150、どんでん返し
「まったく、嫌になるな……」
出来ればなのだが、王者と戦うなら自分の監視の元で行って欲しかった。
アレンは勇者一行の誰よりも強い。
強くなる感覚を噛み締めて、自分よりももっと強い化け物に叩き伏せられて、自分よりも弱い者を殺してきた。その人生は、閉じた世界で己を磨いただけの不良とも、鬱屈して動けなかった子どもとも、戦いを嫌う正直者たちとも、どれともかけ離れた時間を過ごした。
彼は全ての強さを垣間見てきた。
そうやって、彼は研ぎ澄まされてきた。
アレンは、ちゃんと勇者一行を上手く導ける。
危なくなれば障害を弱め、ちゃんと安全に乗り越えられるように調整するだろう。
アレンは何でも出来るのだ。
そうある事を、自分に課しているのだ。
何でも出来るからこそ、これからも自分がやってけると認識出来る。その何でも超人様が見てやるのだから、上手く行かない訳がないと確信している。
アレンが居るから丁度良く戦える。
アレンが居れば上手く立ち回れる。
アレンが何とかするから、誰も欠けずに、万全に事をなせるのだ。
間違いなく、そういう未来に持って行ける。
「はは……」
しかし、油断しすぎた。
きっとこの場でずっと死んだふりして聞き耳立ていたであろう敵は、この瞬間を待っていたのだろう。
どこぞのバカ娘が場を掻き乱すのは想定外だっただろうが、勇者一行のだれかが、いや、アレンが油断するまで待ち続けるつもりだったはずである。
本当に執念深いことで嫌になる。
こういう可能性も考えていたアレンからすれば、あの隙を作ったのはいただけなかった。
どうにも、詰めが甘かったらしい。
同僚のバカ女と、とてつもない鬼師匠たちから散々教わった事だが、どうにもまだ染み付いていない。
自分の力量からすれば、そこまで気を張っていなくても大抵の障害を捻り潰せるのだ。この油断も、ある意味仕方がない事なのかもしれない。
本当に、くだらないミスだ。
「…………」
言葉で集中を乱された。
だが、久しくなかった事をした気がする。
注意を乱されたのも、誰かの言葉に苛立ったのも、人間らしく嫌悪を露わにしたのも。
これまで、そんな暇すらなかった。
正直、アレンは己の精神は既に成熟しきっていて、何をされても揺れるものではないと自負していた。だが、ただの子どもの駄々のせいで、勘違いだと気付いてしまった。
これを良かったと言うべきか、今じゃないだろうと嘆くべきか。
いや、考えるまでもなく嘆くべきだった。
この段階で修整しなければならないなど、笑い話にするには深刻過ぎる。
自分を見つめ直すには、いい機会だ。
目的を果たすためには、最悪の失敗だ。
最善手から外れたのなら、もう次善、いや三善に縋り付くしかない。
そして、三善ともなれば半ば賭けになる。
アレンが嫌いな、不必要な危険性。わざわざ地雷原を歩むような、不毛でしかない方法。努力を怠った結果やって来る、最悪でしかないツケ。
実力不足という不本意な事実を受け入れるだけ。
「チッ……!」
アレンのこれからの仕事は、作った舞台を壊さぬように整えること。
降りかかる火の粉を自力で払えるように、全力で勇者一行を支えることだけだ。
※※※※※※※※※
皆、その瞬間啞然としていた。
アレンとラトルカの一悶着。
それはまあ、別に構わない。
これまで不和はいくつもあったし、その度に何となく深刻にはならなかった。しかも、ラトルカはそういうものを持ち込んできたし、アレンは上手くやり過ごすだろうという信頼があったのだ。
特に口を挟むべきではないと、リョウヘイたちは黙って会話が終わるのを待っていた。
