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魔王の羊皮紙

15.魔王の羊皮紙

「恐らく五年ほど前にアルミナ周辺で羊皮紙の気配を嗅ぎ取った魔族が、まずは大都市であるアーミン周辺に住みかを構え、続いてアルミナへやって来た。五年前から羊皮紙はエミリアさんのお母上の冒険者の袋に入れられたままで袋の中身に触れられず現世との繋がりを絶たれていた為に手掛かりがなく、周辺を嗅ぎまわっていたものと考えております。


 ですがこの度袋から取り出され……そうしてここ王都にまで運び込まれたことにより……イーストリバーへ大物魔族が眷属を連れて乗り込んできたと……そう推察しております。


 つまり……魔族は魔王復活につながる羊皮紙の存在に完全に気が付いたという事です。どうやら羊皮紙と一緒に長期間保管されたものにも魔王特有の匂いは移るようでして……半月ほども羊皮紙を直接触ったり持ち歩いたりしていたエミリアさんの御父上の身が危険であると……警護のために王宮にお泊り頂いております。」


 今度はハルクが続けて説明した。


「そうでしたか……羊皮紙を持ち歩くだけでも危険なのですね?」


「はい……持ち歩くには冒険者の袋に入れるしかありませんが、エミリアさんの御母上の冒険者の袋にはすでに魔王特有の匂いがついているものと考えておりますので……大変申し訳ありませんが……エミリアさんたちでこの袋を保管願えませんか?そうして……エールの聖教会へ羊皮紙を届けて頂きたいのです。


 今現在袋の主使用者はランドルフ氏ですが、副に戻して主使用者はエミリアさんに書き換えました。」

 なんと……羊皮紙を保管して聖教会まで届けるよう依頼された。


「わしは自分の身の安全のために面倒ごとを娘に押し付ける気など毛頭なく反対したのだが……国王様に呼ばれて一番の解決策でほかに方法はないとまで言われてしまった。まあ……わしが持っていたところでエールにまで運べるはずもないし、魔族共の手にわたって魔王が復活してしまうのは困る。


 かといってこの国にはもう……軍を率いて隣国まで出向く余裕すらありはしないようだ……。」

 エミリアの父が悔しそうに下唇を噛む……


「魔王の匂いをかぎ分けられるのは匂いがついてから恐らく一月ほど……さすがにそれ以上長くは継続しないはずです。すでに王宮へ来て頂いてから半月近くは冒険者の袋に保管し続けておりますから……あと半月ほど経過後に出発すれば……大きな危険性はないのではと推察しているのですが……。


 そうしてランドルフ公爵様も安全にアルミナへご帰宅できるはずなのです。」

 ハルクが父の安全のためにもエミリア達が預かるのがベストと付けたす。


「確かにな……犬は人の何千倍も鼻が利くとも言われるし、人によっては匂いに敏感なものもいるからな……一般的には一月ほどで匂いは消えても魔族によってはある程度追跡は可能かもな……俺たちが匂いが残っている袋をもって北へ向かえばエミリアの御父上は安全となるということだな……まあいいだろう。」


 ハルクの付け足しに巧がポツリと反応する。


「おおっ……お引き受けくださいますか?」


「勿論仕事を依頼するのだから金は払うつもりだ……報奨金としてな。ボーキサイ国移動の際の宿代及び食費など一切を持つうえで……金貨一枚お支払いする。魔物の巣窟を掃討しても大型魔物が居ればこのくらいは簡単に稼げてしまうであろうが……今のわが国ではこれだけ出すのが精一杯なのじゃ……申し訳ないがの……。」


「ああ……どうせハリキルには河川敷での仕事を終えてから向かうつもりだったしな……ついで仕事でその上報奨金まで頂けるのであれば……十分すぎる報酬と言える。半月先まで待つのなら残った南側の魔物駆除も出来そうだから丁度いい。エミリアもそれでいいだろ?」


