憂鬱な休日への門出
遅くなりました!申し訳ありません!
「あっちぃ.....」
「確かにあっついね,.....でもほら!キャンプ場見えてきたよ!」
さんさんと照りはえる水素とヘリウムの集合体に照らされること数時間、俺と心晴の一家は揃ってキャンプ場に来ていたのであった。俺のゴールデンウィーク...... せっかく宿題もう終わってあとはごろごろできたはずなのに......
「それにしても巧樹君もすっかり男前ねぇ」
心晴のお母さんが言ってきた。そうか?最近美少女が近くにいるのはそういうことなのかっ!?......やめよ、恥ずかしい.....
「い、いえ、それほどでも....ははは....」
「確かに巧樹かっこよくなったよね!....元々だけど....」
「そうでもないと思うけどな.....妹にけなされてるし....」
「かっこいいよ!うん!自信もって!」
「お、おう....」
心晴がここぞとばかりに俺を誉めてくるがまぁ、お世辞だろう...うん、いいんだ。だって彼女いないんだし....ぐすん...
「そういえば巧樹君彼女とかいるのかな?」
「ははは...いませんよ.....」
「あら?そうなの?てっきり既にいるのかと思ってたわ」
心晴のお母さんがたった今修復中の傷をさらにえぐってくる。俺の傷はもうマリアナ海溝なみの深さなのだよ。埋まりそうにない。
「いや、俺も欲しいんですけどね.....俺が告白しても振られる未来しか見えませんよ.....」
「そうかなぁ?巧樹君優しいし、誰かOKしてくれると思うけど....」
はは.,..怖くてできませんよ、うん
「えっ!巧樹彼女募集中なの!?」
心晴がそうきいてくる。
「え!?あ、まぁ募集中とまではいかないけどやっぱり欲しいよなぁ。.....陽樹達のバカップルぶりを見せられるのも辛いし..,」
「...好みのタイプは?」
「え?」
「好きな女の子のタイプはなんなのよ!」
「え?え?今答えるの?」
「当たり前!さ、ハリアップ!」
おいおい、急かすなって.....
急にそういわれてもなぁ。やっぱりおしとやかで清楚で目を引く美人さんかなぁ。
我ながら強欲であるが挙げるならこの辺りだろう。俺あんまりぐいぐいくるタイプは苦手だしな....
って、あれ?これ誰かに当てはまるきが....
「.....その顔はもしかして相沢さん.....?」
「....」
言われてみれば確かに......ちょっとたまに距離が近すぎるときがあるけど....
今思えばすげぇタイプの女の子じゃねぇか.....
「俺も言われるまで気づかなかったけど確かにそうだな」
「....そっかぁ」
なんか心晴が目に見えるように落ち込んでいる。なんでだよ、お前も十分可愛いじゃねぇか
「心晴もかなり可愛い方っしょ」
「!?.....そ、そう?」
「おう、うちの高校で咲優と心晴を知らないやつはいないだろうし....」
「うーん、告白はちょっとされるけど....」
「ちょっと.....?」
いやいや、ちょっとどころの騒ぎじゃねーだろ。噂じゃ咲優よりも告白回数多いいそうじゃねーか
「まぁ、お前は可愛いんだし男選び放題だしいいじゃん....」
「はぁ.....欲しい男は1人だけなんだけどね」
まじか、お前が限定する人とか羨ましすぎんだろ、おい、誰だよ、相手してやるよ。
.....ごめんなさい
「そいつ恵まれ過ぎだろ.....」
「....はぁ」
本日二度目のため息をつく心晴であった。
活動報告に今回更新が遅くなってしまった理由と今後のことをのせています。
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