パワーアップついでに鍛冶屋もしてみる
体に付いた水分を分解消去して、俺とトンナは、下着姿にバスローブを羽織って部屋に戻る。俺は裾を引き摺るので、腹のところで何重にも折り曲げて、紐で括った状態だ。見た目は酷いが、部屋の中なので気にすることもない。
三人掛けのソファーには、アヌヤとヒャクヤが仲良く並んで、一人掛けにはオルラが困った表情を浮かべて座っている。
俺はアヌヤとヒャクヤの前に立ち、「強くなりたいって?」と問いただす。
「お前からも何とか止めるように言っておくれ。私がいくら言っても聞かないんだよ。」
オルラは激痛に襲われることを知っている。
トンナも知っているから、どちらかと言えば反対する姿勢だ。でも、トンナは強くなりたい気持ちが理解できるのだろう、俺が渋れば、俺を説得するつもりだ。
そのトンナは俺の後ろで踏ん反り返っている。あくまでも表面上は反対の立場ということなんだろう。
「だって、ウチ等、トンナ姉さんにもマザコンマスターにも全然歯が立たないから…」
「そうなんよ。この間、討伐した化け物もチビ助の作った偽物だし…」
こいつら、口を窄めてシュンとしてるくせに俺のことはキッチリとディスリやがる。
「いいか?お前ら。」
俺の言葉に二人が顔を上げる。
「すっごく痛いぞ。ヒャクヤの頭を弄った時の比じゃないんだぞ?」
二人が頷く。
「そりゃあ、もう、小便だけじゃなく、うんこもチビルかもしれないぞ?」
あからさまに嫌そうな顔をする二人。
「それでも良いなら強くしてやる。」
二人はお互いの顔を見合わせ、俺の方に向き直って、同時に頷いた。
トンナは二人の様子を見て、ニッコリと大きく笑い、オルラは肩を竦めて「やれ、やれ。」と首を振った。
『二人は、双子の特性を持ってるから、量子テレポーテンションが馴染みやすい。量子テレポーテーションを利用しよう。』
考えてたな?
『実験マニアだからねぇ。』
『俺の方も腕が鳴るよ。』
具体的にはどうする?
『アヌヤとヒャクヤには増殖機能を持たせた霊子回路を作ろう。』
増殖?
『ああ。ヒャクヤに作った霊子受発信回路をだな。改良、強化して受信回路が増殖するようにする。』
何か、あからさまにやばそうな気がするんだけど?
『かなり痛いだろうな。ヒャクヤに霊子受発信回路を作った時の二倍は痛いと思う。』
耐えられるのか?
『お前がフォローしてやれ。二人の脳にマイクロマシンを侵入させて、痛覚を麻痺させるんだ。』
痛覚を麻痺させるって、どうやるんだよ?トンナの全身にマイクロマシンを組み込んだ時は痛覚を遮断するなって言ってたじゃないか?