予想していた会話と毛色が違ったが、内容を聞く限りではむしろ、ラトルカの歩み寄ろうとしている姿勢と、アレンの事が少し見えてきた事に安心感を覚えていた。
だが、その次に驚愕が彼らを襲う。
アレンがラトルカを突き飛ばしたのだ。
不機嫌そうな彼の顔が嫌に目について、驚いたラトルカの顔が焼き付いた。
一瞬事を構えたのかと不要な心配が湧き上がったが、即座に違うと理解した。
何故なのか、理由は分からない。
突き飛ばした程度が暴力と呼べるほどではなく、むしろ庇うかのように見えたのか。アレンが苛立ちに任せて暴力を振るうとは思えなかったのか。それとも、何か良くないものを感じ取ってしまったのか。
だが、今その事を考えても意味はない。
何故なら、既に事態は動いていたからだ。
「が、はっ……!」
鮮血が飛び散り、辺りに広まる。
苦痛に満ちた声が遅れて耳に届いて、そこから思考を正常化させるのにはさらに時間を要する。
だが、その場の全員がしかと目撃していた。
黒いモヤが、アレンの心臓を穿っている所を。
「は、え……?」
「…………!」
目の前のラトルカは、動けなかった。
圧倒されて、どうにもならなかった。
だが、仕方がない事だったと諦めざるを得ない。
その時動けたのは、二人だけ。
本能的に危険を察知してラトルカを抱きかかえ、アレンから引き剥がしたカイル。そして、受けた攻撃の対処に追われたアレンの二人。
天性の才が、二人に最善を取らせたのだ。
カイルがラトルカを救出した瞬間、アレンは神聖術を爆発させた。
そこまでして、ようやく他の三人は、この緊急事態を呑み込む事が出来た。
「は、は、は、」
「何が起こったの!?」
「アレン、大丈夫か!」
アレンにリョウヘイとアイリスが駆け寄る。
すると入れ替わるように、アレンの心臓から黒いモヤは離れていく。
すると、栓がなくなったのか、出来た穴からゴボゴボと血液が溢れ出た。
しかもその血と、傷口から溢れる血の色がどんどんとドス黒い色に変わっていく。血の匂いなど知り尽くしているが、それとは違う異臭が漂っていった。
これは確実に致命傷だ。しかも、明らかに普通の致命傷ではない。
とにかく早く治さなければ、本当に死んでしまう。
「アレン!」
その事実を感じ取り、アイリスは即座に行動に移そうとした。
すなわち、アレンに対する神聖術の行使。
だが、その技は乱れていると言わざるを得ない。
普通の神官ならば、まともに術が発動しない。焦りや恐怖は確かに祈りの力を高めるが、それは祈りに不純物が含まれるという事に他ならないのだ。
神官はただ感情に支配されるのではなく、それを焚べる事が出来る人間のことをいう。
だが、アイリスはこの時だけは乱れていた。
けれども、溢れ出す神聖力で、乱れすらゴリ押ししてしまおうとしていた。
再生と解呪の並行処理。
とても繊細な技術が必要となる作業だが、きっとこれなら何とかなる。
即死さえしなければ、絶対に死なせないという神子の権能。
まさに神の奇跡が発動しようとしていた。
だが、
「やめろ」
「……え?」
アレンが、アイリスを押し退ける。
しかも、彼がアイリスの肩に触れた瞬間に術が霧散した。
アイリスは何をされたのか理解出来なかった。
アイリスの神聖力を外部から操ってみせるなどという神業を瞬時に行ったのだから、分からなくて当然である。
さらに、アレンの胸の中心にポッカリ空いた穴が塞がっていく。
普通の神官には到底こなせない速度、効果だ。
「あ、れん……?」
「俺の心配はするな。別にこれくらいの傷は、どうってことない。それより、備えてろ。これからが本番だ……」
二本の足でしかと立ち上がるアレン。
ただの一度とて、アレンはその膝を折る事をしなかった。
何事もなかったかのような口調で話してはいるが、明らかに顔色が悪いのは隠せなかった。
