今はまだ
遅くなって申し訳ありません!最近用事が埃のようにふってきてしまって....
いつもより長めです!
それではどうぞ!
咲優視点
☆
「さて、お菓子を準備してきたのでいただきましょうか」
ふぅ、そろそろ疲れてきましたしね。巧樹君をからかうのも中々面白い!いつもドキドキさせまくられてるし.....わ、私もドキドキさせてみたいもん!
「おぉ、もしかして、クッキー?」
「はい、巧樹君用に特別に準備してきました。」
ふふふ、まずは手作りクッキーです。室田さん情報によると男の人は女の子の手料理に弱いといいます。まぁ、美味しければの話なのですが....さっきのオムライスもこの前のお弁当も大丈夫だった感じだったしいけるとは思うのですが、やはり、不安は消えない....
....砂糖加減計り間違えてないよね?
「その言い方大抵の男なら惚れられてるのではないかと勘違いするからまじで惚れてる相手にしか使っちゃダメだと思うぞ?」
「そうですね....ええ、そうですね!」
全くもう!なんでこう鈍いんですか!本当に前世鉛として過ごしてたんじゃないかってくらいですよ....
あれ?大抵の男なら?
巧樹君はどう思ってるのかな?
一度気になり始めたら止まりません....私の鼓動も.....
だから思いきって聞いてみることにします!
「巧樹君はそういう風に勘違いしますか?」
「は、はぁ!?それ、直接言うことか!?」
「き、気になったので...//」
こ、巧樹君があたふたしています!これは...
どっちなのかわからない!
私も後から凄い恥ずかしくなってきました!
こ、ここで答えを急かしてはいけないです!巧樹君を待ちましょう.....
「気になったて....ま、まぁ俺も少しは緊張したぞ?咲優はその...可愛いからな....」
「ふぇ!?そ、そんな不意うち卑怯じゃないですか...私が勇気出したと思ったら、すぐにそんなことを....//」
も、もう!.....巧樹君は鈍いくせにこういうところはドストレートにきますよね...
自然って怖いなぁ.....
で、でも、巧樹君が緊張したと言ったんですよ!これはチャンス!俗に言うワンちゃんですね!
はわわ....いい機会なのに...私の頭はまるで壊れたおもちゃのように動いていません....どうしましょう....
「あっ、咲優、1つ... いや、いくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」
「へっ?え、ええ!全然大丈夫です!いつでもおっしゃってください!」
きゅ、急に危ないです....私の雰囲気でばれてないですよね....?
頭のなかは興奮と不安の抽出反応でいっぱいいっぱいですよ...
「まぁいいや....じゃあ、ひとつ目聞くけどさ」
どうして俺に今でも近づいてくるんだ?」
「え?」
え?今何て言いました?聞き間違えじゃなければ、巧樹君に私が近づく理由ですよね?
そんなの.....そんなの....あなたのことが好きだからに決まってるじゃないですか...
でも、巧樹君はもしかして私がいると邪魔なのでしょうか?
もしそうなら.....うぅ....
どんどん頭がこんがらがっていきます...ひとまず整理しましょう。
「それって、私がいるとその...巧樹君の邪魔になるということでしょうか?」
「え!?いや、そんなことは全然 ....ただ何で罰ゲーム1つでそこまで接点もない俺みたいな影のキャラに来るのが不思議でな....もうちょっと明るいイケメンといるイメージが強いもんだからね?
....言い方が悪くてすまなかった」
私の声は自分でもわかるくらい震えていました。それはそうです。不安ですからね......
巧樹君もそんな私を見てなんかおろおろしています。なんか、申し訳ないです...
「いぇ.... こちらこそすみません。それと、私もどちらかというと影のキャラだと思いますよ?明るい人たちは私としても苦手なほうなので...」
「そうなのか?はたから見ているといつも明るいグループにいるように思うのだが...」
巧樹君が目を丸くして驚いています。
....私だってあなたに会うまでは本当にダメでしたからね....
あぁもう!思い出してきました!うぅ......//
.....さて、巧樹君の質問に対する答えですがーー
「私も昔は今とは比較にならないほど暗かったんですよ?でも、そんな私を救ってくれた人がいたんです。だからこそ今の私がいるんですよ。
そして、巧樹君がその人に似ているような気がしたんです。それで巧樹君に」
「へぇ、咲優にそんな過去が....明るくなれて良かったな」
「はい!これも全て巧樹君のお陰で....」
「え?」
「あ?え?い、いや、何でもありません!言葉のあやってやつです!忘れてください!」
「お、おう」
あ、危ない....つい口走ってしまうところでした。
まだ私の気持ちを伝えるわけにはいきません...
ちゃんとその時が来たら....
「はぁ....! 巧樹君!」
「ん?」
「私をここまでドキドキさせた罰ゲームです!絶対に聞いてもらいます!」
「は、はぁ!?ちょっとまて、なんだそれ!」
「問答無用です!」
「問答ありありの問題なんだよ!俺に答えを言わせてーー」
「ーこれからも私と仲良くしてくださいー」
「え?」
「ふふ、私の我が儘です。聞いてもらえませんか?」
「...っ!いや、そのくらいなら....」
...気持ちを伝えることは今はできません....
ただ、今はその時になるまで、じっくり巧樹君と過ごしたいんです....
勿論巧樹君に迷惑がかかるかもしれません。
しかし、私がいたいんです!我が儘だって十分承知だけど....いたいんです!
だからー
「はい、これからもよろしくお願いします!」
罰ゲームはまだ終わらない
私は気づいてしまった。まだ1ヶ月もたっていないということに....というわけで次回は...GW後半です!(日にち飛ばすんじゃないんかい!)
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次話への励みになりますので!
感想もほんの一言でいいのでどしどし受け付けています!




