に戻ってきたんだ」
暫しの沈黙が満ちる。次に口を開いたのは千夜の目の前にいる彼の父親だった。
「婚約発表は三ヶ月以内だ。それまでに身辺をきれいにしておけ、と恭哉に伝えろ」
「俺の息子の名を気安く口にするな。あいつはあんたの物じゃない。もちろん空峰を繁栄させるための生贄でも子を産ませるための道具でもない。俺の大事な息子で、直の宝物だ。貴様の好きにはさせない」
きっぱり断言すると身を翻し、来たときとは対極に静かに退室する。扉の向こうに消える間際、千夜の紅の瞳が真っ直ぐ父親を射抜く。その瞳には冷たい殺意が込められていた。
「俺の息子達に指一本でも触れてみろ。貴様は俺が殺す」
その言葉を最後に、彼の姿は扉の向こうに消えた。
三珠の高等部は妙に生徒達がそわそわしていた。理由はSHRのときに流れたあの放送が原因だろう。
『文化祭まで残り十日をきりました。本格的な準備を始めるとしましょうか、皆さん』
という内容の校長による宣言。十中八九これのせい。
「今日の授業は午前中で終わり。四時間目がランクごとに分かれての授業だ。ランク昇格試験の説明と自分の異能の再確認。午後は全て文化祭準備。以上」
必要な事項だけいうと永久先生はさっさと教室を出て行く。残された生徒達は歓喜の声をあげていた。
「文化祭ねぇ。ウチのクラスはなにやるんだっけ?」
「縁日だってさ。龍護さん達のクラスは?」
「喫茶店だってさ。春兄と螢兄は喜んでたよ。龍兄ははっきり「めんどい」って言って嫌がってたけど」
「そうだ。そういえば久遠君って何組?」
「D組だよ。瑠璃と同じ」
「Dか。確か異能でバトルとかふざけた案を出したクラスだね。通ったけど」
渚が渋い顔で呟く。校庭をすべて使ってやるという今までにない案だったので春が二つ言葉で了承したのだ。悠紀が猛抗議していたが、まったく聞く耳をもってもらえなかったらしく珍しくへこんでいた。
「二人共~、一時間目生物で移動だよ?早くしないと間に合わないよ~」
「ヤッベ、忘れてた」
「美優ちゃん、待って」
桜と渚は慌てて生物の教科書と筆記用具を持つと美優のあとを追う。その三人の背中に切羽詰った声がぶつかった。
「良かった、まだいた。天空!ちょっと来てくれ」
「どうかしましたか?灰谷先生。渚達は先行ってて」
「はいよ。行こっか、美優ちゃん」「うん。先生には言っとくね」
「頼んだ」
足早に去っていく美優と渚を見送り、桜は目の前で上がった息を宥めている灰谷と呼んだ先生を見つめる。彼の名前は灰谷 雨月。この学校で数少ない無能力者で教師だ。教科は数学。瞳はブラウン、髪は黒。常に眼鏡をかけていて眼鏡を外した姿は誰も見たことがない。比較的温厚で知られる先生だ。
「たった今侵入者が校内に入ったという情報が入った。数は三人。天空 恭哉にはもう知らせてある。二人で侵入者を捕縛してくれ。場所は高等部側の森」
「わかりました。すぐに向かいます」
「そうだ。これを持っていくといい。今持っていないだろ?」
そう言って渡されたのは“空の珠”の手錠が三つ。生徒会・執行部の全員は必ず持っていなくてはいけないのだが、桜は重くて邪魔という理由で鞄に仕舞ってある。
「ありがとうございます。助かります」
手錠をポケットにいれ、指輪を外し同じくポッケに入れると灰谷に目礼して早足に二階へ向かう。
“空の珠”は異能者に直接触れてない限り異能者自身の異能を抑えることはない。異能者が持っているのは内からの異能を抑える珠。つまり身に着けている者の異能だけを抑える珠だ。手錠もこの珠で出来ている。鉄格子は下の珠だ。この珠は俗に“対内的空珠”と言われている。
ちなみに三珠の生徒や教職員、三珠に属している者全てが持っている指輪はこっちだ。
無能力者が身につけているものは違う。世に出回っている“空の珠”は外からの異能を防ぐもので、ポケットにあろうが鞄にあろうがその珠の感知範囲内で異能を察知した途端、“空の珠”は存分に効力を発揮する。もちろん大きさによって効力は違うが、小さいものでもランク『A』までの異能なら完璧に防ぎきれる。この珠は三珠では“対外的空珠”と言われていて、世間的に“空の珠”と呼ばれているのはこっちだ。
二階まで下りるとめんどくさくなったので近道とばかりに窓から下へ飛び降りる。
「遅いぞ」
着地と同時に不機嫌そうな恭哉が立っていた。桜は少し戸惑いながらも恭哉に駆け寄る。てっきり先に森へ向かったとばかりに思ってたのに。
「森じゃなかったの?」
「お前を待ってたんだよ。桜ならここから飛び降りるだろうと思ってな。行くぞ」
「うん」
念の為腰に太刀を出して森を目指す。数は三人。相手が異能者だった場合こっちのが不利だが、無能力者だった場合は有利に事が運べそうだ。
「指輪、外したか?」
「もちろん。外さないと武器しか使えないじゃん。そんなドジは踏まないよ」
「前科者がなにを偉そうに」
「そう言う恭哉だって」
ふん、とそっぽ向くと恭哉は苦笑して「拗ねんな」と頭を撫でてきた。桜はふて腐れたように頬を膨らませ「子供扱いすんな」と恭哉に蹴りを入れる。
ふざけ合いながらも森に着き、詳しく話を聞いてきた恭哉の指示に従って森の中を慎重に進んでいく。
「・・。・・・どっ・だ?」
途切れがちに、だが確かに人の声が風に流れて聞こえてきた。恭哉と桜は顔を見合わせ、声のしたほうへ歩を進める。
「知・・・・わ。俺は・・・・・・・・れてん通り転・・・・だけや」
「・・べこべ言わず・・・・・・・・・。学校の敷・内に変わ・・ない」
桜は記憶を掠めるような違和感を覚えて首を傾げる。この声、なんとなく聞き覚えがあるような・・・。気のせいか?