傷は塞がりかけていても、傷口に留まっている呪いは変わらずそこにある。作り直しかけの心臓をもう一度握り潰してやろうとアレンを蝕んでいく。
だが、アレンはまったくそれに気をかけない。
射殺さんばかりの鋭い視線を、黒いモヤに向けている。
「まったく、理性を取り戻すにしても、もっと弱ってからで良かったのにな……なんでこう、希望通りにならないのかねえ……」
『なに、吾もそうであったのだ。汝が同じでも不思議はあるまい』
黒いモヤからは、気持ち悪い音が聞こえてきた。
聞いているだけで神経が削られていくかのような、不安を煽りに煽る、正気を失うような声だった。
気持ち悪すぎて気を失いそうになる。
吐き気すら覚えるほどに、あまりにもおぞまし過ぎた。
だが、この場で気を失うような意志薄弱は存在しない。
その目にしかと呪いそのものを焼き付ける。
本来なら、見ただけで命を奪える恐ろしい呪いなのだが、強い魔力と意志と、厚い神の加護によって弾かれる。
「屍王、しぶといにも程がある……」
『それはどうもだ、強き神の使徒よ』
※※※※※※※※※
『屍王、などと呼ばれてはいるが、実は吾そのものは屍ではない。屍とは、死んだ生物の残骸の事を指すのだからな』
『吾は始めからこうであった。完成された生命体。劣化することなく、朽ち果てることなく、こうあるように、そうあるように設計された究極の個。だから、吾は屍であるように見えるだけで、屍という訳ではない』
『吾の本体は、呪いだ』
『呪いそのものが意思を持ち、存在を安定させるためにそこらの死体に取り憑いたに過ぎない』
『吾は吾に挑みし人間の死体を奪う。死体の記憶を読み取り、それを理性の糧としてきた』
『吾はそうして時の流れと共に、学び、成長してきた。経験を、知識を、理性を奪いながら存在してきた』
『吾は簒奪者である』
『汝らが家畜を食して糧とするように、吾も吾を保ち、成長するためには人間という糧が要る』
『吾は死なぬ』
『汝らは勘違いしているが、呪いとは憎しみや怒りに結び付く「何かを害する意思」である』
『そう簡単には消えぬ』
『吾が汝らを殺す意志がある限り、汝らが吾を殺す意志がある限り、呪いは薄れはすれど、消えはせぬ』
『つまり、吾は不滅なり』
『死合おう、勇者一行。吾は汝らの前に立ちはだかる、鬱屈の壁である』
※※※※※※※※※
理性を失った、というのは、実はかなり複雑な事情が絡み合った結果である。
屍王は屍の姿を取ってはいるが、実はその本体は屍に取り憑いた呪いそのものだ。
はじめはあくまで呪いでしかない非実態の、いわば眷属である『死霊』のような存在であった。ただそこに居て、呪いという役割を守るために、片っ端から全てを苦しめ続ける化け物だったのだ。
それが変わったのが、呪いの群生だった屍王が、人間という最も知恵深き生物の脳髄に入り込んだこと。
知性なき化け物が、ある日突然知性を得た。いや、知性を奪ったというべきだろう。
知恵の実を食した原初の人類が、まずはじめに服を着ていない己を恥じたように。
屍王はその瞬間、かつての己の脆弱さを知った。
愛、優しさ、思いやりなどなど、屍王の性質上絶対に持ち得ない感情を知った。
無知にも程があった己を知った。
もう元には戻りたくなかった。
己の存在がさらに一段押し上げられたような、ある種の全能感。
知識と知性は、初めて得た愛すべきギフト。
手放してはならない唯一の財産であった。
その宝は人間を乗っ取る度により良くなる。
時間と共に、その価値を増していく。
だが、人間の死体なしには、その財産を保管し続けることは出来なかった。
定期的に死体を変えなければ、あっという間に無に帰してしまう。