 公爵の報奨金を出すという言葉に、巧はエミリアの方へ振り向いた。


「私は父様の安全が確保されるのならそれが一番の方法だとは思いますが……ですがよろしいのですか?一個大隊で護衛するべきもののようですよ!なにせ魔王を復活させるための鍵となるべきものかもしれないのですからね……それはもう……世界中から魔族らが押し寄せて狙ってくるのではありませんか?」


 あっさりと承諾した巧に対し、思慮が足りないと迫るエミリア……


「昔はどうあれ今や人間はこの世界中を席巻してあふれ出すほどにどこにでも存在するが、魔族ら亜人はほんのひと握りがひっそりと隠れるようにして人間社会の片隅でようやく生きている。魔王が復活すれば別だが、現状では魔族がどれだけ人間に比べて強靭な体と魔法の力を持っているとしても、数の差で負けてしまうだろう。


 だから……よほど辺鄙な山奥にでも行かない限り、魔族らが大群で襲い掛かってくるなどと言ったことにはならないはずだ。そもそも奴らは共闘を嫌うしな。襲ってくるにしても一人ずつだろうし、眷属を従えてくることはあってもこれまでと変わらない。


 しかも奴らにとって有利なはずの奴らの巣窟で戦うわけではないからな……人通りの多い街道であればすぐに見つかって騒がれるから出現は予測しやすいし、こちら側に分がある。


 そもそも奴らの身体能力から言うと……数百人規模の大隊に守られていたとしても一瞬で百間以上跳躍して標的まで間を詰めてくるからな……周りが全て味方だからと安心していたら次の瞬間には首を刎ねられているさ。かえって周囲に人間がいないほうが緊張感があるし、視界が開けて魔族の動きも見やすいはずだ。


 これまでだって何とか勝ちを拾ってきたし、これからだって何とかなると思えなければ冒険者などやっていられないぞ。」

 悲観的なエミリアに対し、意外にも巧は楽観論を展開する。


「それに……これまでは俺の過去を探すという俺だけの都合でハリキルへ向かうことになっていたが、エミリアの御母上からのいきさつも加わることで、俺としてはエミリアを面倒ごとに巻き込んだと考えずに済むから気が楽だ。」

 そうして巧は素早いステップでエミリアに近づき耳元で囁くように付け加えた。


「成程……巧さんがそれでよろしいのであれば、私も従いますわ……。」

 エミリアも納得したように大きく頷いた。


「それで……だ……俺たちはこれから冒険者組合へ戻ってイーストリバー南端の河川敷のやり残しを二百区画……魔物討伐してから戻ってくるつもりだが……エミリアの御母上の冒険者の袋はこちらで保管願えるのだろ?どのようにして受け取りにくればいい?さすがに王宮には顔パスでは入れないだろ?」


 巧が一旦仕事に戻り再び王宮に冒険者の袋を受け取りに来る際の手続き方法を、ハルクの方に向き直って確認する。


「ああ……それでしたらば……これを……。」

 ハルクが法服の懐から鎖が付いた勾玉を取り出し巧に渡した。


「それは王宮内にある聖教会への通行証のようなものです。それを衛兵に見せたら聖教会まで案内して頂けますよ。エミリアさんの御母上の冒険者の袋は厳重な結界に守られた教会地下の倉に保管しておきますので、二週間後にお越しいただければお引渡し致します。」


「そうか、分かった。」

「では……私はこれで失礼いたします。」

 ハルクは早々に王の謁見室を出ていった。


「それで……最後に……ここには国王様もいらっしゃるし、さらに冒険者組合の会長までいらっしゃるから一言言わせていただくが……城壁で守られているはずのイーストリバー河川敷に魔族が侵入してきていることに対し、何ら違和感を抱いていらっしゃらないご様子だが如何かな?


