奇妙な物体との出会い
初めて書く物語です。
まだまだ駆け出し、というより、全くの初心者ですが楽しんでいただければ嬉しいです
「ああ・・・・・・」
ジリリーン!ジリリーン!と、けたたましく鳴り響いた目覚ましの音に机に突っ伏していた少年は一度ビクッとしたあと、腕から顔を離し少し呻いた。そして耳障りな音を止めるために目覚ましをたたく。
「あーくそ、やっちまった」低い声でつぶやく。
時計は6時半を示していた。
あーあ、いうえお
机の上に開かれたノートと積まれたワークの山に目をやり心の中でつぶやく。山といっても3冊だけだったが十分に量が多い。
ああ、あと数学が6ページに漢字が13ページそれと古典のワークが4ページか英単語は・・・調べ終わってるな。ノートに目をやりうなづく。
ワークは電車の中でやるとして、数学は昼休みだな。
問題は漢字か・・・どう見積もっても夕方の部活におくれる。
まあ学校で考えるか。そろそろ用意しないと朝練に遅れてしまう。携帯に目をやりあと25分だなとつぶやく。
と、そこへメールがきた。
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リョータの分の練習着代まだやから
できたら今日持ってこいよ(^^
1154円
by部長
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あー、そやったな。
少年、いや、亮太はつぶやいた。財布を確認すると1200円入ってた。これでまにあうか・・・
*****
29分後に亮太は家を飛び出した。
やばいな。
駅の駐輪場までは7分かかる。電車が出るのは8分後だ。
それに雨がふっているせいで少し遅くなるだろう。傘をさしながら亮太はできる限りのスピードで自転車を走らせた。
ああ、ちくしょう!
亮太は電車が出発するのを見た。
もういいか、亮太はヤケクソになって家に帰りかけた。自転車をUターンさせこぎだしたとき・・・・・・・・・
ツルッと横にタイヤがスベった。
あぶな!
亮太は、とっさに足をついた。
そして・・・・・・
自転車をおりた。
すぐに自転車をこぎだそうとしたのだが、妙なものを見つけたのだ。おそらく自転車がスリップした原因であろうものが・・・・・・
それは透明な物体だった。
透明とはいえ、無色透明ではない、綺麗な青色をしていた。
ヘドロか何かか?一瞬思ったがすぐに思い直した。
こんな綺麗なヘドロがあるわけがない。
・・・・・・・・・・・・・・・
⁉︎
なんだ?
奇妙なヘドロのような物体が動いたのだ!
いや、雨で流れただけかもしれない。
なんとなく好奇心を煽ってくるその物体を亮太はさすがに手で掴むのははばかられたので、カバンにあったビニール袋を手袋がわりにし掴み、そのまま袋に入れた。
*****
すっかり学校へ行く気のなくなった亮太は学校を休むと連絡を入れると、机の上に新聞紙を広げその上にビニール袋をおき、先ほどの奇妙な物体を置いた。
「それにしても、なんなんだろうな、これは。ゼリーのようでそうでない。これはもしか・・・・・・・・・」
亮太は、つと口を閉じた。奇妙な物体が、これまた奇妙な動きをしたからだ。
真ん中がぷっくり盛り上がりまるで立ち上がったかのようにゆらりとなり、お茶碗をひっくり返した時のご飯のような形になった。さらにその一部を少し離れたところにあったビニールの上の水滴に向かって伸ばしたのだ。
亮太は目にしたものが信じられなかった。奇妙な物体が意思を持っているかのように動いたのだから。
気持ち悪くなった亮太は、台所からライターを持ってくると、燃やしてしまおうとした。丸めて捨てても良かったのだが、ゴミ箱から這い出てきそうな気がしたのだ。
だが、燃やしてしまえば安全だろう。殺菌にもなる。
殺菌にもなるーーここで亮太はどきりとした。もしかすると、これはアメーバの集合体なのではないか・・・と
アメーバの集合体というものが何なのか知らないがどちらにしろ、病原体などを持っていそうだった。
亮太はなぜこんな物を持ち帰ったのか、おまけに学校を休んで研究しようと思ったのか自分で自分を訝しんだ。
とりあえず、焼いてしまおう。
亮太は慎重にその奇妙な物体を燃やそうとした。が・・・・・・・・・・・・
亮太の耳に声が聞こえた。
『燃やさないで』
幻聴かとも思ったがハッキリその物体から聞こえた。
『僕はスライムです』
亮太は、いよいよヤバいぞと思った。頭がおかしくなったのかもしれない。4日前に母校へラグビーの練習を見に行き同期の仲間とコンタクト(ぶつかり合い)をして脳震盪になったのだ。
『信じてください』
亮太は、まだライターを持っていたが、もう燃やそうとは思わなかった。なんとなく、燃やすと後味が悪くなりそうだったからだ。
そこで亮太は名案を思いついた。元あったところへ捨ててこればいいのだ。なぜ思いつかなかったのか・・・
『あの、もしよければ水が欲しいのですが・・・』
またも聞こえた声に亮太はどきりとした。
「これは一体なんなんだ?」亮太はつぶやいた。
『僕はスライムです』またも同じ言葉が聞こえる。
まさか、こんなことがあってたまるか!
亮太は、焦りながら心の中で叫んだ。が、それに追い打ちをかけるようにまたもや『水をください』と聞こえた。
亮太は、自分を落ち着けるため、コップに水を注いで飲んだ。三杯ほど飲むと、少し冷静になれた。
コップにもう一度水を汲み、奇妙な物体、もといスライムにかけてみた。
すると一気に水を吸収し、もともと綺麗だと思っていた青色透明が一層澄んだ色になった。
「お前がスライムだと言うのなら証拠を見せてみろ。」
亮太は話しかけて、自分で何を言ってるんだと思った。こんな生物とも思えぬものが喋るわけがない・・・いや、確かにさっき喋っていたか・・・?
『さっきから貴方は私を認めまいとしているようだ・・・そうですね。証拠をお見せしましょう。』
「ちょっと待て、なぜ認めまいとしていると思った?」言いながらなぜ自分は普通に会話をしているのか不思議だった。
『スライムには、人の考えていることがわずかながら読めるのでね。』
『とりあえず、証拠をお見せしましょう。』
言いながらスライムは崩れていった・・・。
どうでしたか?
面白いと思っていただければ嬉しいです。
主人公が最初課題を終わらせずに寝てしまい起きてくる、というのは自分が今テスト期間なもので普通より少しリアリティがあるので始まりをそれにしました(笑
もっと文章が上手くなるよう色々と研究しようと思います。