しかし、知識の価値に気付かせてくれた人間を、屍王は愛してしまった。
恩義にも近い感情を抱いた彼は、他の王者のように積極的に人類を滅ぼそうとは思えない。けれども、彼の性質が、人間を滅ぼさずにはいられない。
だから、己の力を、『苦しめる』という目的の集合体である呪いを散らす事にしたのだ。
力の源にして、己自身にして、本能の塊である呪いを地に撒き散らし、迷宮を作り、瘴気として発散した。
彼の願いを思うのなら、彼はかなり上手くやっていたのだろう。
だが、攻撃を受けて思わず力を、五百年かけて散らした己を吸収した時、どうなるかはあの通りだ。
直接言葉を交わし、目をかけた相手でも、構わず殺してしまおうとしたほどだ。
屍王にとって、これは屈辱である。
せっかくの宝を完膚なきまでに壊されかけた。
自分の存在意義に唾を吐き捨て、踏み躙った上で嘲笑われたのだ。
これに激怒しないなど、屍王には出来なかった。ここまで虚仮にされたのだから、痴れ者に意趣返しをしようという流れは当たり前である。
なんとかして、やり返してやりたかった。
そして、都合良くその機会はやってきた。
「ったく……性格悪ぃ……」
『それはお互い様だろう?』
アレンは皮肉げに笑う。
間違いなく痩せ我慢と分かる、苦しげな笑みだ。
屍王の呪いは、この世界で最も強力で、最も恐ろしい最凶の呪いである。
さしものアレンとて、即解呪は難しい。
しかも、心臓という重要器官を潰された上に、注がれた呪いの量が量だ。かなり苦しい展開に陥ってしまったと言わざるを得なかった。
汗が止まらず、悪寒も止まらず、体を巡る激痛はむしろさらに強まっていく。
「チッ!」
『止めておけ。汝がそこまで持ち堪えられると思わなんだが、ただ死なないようにするので精一杯のはず』
この呪いと傷を受けて、むしろ『死なない』状況で拮抗させる時点で凄まじい。
卓越した能力がある事は分かっていたが、屍王をしてもコレは見抜けなかった。
アレンの底が、本当にまだ見えない。
『すまなかったな。吾も必死だったのだ。その娘を狙えば、必ず庇うと思っていた』
「…………」
『汝だけは、戦闘不能にしておきたかった』
アレンだけは潰さなければならなかった。
嵌められた自分の間抜けさを棚上げしてでも、とにかく痛みと傷をもって返したかった。
とにかく一度で良いから、攻撃を当てれば良い。
そうするだけでしばらく動けないのは確定だ。
屍王の存在は神聖術と相性最悪、つまりはアイリスを生かしておけば必ず彼は生還する。
けれども、少なくともこの戦いにこれ以上茶々を入れる事は出来ないだろう。
『汝だけは、邪魔なのだ。吾は勇者一行の四人と最期に語り合いたい』
「…………」
『引け。もう戦えないだろう?』
脅しの言葉のはずだが、それには願いが混じっていたようにも思う。
淡さを思わせる、苦しみを感じさせる。
屍王の声は全てを呪う起源でもあるのだが、それは裏を返せば負の心を相手に伝えて刻み付けるための手段でもある。
だから、屍王の心内が多少なりとも漏れたのだ。
屍王の願いは、分からないでもない。
己の結末を分かっているから、迂遠に手を回して、卑怯な手を使ってまでアレンを除こうとした。
しかし、
「なにを寝ぼけた事を言いやがる?」
アレン相手に、魔物が同情を買える訳がない。
彼は屍王が思っているよりも、ずっと冷酷に振る舞う事が出来る。
そして、屍王が想定しているよりも、実は彼はずっと強いのだ。
『……まさか』
「この程度、丁度良い、ハンデだ……」
神聖術が高まっていく、魔力が昂っていく。
一本の短刀を左手に収め、構えるその姿を見れば、誰が彼を死に体だと断じれるだろうか?
