3つの依頼
どれぐらい…眠ったのかな? 目覚めると体の感覚がおかしい。
「目覚めたか。体の具合はどうだ? 一応、女の体にしてみたのだが…」
自分の体がどんなのだったかなんて、覚えてない…。
でも、試験管に入った自分の姿をみると、別の体に乗り移っているのだろうと実感する。
「大丈夫です。問題ありません」
服を着て、鏡をみると、確かに別人だ…。
「さて、お前にやってもらいたいことがある」
1つ目は、城塞都市アバスタンから依頼があれば、蛮族との戦いに参加すること。
2つ目は、蛮族が持っているとされる魔法の書を手に入れること。
3つ目は、貴族院から派遣された傭兵団に紛れ込んだ調査員を排除すること。
「まぁ、こんなところだが、お前はまだ、戦闘に慣れていないようだからな…。フェレクターしばらく面倒見てやれ」
「はっ」
フェレクターが準備のために退室すると、気になっていたことをバレードに尋ねる。
「彼は…やはり死んだのですか? それに私もいつか同じように?」
「死んだ。やつとお前の違いは、魂を垂れ流していたかどうかだ。お前は、見ての通り試験管の中だ。魂は垂れ流しにならない。安心して依頼をこなすがよい」
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鉄の壁で閉じられた大きな部屋。ここが修行を?
フェレクターから進められたのは 両手槍の槍士。
「今まで通り、短剣でも構わんが…?」
「いえ、槍でお願いします」
「わかった。では、槍を専用武器として登録する」
槍は身長より高く重い。これを自在に操れないと戦えないのね…。
「それと…既存の8つ魔法と、本を渡した3つの魔法、そして新しい魔法を6つ渡す。お前の主であるバレード様は、魔導の母が3つ杖の1つ水であり、魔法が全てだ」
「はい…」
「よろしい。では、まずゴブリンたちから倒していこう」
フェレクターは、ゴブリンを3匹召喚する。
「さぁ、遠慮いらぬ。実戦で経験を積むがよい」