 確かに魔王の匂いを発する羊皮紙が王都に運ばれてきて魔族を引き寄せたとは言えるだろうが……それにしても城壁が魔族らの侵入に対して何ら効果を発揮していない?いや……そうではないぞ……これまで魔族が潜んでいたのはアルミナでもアーミンでも郊外の森を巣窟としていた。


 なのにより一層厳重に守られていなければならないはずの王都は……王宮間近のイーストリバーへ魔族に侵入されていた。今回報告したときに冒険者組合の受付嬢は驚いて目を丸くしていたほどだからな、異常事態に間違いはないはずだ。」

 ハルクから王宮内への通行証ともいえる勾玉を受け取った巧は、突然声高に強く訴え始めた。


「ああ……王都内の……しかもイーストリバーに魔族が潜入していたことは、国王様も大変驚いていらっしゃる。眷属が一緒に居たということだからな……恐らくそいつの手引きで門を通過したのだろう……そこで今国軍を動員して王都内を厳重警戒し、眷属含め怪しげなものを摘発しようと巡回を始めたところだ。


 いかな魔族であっても国軍は恐れるからな……巡回していると分かれば王都内には入ってこないだろう。もうこれからは王都内に魔族どころか眷属の侵入も許さないつもりだ。」

 するとここでいかにも仕立てですといわんばかりの高級スーツに身を包んでいる中年男が口を開いた。


「そうだ……戒厳令などと言った大げさなことはしたくはないが、それでも軍事顧問を兼ねているエラルミント伯爵の指揮のもと、国軍が巡回に当たっているから安心してくれ。」

 そうしてついに王様も一言付け加えようと口を開いた。


「果たしてそれで防げるでしょうか……王様?」

「うん、どういうことだ?」


「今回河川敷に潜んでいた魔族は大物のようで……身の丈は八尺ほどもありさらに太い腕が四本……どれだけ偽装しようとも、眷属の手引きで主要門を通過できるとは思えません。奴らは川から侵入したのです。」

 十分対策は打ってあるとする王に対し、果たしてそうだろうかと巧は一言……


「うん?イーストリバーを使って入ってきたと申すか?だが……川を通行する舟こそ厳重に調べられ、王都城壁を通過する際には乗客はおろか積み荷も手荷物にいたるまで全て検閲を受けるのだぞ。更に橋の詰め所に常駐している衛兵が、夜間も川面を照らして泳いで渡ってくる魔物がいないか監視しているのだ。川から侵入するなど不可能ではないのか?」


「河川敷から魔物や動物らの侵入を防止するための鉄格子柵が壊され。高い堤防などない小さな支流から本流へ侵入した後、河川敷を伝って楽々王都内へ入ってきているのです。ウエストリバーもそうでしたが、私は数年前から河川敷の魔物駆除作業を行って参りましたが、その都度鉄格子柵の腐食による劣化を冒険者組合に報告しておりました。


 ですが何ら更新されることなく腐食が進んでいたようで……三年ぶりに河川敷魔物駆除を行ったところ、ウエストリバー東岸では大型魔物が多数侵入しておりました。


 さらにイーストリバーでは魔族が眷属を連れて移住してきたところでした。魔族に関しましては魔王の羊皮紙が王都へ運び込まれたのをきっかけとしていることに間違いはないでしょうが、容易に侵入できたのは鉄格子柵の劣化によるものです。いくら王都内の警備を厳重にされたところで……河川敷からの侵入が容易であれば魔物は防げません。」


 ほぼザル状態の河川敷の鉄格子枠劣化がある限り、どれだけ厳重に警備しようと魔物や魔族の侵入は防げないと巧は断言する。


「ばかな……河川敷の鉄格子柵に関しては……十年ごとに更新し、三年に一度莫大な費用をかけて腐食点検及び上塗り塗装を行ってしっかりと管理しているのだぞ。


 確かに五年ほど前から鉄格子柵に関する腐食劣化の苦情が寄せられるようになり、わしも気が付いてエラルミント伯爵に問い合わせたのだが、王都内での公共事業は経費節約のために一括委託をしているがため、あぶれた業者からありもしない言いがかりをつけているだけと、再点検を行ったが問題はなかったと報告を受けた。