『トンナの時は、先に筋肉繊維にマイクロマシンが組み込まれていただろう。そのマイクロマシンと表皮に組み込む新しいマイクロマシンと同期させる必要があったから、痛覚遮断をさせなかったんだ。表皮部分は神経とも密接に関係してるからな。ヒャクヤとアヌヤの場合は既存の霊子回路周りの強化改良だけだ。神経系統には関係ないから痛覚遮断しても問題ない。とにかく痛覚を司る部位は俺が教えてやるから、そこをマイクロマシンで電気信号を遮断してやるか、散らせばいい。出来なきゃ、二人は廃人になる可能性がある。』
おいおい。止めろよ。脅かすなよ。
『脅しじゃないぞ。本当のことだ。』
わかった。何とかする。
「ヒャクヤ。ベッドに行こう。」
全員で、寝室に向かう。
アヌヤが真っ暗な寝室に火を灯す。窓のカーテンを引いて、ヒャクヤがベッドに寝転がる。
ヒャクヤの頭の中には、既に霊子受発信回路を作成している。その霊子受発信回路から受信回路が増殖するように改良するのだが、ほぼ作り変えることになるとイズモリは言う。
霊子受発信回路の制御を元々のヒャクヤの霊子回路にさせる必要もあるため、その霊子回路自体もバージョンアップさせなければならない。
同じ作業をアヌヤにもするのだが、負担の軽いヒャクヤから行うことにした。
ヒャクヤが緊張した面持ちでベッドに横になる。
「目を閉じて。」
俺は胸の上に馬乗りになってヒャクヤの頭を両手で挟み込む。
ヒャクヤの体は瞬間移動をするために構成元素から、遺伝子情報まで手に入れている。
俺はヒャクヤの脳を右目でスキャンする。
脳の痛覚部位に俺のマイクロマシンを侵入させて、準備が出来上がったことをイズモリに知らせる。
俺も目を閉じる。
瞼の裏にはヒャクヤの脳、新規に改良される霊子回路、霊子受発信回路が映像となって浮かび上がっている。
「やるぞ。」
ヒャクヤの体が反り返るように跳ねる。
俺以外の三人がヒャクヤの体を固定する。
怨嗟を含んだような唸り声。
俺は、マイクロマシンに命令を走らせるための霊子を次々とヒャクヤの脳内に送り込む。獣人は霊子を喰ってしまうため、その消費量を上回る霊子を送り込まなければならない。
俺のマイクロマシンは神経節を伝わる電流を阻害するが、激しい痛みを感じているヒャクヤから次々と電気信号が送られてくる。
大量の電気信号は、マイクロマシンに与えた命令を混乱させて、正常に機能させない。
同じ命令を書き込むために俺は大量の霊子を送り込む。その間にも大量の痛み信号が送られて来る。
霊子回路の作成は一瞬だが、痛みは続く。
肉体が新たな霊子回路を拒むからだ。
馴染むまでの間、痛みが続く。
霊子受信器を体外に排出させるために、上顎の口蓋に霊子受信器排出器官を作り出す。
ヒャクヤは上顎に激しい痛みを感じている筈だ。
ヒャクヤはおよそ二十分間、この激痛に耐え切った。
荒い息を吐きながら、汗だくになったヒャクヤが目を開く。
「どうだ?大丈夫か?」
ヒャクヤを覗き込んで、問い掛ける。
目の焦点が合っていない。
トンナと下僕契約した時と同じだ。
「このまま、しばらく休ませよう。」
ランプの明かりが、ヒャクヤの影を揺らしている。
俺は静かにヒャクヤから離れ、ヒャクヤの瞼に手を置いて、ヒャクヤの目を閉じてやった。
呼吸数と心拍数は落ち着いている。
肉体自体は大丈夫だ。
ヒャクヤの体に触れて、粒子の流れを確認する。よし、異常はない。
心配そうなアヌヤに「大丈夫だ。今夜はこのまま休ませよう。」と、声を掛ける。
「うん。クソガキがそう言うなら安心だ。」
いい顔で笑いながら、クソガキとか言うな。
「それじゃあ、ヒャクヤはあたしが看とくから、順番に晩御飯を食べておいで。」
オルラがわざと明るめの声で、皆に声を掛ける。
「トンナ、アヌヤと食べに行っといで、俺はもう少しヒャクヤの様子を看てるから。」
「じゃあ、あたしも残るんよ。」
俺が残るといったもんだから、アヌヤもトンナも此処に残ると言い出した。
しょうがないので、食事を部屋に運んで貰うようにホテルに頼んで来てくれと、トンナにお願いする。
