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よろしくお願いいたします。
初日から糸鋸に苦戦していた私の糸鋸の練習は大変で、自分が思っている形を切り出すのはとても難しかった。ネオ様に横についていてもらい、何度も一緒にやってもらっていた。
私は、今日も練習が終わったらネオ様とご飯を食べに行けるんじゃないかなと思っていたけど、いざ練習が始まると私はそれどころじゃなくなって、時間も忘れて、すっかり練習に夢中になってしまっていた。
そんな私を見てネオ様は私の邪魔をしないように、夕方にはひっそりと帰られていて、私は練習に夢中になりすぎてネオ様が帰る時に気がつかず、メモが置いてあった。
昨日みたいにご飯に行けば、せっかくネオ様ともっと仲良くなるチャンスだったのに、勿体無いことをした。
(しょうがないよ、今は頑張る時だもん。あいつもわかってるよ)
ネオ様が帰ったのをあとで気づいてしょんぼりしていた私をヤラが励ましてくれた。
あっという間に糸鋸の練習の日は過ぎていき、予定していた糸鋸の練習の最終日の3日目になった。
昨日もひたすら練習をしていた私は一昨日と同じような羽目になってしまい、結局ネオ様とご飯には行けなかった。とほほ…。
3日目の練習の前にネオ様から声をかけられた。
「今日は糸鋸の最終日だから、夕方にはどれくらいできるようになったか見せてもらおうと思う」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
そして夕方になった。ネオ様に私が練習した糸鋸を使って、銀板を切り出すところを見てもらった。
「うん、糸鋸の使い方はだいぶ上手になったんじゃないかな。これなら明日からタガネの練習で大丈夫だね。ローザ嬢、よく頑張ったね」
「ありがとうございます」
ネオ様にも合格をいただき、私は3日という短い時間ではあったけど、死ぬ気で頑張って、最終日にはなんとか自分がデザインした形に切り出すことができるようになり、ヤスリがけまで綺麗に終わらせることができていた。
「それから、すまないが俺が、初日を入れて1週間の予定だったのを勘違いして、初日を除いて糸鋸で3日、タガネで3日、あと1日は両方の出来具合を見て決めると8日間でスケジュールを組んでしまっていた」
「あっ、そういえばそうでしたね。もうここにきて4日目ですね」
「すぐ気づいたんだが、糸鋸は苦手そうだったから何も言わずに3日練習してもらっていた。明日からのタガネは2日間練習して、2日目に最終日はどうするか考えるに変更でもいいかな?」
「はい、わかりました。それで大丈夫です」
ネオ様もうっかり間違えることがあるって知って親近感が湧いた。
「じゃあ、変更になってすまないが、それで進めていこう」
「はい、よろしくお願いします」
今日はこれで終わりだと思うから、今日こそはネオ様をご飯に誘おうと思う。
なんせ初日から2日も空いてしまった。
「ローザ嬢、今日はこれで終わりだから、今から良かったまた初日のように露店街で買ってきて夕食を一緒に食べないか?」
!!ネオ様が誘ってくださった!
「ぜひ!!」
「じゃあ、早速出かけようか」
こうして私はまたネオ様と一緒に夕食を食べることになった。
(ネオ、デートアピール、デートアピール!!)
「…前にも思っていたけど、デートのようだね」
「!!…本当ですね…」
ネオ様がデートのようって言った!!
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