47 木星はん、相変わらず平べったいわな。
「木星はん、相変わらず平べったいわな。」
「俺より土星の方が扁平だろう。」
「そういえばそうや。でも、あんさんが大きいよって目立ってまんな。」
「土星だけでなく、地球だってきれいな球体じゃあないだろ。」
「あー、赤道あたりが膨らんでまんな。」
「儂だって、昔は綺麗な球体だったんだよ。」
「そうでっか。」
「そうだよ。それが、自転が早くなったのもあるが、太陽神の重力の潮汐力でさらに平たくなったの。」
「木星はんの自転は約10時間で1回転でっしゃろ。」
「そうだ。で、太陽神の影響で赤道が膨らんで極がつぶれた扁平な形になったんだよ。」
「どの星も太陽神様の影響を受けてまんな。」
「当たり前だ。」
「そうでんな。」
「太陽系は、太陽神の影響失くして出来上がった物ではないからな。」
「そうでんな。」
「お前さんたちだってそうだろう。」
「そうでんな。彗星は見た目からしてすぐわかりまんな。」
「尾っぽがひかる星なんぞ、どこを探したって居ないぞ。」
「ほんまにそうや。」
「でも、燃えてる恒星もいないがな。」
「アハハ。なら、太陽系は、恒星自ら率先して稀有な星の集まりでんな。」
「なるほど、トップが変わってるから、部下も変わってるってわけか。納得だな。」
「そうや。ワテらが変わってるのは、みんな太陽神様の影響や。」
「そうだな。だが、儂は悪い気はしないぞ。」
「ワテもや。」
「お互い、おもしろい恒星を持ってよかったな。」
「ほんまや。」
* * * * *
「ところで、シューメーカーは?」
「あそこにいるぞー。」
「まだ、頑張ってるんや。」
「当たり前だ。儂の嫁さんだぞ。簡単に吸収せんぞ。」
「シューメーカーが頑張ってるんやなく、木星はんが吸収しないよう頑張ってるんやな。」
「そうとも言うな。」
「ご苦労さんで。」
「シューちゃんの為や、儂は頑張るでー。」
「せいぜい頑張りや。」
「オウ。」
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