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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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人材不足である

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 4月1日。また歳を重ねてしまった。アラサーである。25歳になってしまった。人間なら既に行き遅れ状態になっている訳なんだが、俺はエルフ。エルフで25歳とかまだまだ子供なので、行き遅れる心配がないのがいい所だ。適齢期が大体100歳から500歳っていうしな。まだまだ大丈夫。まだ遊べる。独身貴族で居られるのも今の内なんだよ。どうせ500年後には世継ぎの話が出てくるんだ。それまではまだ遊べる。貴族にエルフが居ないのは、人間が覇権を握りたいからってのもあるんだろうけど、面倒な貴族なんて何百年もやってられねえって感じで、寿命が長い連中は止めていった可能性もあるよなって思う次第だ。人間の寿命だから貴族で居られるって感じなのかもしれない。


 新しい年になったことで、去年から教育していた教師たちが羽ばたいていった。学校システムの導入である。出産一時金を出した関係で、子供が増えることが危惧されている。なので先手を打って先に学校を開設するのだ。まあ、利用者は少ないだろうけどな。午後から3時間程度の勉強時間しか無いし。教えるのが国語と算数だけなんだからそれでも十分に時間を取ってあるとは思うけどな。社会なんて教えてもあまり意味がないし、理科なんてそもそも無い。科学が正しいかどうかなんて解らないんだから。魔法学なら教えてもいいけど、そもそも教師に魔法を教えるだけの知識が無い。作るのであれば、その内専門学校を作ることになるんだろうとは思う。


 まあ、魔法学に関しては、別に人が教えなければならないって訳でもないんだよな。召喚獣でも良いんだよ。魔法体系は同じなんだから。属性が偏ったりはするかもしれないが、そもそも適性を調べてみない事には始まらないんだ。俺だって土属性の魔法と解ったのはかなり後の話だしな。魔法が使えるって事だけ解れば良いのかもしれない。それもやるのであれば、国を統一してからの話になるとは思うけどな。純粋に魔法技術をばら撒くのは統一してからじゃないと怖いってのがあるんだよ。強力な魔法を使えるようになるには時間がかかるとはいえ、対人戦で相手の手札を増やすのはよろしくない。


 そんな訳で、魔法学校はまだ。作るにしても10年後か20年後だろうな。まずは内乱を起こして、勝たなければならない。国が1枚岩にならないと広めるにしても怖いんだよ。統一するまでにどの位の年月がかかるんだろうか。少なくとも1年じゃあ終わらないだろうしな。でも、3年で終わらせないと、外敵の脅威があるからな。内乱に乗じて攻め込んでくる可能性もあるし。特にリッテル王国とかな。そっちは要警戒なんだよ。他の国もある程度警戒しておかないといけないとは思うけど。


「なんだかんだと言っても、出来ることが少なくなってきたな。リソースが足りない。労働力がどうしても足りないんだよな。やりたいことは多くあるんだけど、どうしてもな。奴隷もこんなに集めているのに、まだまだ欲しいんだから、どうしようもないよなあ。今後は奴隷の数も減っていくって言うのにさ」


「人手不足なのは良い事ですよ? 人手が余るよりは余程いいです。ですが、奴隷が減るというのは解りませんね。奴隷が減る代わりに孤児が増えるので、結果的には大して変わらないという結果になるとは思いますが」


「でしょうな。この1年だけでも出生率はかなり向上しました。その分孤児が増えると思われます。若干の空白期間はあるでしょうが、孤児から奴隷へとなるルートも開拓されるでしょうし、そこまで心配することでは無いですな。寧ろ労働力不足を歓迎した方がいいでしょう。余っている状態こそ不健全ですので。世の中にはスラムなどで労働力を余らせる方が良いと考える統治者も居ますが、己は労働力は足りないくらいで丁度いいかと考えます。本当に必要であれば、他から回せば良いだけの話なのです。皆が皆、望んだ仕事に就けるとは限りませんからな」


「そうは言ってもな。一定数の失業者を抱え込まないといけないって聞いた事があるんだけど。誰もが働きたい場所で働けたらそれは最高だろうけど、そうも言ってられないからさ。そういう人が挑戦するにしても、仕事をしていない人たちが必要なんじゃないのか?」


「善し悪しがありますね。余裕がある方が良いと考える統治者は、緊急で何かをしようと考える傾向があります。特に災害などで単純労働力が欲しくなる場合なんかがそうですね。その時に他から労働者を回す必要が無いという点で、余裕がある方が良いと考えるのでしょう。ですが、その労働者たちは専門家ではありません。あくまでも単純労働しか出来ないのです。ですから、効率は落ちるでしょうね。逆に余裕がなく回している統治者は、内政を完成させたいと考えている可能性があります。突発的な何かが起きたとしても、その時はこの人材を派遣すればいいと既に決まっている状態が望ましいと思っていると言う事ですね。突発的な仕事でも専門家集団が行う事で、早期に対応が出来るのが強みです。ただ、新しい試みを試そうという時には、人員の配置を考えたりと組み換えが面倒になりますが」


「最悪は冒険者を雇うという考えで居れば良いかと思われますな。労働者が足りなければ、冒険者で補えばよろしいのです。それなりの金銭を要求されるとは思いますが、余裕を持って、遊ばせておく労働者を出すよりは、冒険者という最終手段を持ちつつ、余裕のない人事で行う方がまだマシでしょう。事業を拡大したいのであれば、この際ホムンクルスという手段も取れるようになりました。リソースを余らせるよりは、最大まで使っているという状態を維持した方が今のところは良いかと思われます。まあ、それでも余裕をというのであれば、なんとかして奴隷を集めるしかありませんな」


「既に近くの貴族家から奴隷を買い漁っているからな。余裕は何処にも無いと思うんだよ。どうするべきなんだろうな? 何が正解なのかは解らないからなあ。労働力を確保しても直ぐに使ってしまうから、余裕なんていつも無いんだよ。ギリギリで回すしかないんだろうけど、中々難しいんだよな。召喚獣やホムンクルスで代用できるところはしていきたいとは思っているが、それでも召喚石が大量に必要になって来るし、そうなってくると、冒険者をダンジョンに向かわせないといけないという事が始まってくるからな。冒険者が思ったよりも休むから、ダンジョンの成果物も徐々に落ち着いてきているんだよな。一時期はもの凄い増加したんだけど」


「ダンジョンの攻略法が浸透したタイミングですね。高止まりしている状態ですので、悪い事ではないのですよ。お金に余裕があっても、ダンジョンに潜る冒険者が居るのですから、そこまで悪い訳ではありません。余裕が無いなら潜るしかないので、ダンジョンの成果物は結構いい感じに集まっているとは思いますよ?」


「ですな。問題があるとするのであれば、兵士の数が心もとないと言う事でしょうか。今で25000人程度。もう少し余裕を見ておきたいというのは解らないでもないですな。内乱までには50000人ほどの兵士が欲しいものです。ですが、奴隷の数も考えると、難しい所ですな。それ程までは揃わんでしょう」


 だろうな。兵士の数か。ダンジョンの周回方法が広まって、冒険者が金を持ち出したのは良いんだよな。それは良いんだけど、集金する場所が少ないから、冒険者がサボりがちなんだよな。もっとダンジョンに行けばいいのに。兵士に周回させるにしても、兵士になる人材が足りない。奴隷の数が足りないんだよなあ。やっぱり人材は余っているくらいで丁度いいんじゃないだろうか。

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