 念のために更新時期を迎えたウエストリバー河川敷の鉄格子柵は一括委託せずに入札を行ったが、最低入札金額が二社あったことから二社で東岸側と西岸側に分かれて工事を行った。以降は独立機関である冒険者組合事務局に委託して鉄格子柵の点検を行っているが、腐食劣化の報告は上がってこなかった。


 そのうちの一社は公共工事の一括委託先である、エラルミント家が格安で工事できるよう設立した利益を追求しないで必要経費のみで運営する公益法人であり、委託方法に間違いはないと改めて確認できたのだ。逆に言うと利益を追求しない会社と同じ入札金額で満足な工事ができるのかと、もう一社の手抜き工事を懸念したほどだ。


 現に……この春の冒険者組合からの点検報告書では……河川敷鉄格子柵の点検結果は良好となっておった。のう……シュトラセン子爵……間違いはない筈であろう?」

 公共工事に関しても詳細を把握しているのか王様は、商工会会長の方に向き直って問題はない事を再確認する。


「王様……失礼ながら……私は七年前までボーキサイ国の冒険者組合及び商工会会長を務めさせて頂いて参りました。ですが現在は……担当区域が王都より西側区域のみとなっており、王都含むボーキサイ東側は全てエラルミント伯爵が会長を兼務しております。


 たしか……王都内公共工事を一括で委託するにあたり、不具合が生じないための改善策として王命が下り、二年間は引き継ぎ期間として私も微力ながら関わらせて頂きましたが、五年前から完全に担当替えとなりました。

 ですので現況確認はエラルミント伯爵あてに願います。」


 先ほどから商工会と冒険者組合の会長を兼任していると紹介されていた子爵は、実は西側だけの担当区分に変更になっていると矛先をかわした。


「そ……そうだったか?かような王命は……とんと記憶にはないのだが……まあだが……エラルミント伯爵の仕事であれば間違いはない。そうだろう?」


「勿論でございます……王様……私は確かに冒険者組合の会長も兼任しておりますが……それはあくまでも私的に……国家政治に関わりを持たない独立機関としての冒険者組合を正しく運営できるよう、テコ入れとしてやらせて頂いているわけです。その一環として……河川敷の侵入防止柵の定期点検は、採用したばかりの新人職員に行わせております。


 長期雇用職員では忖度を疑われてしまいますからね……新人職員の研修兼ねて一泊で点検させておりますから、確かな判定であると信じております。何でしたら……今からでもこの春実施した職員をここへ呼びますが、如何でしょうか?」


 王に問いかけられたエラルミント伯爵は、全く動じずに点検した新人職員を呼んで構わないと自信たっぷりな様子にエミリアは思わず視線を逸らす。


 自分の父を見ると安物の市販の吊り物のスーツ……それでもいつも着ているのとは違いつぎはぎが当たっていない……いわば一張羅を着て王宮へ出向いているのだが、どうして同じ貴族なのにこのように身なりが違うのか……甚だ疑問を抱いている様子。


「それは……西岸しか点検をしていないからではないですかな?」

「なっ……なにを……馬鹿なことを……」

 巧の指摘に対し伯爵の眉がピクリと反応……


「それは……どういうことだ?」

 すると王が巧に真意を問いかける


「はっ……王様……ウエストリバー河川敷の王都南北両端地区魔物駆逐業務を行いましたが、先ほど申し上げました通りに大型魔物が多数侵入しており駆除にてこずりました。しかし侵入を許していたのは東岸側の河川敷のみで、西岸側の河川敷は小動物系と鳥系魔物のみでした。


