第二十三話 魔導研究室・後編
さて魔導研究室・後半です。
第二十三話 魔導研究室・後編
:アグレイシア王国・王都アグレシア・王宮シュペリアーナ城・魔導研究室:リドア視点:
リドアは魔導研究室の扉を開け切るとそこには・・・謎の装置達が置かれていた、どんなも
のがあるかとゆうと、まず人一人入りそうなくらい大きなガラスケースの装置で形は長い円
形の形である、そしてガラスケースの中には謎の黄緑色の液体が入れられている、次にリド
アが見たのは色々なアームが付けられた鉄製の長机だ、:まるで何かを作ろうとしていた:
ような跡があるがリドアは気にせずに当たりを見渡す、そこには謎の装置の上に置かれた空
のフラスコに素材などを分解、合成を行う魔導機器や魔力を固めて魔石を作る機器など様々
な物が置かれている。
「・・・変な物が大量にありますが、それと言って危険なものはなさそうですね・・・」
とリドアはそう言って緊張を解く。
「へーこれが魔導研究室ですか、面白い機器がそろってますね」
とリドアの後ろに居たアオノはそう言って謎の機器の近くまで行き観察する。
「これが何かわかるりますかアオノ様?」
とリドアは謎の装置に詳しそうなアオノに聞く、聞かれたアオノは。
「まあ・・・予想だけど、多分人工生物を作るための魔導装置だね」
とアオノは平然と言った、だがリドアは心の中でかなりの衝撃を受けていた。
(こ、この魔導装置が生物を作る物・・・そんな夢物語みたいな装置がこの王宮でいや、
魔導研究室で・・・一体、二十年前の王宮魔導士首席長は何を考えてこの魔導装置を
作って、何を作ろうとしていたのだろうか・・・)
と心の中で考えながら魔導装置を見る、二十年も前から誰も手入れしていな魔導装置は
汚れており、とても生物を作る装置とは思えないとリドアは思って居るとアオノがリドア
声をかける。
「リドアさんちょっといいですか?」
とアオノは呼んだ、リドアは素早くアオノの元へと近づく。
「どうしましたか、アオノ様?」
「いや、本棚あったからね、何かないかと探したらこんなの見つけた」
とアオノはそう言ってリドアに本の見せる。
「えーと、人工生物研究記録書・・・え、アオノ様これは!?」
とリドアは驚き、本を見せたアオノを見る、そこにはにっこりとしたアオノの顔が見えた。
「そう、どうにも人口生物のついての記録みたいでね、読むよ」
と言ったあとアオノは人工生物研究記録書を開ける、リドアと近衛数人とメイド数人が
ごくりと空気を飲む、そこに書かれていたのは・・・。
(・・・どこの文字だ?・・・見たこともない文字で書かれていて私では読めない)
とリドアは人工生物研究記録書が謎の文字で書かれており読めなかった、リドアは残念な
顔をしながらアオノの方を見る。
「あ、なるほどね・・・そうゆうことか・・・」
とアオノは小さな声でぶつぶつと何かを言っていた、リドアはすぐにアオノに声をかける。
「もしや・・・アオノ様はこの文字が読めるですか?」
とリドアは半信半疑でアオノに聞く、そしてアオノは。
「まあ、いちようは、リドアさんこの記録書少しの間自分が持っておきます」
とアオノのそう言って人工生物研究記録書を懐にしまってしまう。
「え!?、アオノ様、その記録書をどうするつもりですか!?」
とアオノの行動に驚きつつ、リドアは問いただす、近くに居た近衛達やメイド達はアオノ
に視線を集中する、そしてアオノは立ち上がり全員を見る。
「まあ、そんなことより、早く掃除と整理を始めましょう、時間が減りますよ」
とアオノはそう言って話題を逸らす、リドアと近衛達とメイド達は気になりつつも本来
の目的が何なのかを思い出し、魔導研究室の掃除と整理を始めたのであった、そして
リドアは一瞬、アオノの表情がまるで何故この文字がここにあることに驚いているよう
だったと印象に残るがきっと気のせいだと自分を無理矢理納得させて掃除と部屋の整理
をするのであった。
:アグレイシア王国・王都アグレシア・王宮シュペリアーナ城・魔導研究室:アオノ視点:
さて、しばらく時間が経って魔導研究室での掃除と整理がある程度出来たので、お昼時
とゆうこともあり、現在アオノとアデス以外の全員は大食堂へと食事に向かったので現在
アオノは魔導研究室で発見したレシピ書や記録書などをじっくりと詳しく読んでいた。
「さて、:人造生物の錬成書:と:魂と器のあり方の書:と:自我を宿した魂の記録書:は
読んだし、そろそろ、人工生物研究記録書を読むか」
とアオノはそう言ったあと懐にしまった記録書を取り出す。
(しかし、この人工生物研究記録書の文字がまさかの・・・漢字とひらがなですよ・・・
まさかの20年前の王宮魔導士首席長が転生者でしかも自分と同じ元日本人、本当にあるん
だなーこんな事)