「わかった。」
トンナが立ち上がると、アヌヤが下僕としての仕事をしようと立ち上がるが、ヒャクヤの傍を離れたくないため、中腰になる。
「いいよ。お前は此処に居てやりな。」
トンナがアヌヤの頭を撫でながら、優しくアヌヤを座らせる。
俺達はヒャクヤの傍にテーブルを運び込んで、食事の準備をする。何かが起こった時に対処出来るように俺がヒャクヤの傍に座り、アヌヤがその隣に座る。
「アヌヤ。」
アヌヤが俺の方を見る。
「お前はもっと苦しいと思う。」
アヌヤの目に挑むような色が浮かぶ。
その目を見て、俺は言葉を呑み込んだ。躊躇するようなことを言っては、悪いような気がしたからだ。
「ヒャクヤが村出の嫁に選ばれた時、あたしは悔しかったんよ。」
アヌヤが独白のように語りだす。
「最初は、ヒャクヤの方が出来るから悔しいと思ったんよ。」
肩を竦めて、ヒャクヤを見詰めるアヌヤはどこか寂しげだ。
「でも、本当は、ヒャクヤを守れない自分が悔しかったんよ。」
その後、アヌヤは黙り込んだ。俺は一言「そうか。」と答えた。
トンナが運び込んだ食事を食べて「もう、大丈夫だろう。」と言って、俺はリビングへと移動する。
ヒャクヤ専用の武器を作るためだ。ヒャクヤの様子はマイクロマシンで監視すればいい。
タングステンは、硬度は高いが、靭性が低い。したがって、高周波ブレードに使用するのは、適切な使用方法とは言えない。
『サイエンスフィクションで、よく使われる単分子ブレードに挑戦するか?』
そんな物、作れるのか?
『出来ると思うよ?原子配列に気を使って、原子をキッチリ結合させれば何とかなるんじゃない?』
単分子だから、素材の量としてはそんなに必要ない?
『ん~?単分子って言葉自体が先行してるなぁ。もしかして複数の分子で構成されてる素材を単一分子で構成するから強靭になるとか思ってる?』
『こいつに難しい話をしても無駄だぞ。』
『そっか。とにかく、切断行為について話すね。』
…おお…
『切断ってのは、原子間結合と分子間結合を切り離させる行為な訳よ。』
うん。
『単分子ってのは一分子で構成されてるって意味で使われると思うんだけど、分子は原子で構成されてるから、原子間結合を切り離されると、結局一緒な訳ね。』
おお。
『金属ってのは金属結合で、原子が綺麗に並んで結合してる訳よ。単純に言うと分子で結合してるんじゃないの。』
えっ?そうなの?
『そうなの。だから、結合力が強くて切れ難いのね。』
ほう。
『金属結合より強いのが共有結合って言って、共有結合結晶が固いわけ。』
ふむ。
『代表的な共有結合結晶はダイヤモンド。』
ああ。そりゃあ固いわ。
『でっ話を戻すけど、この場合の単分子ってのは、分子一個分の厚みしかない薄~い、ものすごっく薄~い刃を作ると、分子間とか原子間にその刃が入っていく訳よ。』
ほう。
『分子間のファンデルワース力を切り離すために刃の形状に工夫が必要だけど、そういう薄~い刃を単分子ブレードって言うの。わかった?』
わかった。じゃあ、グラファイトで単分子ブレードを作ればいい訳だ。
『いや。炭素原子を使った単分子ソードなんだからカルビンにしよう。』
カルビン?
『そう。ダイヤの三倍の硬度があるから凄いよ。』
じゃあ、カルビンで。
カナデラが刃の設計図を俺に提示する。俺は瞼を閉じて、その設計図を確認する。
標的に接触する部分は分子一個分の薄さ、剣の腹にはサメ肌のようなザラツキを作る
このサメ肌の構造が重要で、分子間結合を一旦切り離しただけでは、ファンデルワース力で、分子は再結合してしまう。それを阻害するために、切断面を凸凹にする必要があるのだそうだ。
物質を切断するためには、刃物の重さ自体が重要になってくるため、鎬部分は金属原子を多くして、刃に重さを持たせる。切っ先の重量を僅かに重くし、デザインを整える。
鍔元から真直ぐに剣先へと延びる金属光沢が、切先付近で涙のように形状を整える。
ティアドロップって名前にするか。
『ブハッ!厨二病か?!』
うっうるさい!