 勿論西側河川敷の鉄格子柵は腐食どころか塗装の剥がれもなく良好で、今回報告のついでに定期点検しているのかと組合に問い合わせたところ、ウエストリバー河川敷侵入防止柵の点検は西側だけ行えと命じられているとの返答がありました。


 どうやら経費削減目的というお題目のようで……つまり同時期に工事した施設は劣化も同様だろうから片側だけ点検すればいいという事なのでしょうが……だったら東岸側を点検しろと反論したのですが西岸側と明示されているためできないと断られました。


 更に俺が見た限り鉄格子の太さも塗装の厚さも大きく違い、同じ工事とは到底考えられませんでした。


 しかもたったの三年間で新品の鉄材が腐食して簡単に崩せるとは到底考えられず……もしかすると工事しておらず、東岸側は三年前のままなのではないのですか?そう疑いを持ったほどです。」

 ウエストリバー河川敷の侵入防止柵は西岸側と東岸側で劣化状態に大きな差があると、巧は見たありのままを答えた。


「馬鹿なことを……そもそも年に一度の定期点検とは、河川敷まで実際に降りて鉄格子柵の状態確認を行うものですが、ご承知の通りに河川敷には多くの魔物が巣食っていて大変危険です。そのため半年に一度河川敷の魔物駆除を行う際に便乗して、職員も河川敷に降りて行う習わしとなって御座います。


 これも私が冒険者組合会長になってから行った経費削減のための改革の一つで、以前はわざわざ冒険者を雇って年に一度点検していたようです。非常に無駄なことに予算をつぎ込んでいたようで……。


 そうして現物点検は年に一度西岸側のみ行いますが、工事施工時に王都職員が資材の確かさを検品するのですが、その時の検品された現物が橋げたから吊るされておりまして、いわば暴露試験ですな……風雨にさらして現物に異常が発生していないか検査するという過酷な試験となります。その現物を毎月一度詰め所の衛兵が確認することとなっております。


 いわゆる簡易検査ですがこれまで異常は報告されておりません。これも私が国軍総統を兼務しているが故の業務効率化及び経費削減のための施策であります。」

 巧の指摘に対して西岸側だけ確認していても、簡易的には東岸側も検査できていると主張する伯爵。


「成程……やはり利益を追求しない公益法人と違い、一般の施工業者では利益追求の余りに手抜き工事を行ったのであろうな……やはりエラルミント伯爵の目論見通りであったということだ。至急発注業者を呼び、不正を糾弾せよ!」


「はっ……かしこまりました……仰せの通りに。」

 伯爵の釈明に納得したのか王様は、今度は業者の手抜き工事の疑いを持ち、指示に対して伯爵が目礼して従う。


「恐れながら……三年前のウエストリバー河川敷侵入防止用の鉄格子柵建設を請け負ったのは、王様に請われ私が地元業者を紹介して入札させたのです。ですが……工事を請け負ったのは西岸側であり、東岸側はエラルミント商会が請け負ったはずですぞ。つまり……利益を追求しないはずの公益法人の工事が手抜きであったということになりますな。


 私も業者を紹介した手前、工事状況が気になりまして幾度も工事期間中に足を運びましたもので……西岸側で間違いは御座いません。しかも……二ケ月間にわたる工事期間中東岸側では何ら業者が入る様子もなく、商会へ問い合わせたところ、同時期に工事を行うと資材の発注が集中して高騰するため時期をずらして工事予定と返事が御座いました。


 この度腐食による劣化で大型魔物の侵入を許していたということを伺う限り……もしかすると未だに工事に取りかかってはいないと疑われても仕方がないでしょうな……。」


 自家で請け負った工事が手抜きであるかも知れぬ状況でも平然と調査すると請け負う伯爵に対し、エミリアの父である公爵が注釈を入れた。なんと……西岸側が一般入札業者の請負であり、東岸側こそ公益法人であるはずのエラルミント商会の請負であると暴露した形だ。


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