とアオノは疲れた顔でため息を出す、もちろんアンデット種なので肉体的疲労はない、まあ
精神的疲労はあるが・・・。
(しかし20年前の王宮魔導士首席長が転生者か、どうりで大食堂でのメニューに和風料理が
あるわけだよ)
とアオノはそう思うと記録書を開いて読み始めた、内容はこんな感じだ。
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:アグレシア歴715年:5月・・日:
今日より男のロマンである、人造人間を作りたくなったので、基礎研究として人工生物を
研究してみたいと思う、この世界に転生してから55年が経過して前世の日本での生活など
は大半を忘れてしまったがこの世界での魔導学は大半を取得してしまった、要するにこの
人造人間を作りたくなったのも気まぐれでもあるしただの暇つぶしだ、そしてこの記録も
気まぐれで付けている、さてまずは生物の遺伝子でも研究しようかなと思う。
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:アグレシア歴715年:6月○□日:
さて、久しぶりに記録を書くのだが、正直言ってうまくいかん、生物を作る際に遺伝情報
を作りだす方法は分かったが、生物を作り出す魔導装置の開発がうまくできない、一体ど
うすれば、良いのだろうか・・・。
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:アグレシア歴717年:3月2△日:
あ、ついに完成した・・・まさか生命の水と緑鉄の液体を合成した物で出来るとは思わな
かった、いやー、間違えて混ぜるものだ、うん、これで人工生物製造魔導装置が完成した
次の仕事が終わったら早速人工生物を作るぞおおお。
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:アグレシア歴719年:12月2☆日:
は~、ようやく仕事が終わった、まったく、24代国王は気まぐれで魔力で光るマジックアイ
テムを作れとか言うなよまじで・・・さて早速人工生物を作ろうかな、最初はホーンラビッ
トでも作ってみるか。
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:アグレシア歴720年:1月03日:
さて人工生物だが、いくつかの試作品を作ってみて分かったことがある、それは知性の低い
人工生物を作るさいは問題なく自我を手に入れるのだが知性の高い人工生物を作るとまるで
人形のように指示と手順を正確に教えないと何もできず、そして自我も得ることもなく学習
機能もしないとわかった、これは一体どうゆうことだろうか、何かが足りないのだろうか。
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:アグレシア歴720年:3月□1日:
現状の知性の高い人工生物が何故か自我が目覚めないのかが分かってしまった、そして私で
は無理であることも、どうにも自我がある魂を人工生物の身体に植え付ける、ことでほとん
ど人間と同じように学習や感情、意思などが芽生えるようだ、だがそんなことができるのは
死霊術魔法の上位しか無理だろう、この研究は諦めるしかないようだ、あ・・・ロマンは結
局ロマンのまま終わってしまうのか、だが次の王宮魔導士首席長がこの研究を活かしてくれ
ると信じて今までの成果をこの部屋に残しておこう、どうにも私の寿命はもうじき尽きるだ
ろう、あー研究完成するかな・・・、まあーこの記録は日本の文字で書いちゃったからこの
世界の人じゃーまず読めないだろうね(笑)もし読める人が居たら同じ故郷の人だと思うね
。
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さて読み終えた、アオノは本を閉じて、床に置く。
(まじなのですか・・・俺、この死霊術魔法の自我がある魂を作る魔法・・・取得してる)
とアオノは思わず苦笑い。
いやね、まさか興味本位で読んだ記録書に重大な情報が記録されてるとか思うか普通、てか
どうしよう・・・作るのか俺、人工生物いや・・・人造人間を作るのか、この人のロマンを
実現させるのか・・・。
「とりあえず、この人工生物については正式授与式のあとで決めよう、うん、そうしよう」
アオノはそう言ったあとアデスに人工生物研究記録書を預けて、魔導研究室の掃除と整理を
再び始めた。
「さて、さっさと終わらして明日に備えるか」
とアオノは独り言を唱えながら、要るものと要らないものを分けていったのであった。
さて、次はまとめ?かな?、次は1月26日に投稿します。




