表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
53/127

昼と夜の二人

「私は、蒼き血統バレードが配下、エリアだ」


地面に倒れた状態で、金色の鎧を纏った黒髪の少女サシエスを見上げて言った。


「バレード…奴か…」


サシエスは手を差し出し、私を起き上がらせる。


「ありがとう…」


私と変わらない背丈、小さな手…こんな小さな少女が…。一振りで、100名以上の蛮族を切り伏せたのか…。


「おい、蒼き血統の誰かっ!! ここにエリアと名乗る少女が倒れている」


その呼びかけに、フェレクターが応じ、エリアを回収した…。


***** ***** ***** ***** ***** 


蛮族に正面から打ち勝つ。城塞都市アバスタン始まって以来の快挙であり、祝勝会も大いに盛り上がっていた。その中心は、最後まで戦い抜いた蒼き血統と国立傭兵団であったが、金色の鎧を纏った黒髪の少女サシエスの登場により、戦いに消極的で後ろめたい他の傭兵団が…サシエスを真の功労者として場の流れを変えていた…。


そんなお祭り騒ぎなど興味がないバレードは、意識が入れ替わった俺と会話を始めた。


「ほう? まさか…死んだはずの意識が残っていたとは…」


「この試験管の液体のおかげかもな。それと俺と違いエリアは、ホモンクルスの肉体を操作しているだけで、実態は試験管の肉体だ。疲れもするし、睡眠も必要だろう」


「なるほど…」


「エリアは気が付いていないだろうが、俺が習得した魔法は俺にしか使用できないようだ。不要な魔法書があれば…また幾つかもらえないだろうか?」


「魔法書も…ただではないのだよ? まぁ、いいだろう。フェレクターに渡しておこう」


「俺のときに渡してくれよ? それと…俺の存在はエリアには黙っていて欲しい」


「かまわない…」


「それで…。依頼に関してだが、蛮族の戦いはもう十分だろう? 次の蛮族が持つ魔法書の入手に関して要求がある。恐らく蛮族の街への潜入が必要になる、だが蛮族は通常の人とは異なり潜入してもすぐにバレるだろう…。そこで蛮族の遺体を利用してホモンクルスを作って欲しい」


「ふむ…。魔法書の入手は重要課題であり、強力は惜しまない。だが、ホモンクルスを一から作るとなると…少々時間がかかる」


「わかった。その間に貴族院に潜伏する調査員を暗殺しておこう」


「ほう? エリアが表で、お前が裏となるのか?」


「ふっ…。お互いの性格を考慮すれば、自然とそのような結果になるらしい…」


「では、期待するとしよう…」


「あぁ…任せておけ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