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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
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ワーキングプア?

バスタの仲間に挨拶を終え、王都リゼンで傭兵となる冒険者たちの集合場所へと急ぐ。


「やばっ。集合時間に遅れる」


バスタたちのグループは、俺を含めて全11名だ。社交的なバスタが声をかけていたパーティーが、メンバーの欠員などで、冒険の続行不能となりメンバー調整をしていたのだが、結局折り合いがつかなかったため、傭兵として金を稼ぐ道を選んだという。


南門手前にある集合場所には、兵士として国に雇われている第三部隊の騎士団長が来ていた。


騎士団は白の鎧に黒い鷹のマークが収集された赤いマントのため嫌でも目立っていた。


「マジかよ…初めて見たぜ」とグループ内の最年長者であるMTの騎士であるリックスが言った。


「ていうか…金色がいるじゃん」


金色とはお馴染みの金色の鎧を纏った黒髪の少女サシエスだ。グレッドと別れる前に聞いた話によると、サシエス率いる総勢48名の冒険者たちは、砦突破を目指していたのだが、国からの緊急要請で王都リゼンの防衛戦に参加するらしい。


その帰り道で…俺達は捕まったのだという。


「なぁ、バスタ。俺達って何と戦うんだ?」


周りの冒険者たちは、一瞬驚くがその後はドカッと笑いに包まれた。


「おい、新入り。何も聞いてないのかよ。俺達は、東の蛮族と戦うんだ。奴らの土地は、今年、日照続で満足に収穫ができないからって、王国を狙っているのさ。それを守るのが俺らだ」


別のグループの優しげなおじさんが答えてくれた。


「おい、そこの。ささと整列せんかっ!!」


***** ***** ***** ***** ***** 


王都リゼンの東には、3つの城塞都市があり、それぞれを異なる血統の領主が治めている。


一応、蛮族から守るための城塞であり、王国の一部とされているため、蛮族の攻撃に対して守る義務が生じているのだ。


城塞は、森林地帯、山岳地帯、砂漠地帯にあり、蛮族がどこを狙うか不明であるため、毎回3箇所に傭兵を送り込んでいるのだ。


傭兵は、月給 + 出来高制のため蛮族が来なければ、当然、月給のみとなる。また何処の城塞へ送り込まれるかは、騎士団次第のため完全に運任せなのだ。


短剣使いの俺は、遮蔽物の多い森林地帯がベストなのだが…。


「砂漠地帯だ」くじ引きを終えてきたバスタが行き先を告げた。


「ルートは、王都リゼンまで南下して、そこから南東にある砂漠地帯に入る。準備金は一人金貨3枚だ。それとグループに10枚だ。出発は10分後、準備は王都で」


あれ? コレッ3ヶ月だよね? どんだけ魔法の触媒…買うんだろう? もしかして…赤字?


「何、びびってんだ? ほら、いくぞ」とバスタに背中を叩かれ出発する。


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