ハンデと本人が口にしたが、それを強がりだと言ってしまえる度胸が、屍王にはなかった。余裕を感じさせるような、生温い圧ではなかったのだ。
それは追い詰められた人間ではなく、手負いの獣の飢えた目だった。
「俺は、やれるぞ……?」
『恐ろしいな』
心からの本心だ。
屍王は、アレンの事を恐れた。
コレだけは『愛すべき人間』ではなく、『倒さねばならない敵』としてしか見れない。
コレと事を構えるのなら、全霊で挑む他ない。
もしもここが南の戦線でなければ、本当に戦うしかなかっただろう。
だが、この場は屍王の領域だ。
環境に対する理解は、アレンよりも深い。
『しかし、ここを汝は離れるしかない』
「? いや、そんな…………って、は!?」
屍王の力を抑えるための結界が引いていく。
少しずつ、白い霧が減っていく。
それに伴って術式が次第にたわんでいき、効果がどんどん薄まっていくのが分かる。
確実に、何かされた
けれども、その正体は分からない。
屍王の呪いは絶対に外には漏れないはず。
しかも、この結界はあらゆる要素が複雑に絡み合った、呪いを弱め、閉じ込めるための術式だ。それを内側から、屍王の呪いでしかない能力で、それも戦闘中になど不可能。
屍王がここに入った時点で、逆転の手はない。
だが、しかし、まさか……
「……まさか!」
『吾は汝よりも、あの化け物との付き合いが長い』
盲点でしかなかった。
まさか、本当にまさかだ。
アレンは頭を抱えるしかない。
「アレン……」
「クソ! 最悪だ!」
「なにが、起こったんだ……?」
状況を飲み込めない四人を放って、アレンは後ろで楽をしている狂人を心の中で罵る。
思わずぎりぎりと歯軋りをするくらい、苛立ちを募らせている。
「…………」
最善手は既に離れた。
次善の手すらも壊れてしまった。
思考を高速で巡らせて、三善を探す。
けれども、それは賭けでしかない。アイリスたちに死の危険が付き纏ってしまう。
どうするか、どうするべきか、どうすれば良いのか、どうあれば良くなるのか?
考える考える考える考える考える。
考える考える考える考える考える。
だが、しかし、
「アレン、ここは引いて」
「……アイリス?」
三善に頼るしかない。
これ以上、事態は好転しない。
「何か起こったんでしょ? 私たちが屍王と戦うから、その間に傷を治して、その何か終わらせてきて」
「クソ……!」
最悪でしかないが、それしかない。
今ここで結界を解く訳にはいかない。
解けば、勇者一行の手に負えなくなってしまう。
「リョウヘイ、カイル!」
「なんだよ」「…………」
「お前ら、アイリスだけは絶対守れ! いいか、アイリスが対屍王の生命線だ!」
アレンは屍王を睨む。
目も、頬も、額も耳も口もない顔無しだが、アレンは屍王の目を見て全力で睨んだ。
睨みながら、ラトルカの所に歩み寄り、励ますようにその肩を叩く。
ビクリと体を震わすラトルカには目もくれず、ただ言葉だけを投げかける。
「お前の全部を使ってアレを殺せ。アレにとどめを刺せる可能性が一番高いのはお前だ」
「それ、どういう……?」
ラトルカの問いに答える間もなく、アレンは既に駆け出していた。
そこにはもう四人と一体しか居ない。
バランスブレイカーは盤から除かれ、そこからあるのは真っ当な戦い、殺し合い。
命を賭けた、世界最悪のやり取り。
その醜悪さを噛み締めながら、屍王は告げる。
全員平等に、呪いを込めて。
『さあ、大一番だ』
これは万全には程遠い、不本意な戦いである。
面白ければブクマ登録お願いします。
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