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第六話 不完全
「あたしのようなあたしじゃないような」
チヤは頬に指をあて不思議がる
「どっちでもいいじゃねーか!
そんなもん」
あれだけ暴れまわったのに
呼吸一つ乱さない世良
不思議な二人だーー。
ヒカルはふとチヤに視線を送る
チヤはヒカルの視線に気付くと
ヒカルの元に歩いていく
「君…バグ?」
口を挟む世良
「ちげーよ欠片だ」
なにを言っているんだろう…
「チヤも3割だな」
世良が女性の名を呼ぶ
「あんたはなんか覚えてるんだけどね」
「オレはヒカル」
チヤが蔓延の笑みを浮かべる
「懐かしいけどね」
世良が笑う
「ちげーねーや」
Warning Warning
「でけーのくるな」
ーと世良。
ヒカルがスパークする
白い絹のような細い腕
チヤだ
「ヒカルくん…
盛大なはじめましてするから」
世良は笑いながら舌打ちする
「ばかばかしい…」
ー来る!
今までの管理システムとは
比べ物にならない位大きな影
チヤが敵を指で刺す
歪む
収縮する
ーー理解が追いつく前に
一閃
管理システムが
瞬く間に
光に呑み込まれ消える
指先をフゥ~っと吹き
カッコつけるチヤ
「おわりー♪よろしくヒカルくん」
無邪気な笑顔
本当の人間のようで
人間より人間らしかった。
ーチヤ
君は…
君達は
何者なんだ。