恭哉もなんとなく引っかかるのか眉根を寄せている。その間にも声はよりはっきり聞こえてくる。
「もしかして、転移ミスとか・・・・・・とか」
「俺の異能を馬鹿にしとるんか!?あんさん!」
「貴様ら、うるさいぞ。口を動かす前に足を動かせ」
近づけば近づくほど声はクリアに聞こえてくる。桜は顔を輝かせた。この声は間違いない。
「南絃!関ヶ原さん!」
「ん?今俺を呼ぶ声が・・・」
「桜だ。おおかた侵入者の気配を察知した教師が寄越したんだろう」
南絃のセリフが終わると同時に桜が恭哉を引き摺って現れた。三人の姿を見て桜は嬉しそうに笑み崩れる。
「やっぱり南絃と関ヶ原さんだ。・・・と、まさか貴之さん!!?」
久しく見る顔に思わず目をむく桜。恭哉も驚いたように軽く目を見開いている。(一ヶ月前会ったのを抜くと)実に一年ぶりに見る顔だ。貴之は二人の驚きように苦笑する。
「そこまで驚かなくても・・・」
「一年間も音信不通やったお前が突然現れりゃ誰やって驚かはるやろ。当然の反応やと思うわ」
関ヶ原が軽い口調に少量の呆れを混ぜながら貴之を小突く。貴之は「音信不通ではないですよ。手紙送ってましたから。月一で」と反論する。
「侵入者を発見しました、南絃達です。・・・・ええ、間違いありません。・・・・はい、わかりました。すぐに向かいます」
常に身に着けるように言われている仕事用の携帯でどこかへ報告している恭哉。桜は南絃と難しい顔をして何かを話している。
「生徒会室に行くぞ。校長が呼んでる」
「全員か?」
「そうだ。ついて来い」
恭哉は踵を返して歩き出す。その後に貴之、関ヶ原、桜、南絃と続く。森を抜けると校庭では授業中らしくサッカーボールがあっちこっちで飛び交っていた。恭哉の瞳がキラキラ光る。
「混ざってくれば?」
「誰が!」
それを見逃さなかった桜がからかい口調で前方に声を投げると恭哉がムキになって噛み付いてきた。図星だったらしい。耳まで真っ赤だ。ちょっと可愛いかも。
桜がこみ上げてくる笑いを必死に噛み殺していると恭哉の足が飛んできた(もちろん手加減してる)。それを避けて「ごめんごめん」と謝ると「笑いながら謝んな!!」と怒号が飛んできた。
「ごめんって・・・照れてる恭哉、可愛いよ」
わざと語尾にハートマークがつきそうな言い方をすると恭哉の顔が更に赤くなり早足に校舎に向かう。
千夏 「プロフィールですよね。名前は夕空 千夏。年は16。身長170㎝。体重48kg。血液型はO型です」
桜咲 「ちょっと待ってください。痩せすぎじゃないですか?色も他の人と比べてずいぶん白いですし血管見えてるし・・・大丈夫ですか?」
千夏 「心配してくださってありがとうございます。でも大丈夫です。確かに桜達と比べたら色白かもしれませんが、ちゃんと食べてますし病気にもなりませんから。私、食べても太らない体質みたいなんで、痩せてるように見えるのはそのせいでしょう」
桜咲 「(違うと思いますけど・・・。ていうか羨ましすぎる体質だな)。話が変わりますけど千夏さんの異能は『限定氷雪』。春さんの異能は『速度』ですよね。なぜ螢斗さんと桜さんのように異能が同じとか性質が似通ってないんですか?遺伝的異能ですよね?」
千夏 「私もお兄ちゃんも遺伝的異能ですよ。兄妹でも髪質が違ったり顔立ちが違ったり体質が違ったりするでしょう?それと同じです。私の異能はお祖父ちゃんから、お兄ちゃんの異能はお母さんから遺伝したんです。私の場合は武器もお祖父ちゃんと同じですけどお兄ちゃんの武器はお父さんのなんですよ」
桜咲 「そういう遺伝的異能もあるんですね。ではプロフィールの続きを」
千夏 「好きなこと(もの)は料理と編み物。好きな言葉が何事にも全力を注ぐ。嫌いなこと(もの)は運動。怖いことは・・・夢が終わってしまうこと、かな」
桜咲 「お母さんみたいな人ですね、千夏さんは」
千夏 「よく言われます。そんなにお母さんっぽいですかね」
桜咲 「ええ。雰囲気というか空気というか・・・。そういうのがお母さんっぽいです。では最後の一言をお願いします」
千夏 「喧嘩するのはいいけど皆怪我しないようにね」
桜咲 「(やっぱりお母さんっぽい)」




