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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
火薬と銃の時代
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大人の世界

どのぐらいの時間が経っただろうか? ライナスとレグナルが私たちを迎えに来た。


「今日は、貴族が多い、戻ろう」とライナスが宣言すると、パーティーは地上へ向けて無言で進んだ。


***** ***** ***** ***** ***** 


家に帰ってからも、三人の様子はおかしく、重い雰囲気が家の中を包んでいた。


私は二階の部屋で、弓矢の手入れをする。この矢も大分手に馴染んできたのです。矢もそろそろストックが無くなるから、買いに行かないとなって思っていると、シリスが部屋に来た。


シリスは、しばらく私の手入れの様子を眺めながら、覚悟したように口を開く。


「エミリア、話がある…。下に来てくれ」


ただでさえ、重苦しい雰囲気なのに、ライナスとレグナルが怖い顔をしている。


私が席に座ると、レグナルに促されて、ライナスは重い口を開く。


「エミリア、冒険者を辞めてくれないか?」


「え?」とキョトンとした顔になってるだろう、それぐらい意味がわからない。


「あ、あの…。私、何か、ミスしましたか? 何がいけなかったのですか?」


「いや…。そういうことじゃないんだエミリア。俺達が、エミリアを守ってあげられないんだ」


説明不足のライナスにまかせてられないと、レグナルが口を出す。


「やっぱり、そうじゃないですか…。守ってもらわないと、冒険ができないんですよね?」


「エミリアも、そうカリカリするな。男どもはいい。私から説明する」


立っていたシリスが、私の隣りに座り、ワイングラス差し出す。いつも子供だから、お酒は駄目だと言っているシリスなのに…。


「これからする話は、大人の話だ。考えてみれば、エミリアも大人と一緒に行動していたのに、子供扱いしてすまなかったな。ワイン飲んだことあるか?」


「はい。親に隠れて…」とワイングラスを左に回し香りを楽しんでから飲んで見せる。


「今日起きたことを正直に話す。まず第五層にて、ライナスがお前と私を脇道に押し込んだことを感謝しよう。なぜか? それは、ライナスの前には、貴族が居たんだ。その貴族は、冒険者の女を騎士たちに抑え込ませてレイプしていた」


レイプとか、処女とか、正直、あまりわからない。想像の世界でしか無いのだ。


「ここは嫌悪感が必要だ。裸にされ、股を広げられ、男性のアレを入れられるのだ」


やっぱりよくわからい。けど、何だか、ゾッとした。


「ライナスの機転がなければ、それを私たちも嫌と言うほど、体験することになっていたんだぞ」


「で、でも…。ライナスがいれば、騎士たちも手を出せないのでは?」


「そのライナス達も、レイプに参加していたのだ…」


目をそらすライナスとレグナル…。嘘だよね?

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