第0話 始まりの唄
第0話 始まりの唄
「ルート!起きなさい!!」
甲高い声を上げる少女の名はレイ。
0のナモである。
「むにゃむにゃ…」
ベットの上で気持ちよさそうに寝る少年はルート。
この世界を救うことの出来る少年。
「いい加減。起きなさい!!」
バサッ!
レイはルートの布団を引っペがした。
「さ、寒!何するだよレイ」
「あんたが起きないからでしょ。ご飯冷めるわよ」
プリプリと怒りながらレイはルートの部屋を出て、階段を降り始めた。
追いかけるようにルートも後に続いた。
軽く螺旋状になってる階段を降りると部屋は暗く、カーテンの隙間からこぼれる光だけが頼りだった。
これは、仕事でいつ寝られるか分からないルートのために暗くしているものだった。
ルートが最後の段を降り足が床に着いた直前、台所から声がする。
「おはよう、ルート。ご飯冷める前にたべて?」
まるで女の子の様な少年はエイト。
8のナモである。
「いただきます」
ナモとは。ナンバーズモンスターの略である。
ナモはこの世界が生まれる前。
おそらく宇宙が生まれる前から存在する数字の神。
彼らがいるからこそ、宇宙が、世界が保たれているのだ。
地球を産んだと言っても過言でもないナモは、地球を汚染する人間が気に食わなかった。
そんな、ナモは人類の敵、ナモ・エネミーと呼ばれた。
そんな、ナモ・エネミーを元に戻すことの出来る者はルートだけである。
この物語はそんなナモ・エネミーと地球を救うルートのお話である。