刃部分が薄く成形されたカルビン、刃の腹部分が透明のダイヤモンド、鎬部分はシンプルに鋼だ。一応、鎬の両脇には、剣を突き刺した時、抜きやすいように樋を作る。
長さは魔法具店で見た両手剣とほぼ同じ、七十センチメートルにした。本体が薄くて身幅も細いから、かなり軽い。一キログラムも無いのでは?片手で扱えるよ。獣人なら摘まんで使えるんじゃないか?
そう思うと、柄頭には円環を作ってしまう。指を差し込んでクルクル回せるじゃん。
『いるか?これ?』
その判断はヒャクヤにして貰おう。
鍔は日本刀と同じ形状に仕上げる。
ここで、一つの問題にぶち当たる。
鞘だ。
触れれば斬れる、単分子ブレードなのだ。刃に接触しない鞘が必要だった。
納剣している時は良いが、抜き差しを行う時に、どうしても鞘に刃が当たってしまう。つまり、剣を動かすことなく、納剣、抜剣できればいい訳だ。
鞘を可動式の物にしよう。
『可動式?』
そう、自転車のチェーンみたいなもので刃部分を取り囲んで、スイッチ一つでそのチェーンを巻き取るみたいな感じ?
『うん。それならいいかも。』
と、いうことで、鍔を分解して、鍔なしの剣にする。鍔の部分には歯車を二個、設置し、その歯車でチェーンを巻き取る機構とした。
チェーンを構成するリンクには、剣の刃を挟み込むアームを備え、刃には触れないようにしておく。これで、鞘の方も完成だ。
随分とスチームパンクっぽいデザインになったが、しょうがない。
色がないので若干寂しいが、明日こそは顔料を買って来よう。
オルラとアヌヤが交代で風呂に入り、アヌヤはヒャクヤの傍に戻って行く。
俺はトンナの膝上でゴロンと横になる。
「強い子達だね。」
トンナの横に座ったオルラが、ぼそりと言う。
「そうだね。」
俺が答える。
俺が作った剣をオルラが手に取る。
「綺麗な剣だ。お前はこんな物まで作れるようになったのかい。」
しみじみとオルラが呟く。
「世が世なら、お前がヤートじゃなけりゃぁと、何度思ったか。」
「どっちも、もしもだよ。俺はヤートだし、義母さんの甥っ子だ。恥じてもいなけりゃ、腐ってもいない。義母さんの甥っ子でトネリの弟、俺は良かったよ。」
オルラが俺の頭を撫でる。
「ちょっといいかな?」
トンナがおずおずとオルラに声を掛ける。
「何だい?」
「オルラ姉さんとトガリって婆様と孫じゃなかったの?」
「違うよ。義母さんは、俺の姉さんの嫁ぎ先の母親で、俺の伯母さんに当たるんだ。」
「えっ?じゃあ、血は繋がってないの?」
「ああ。集落も違うし、繋がってたとしても薄いんじゃないかな?」
「そうなんだぁ。ふうん。」
トンナが詰まらなさそうに頷く。
「どうしたんだい?」
オルラがトンナを覗き込むように、首を傾げる。
「別に、なんか、あたしはトガリのことを何にも知らないなぁと思って。」
「はは。何を言ってるんだいこの子は。」
オルラが一笑に付す。
「トンナ、あたし達と出会って、まだ一月も経たないんだよ?それに、この子に関しちゃ、あたしも驚かされることばっかりさ。」
口を窄めてトンナが頷く。
「俺が寝る時はトンナの上で、座る時はトンナの膝の上、歩く時はトンナの肩の上、これだけ一緒に居るんだ。その内、俺のことで知らないことなんてなくなるよ。」
「うん。そうだね。」
『ああ~あ。トンナを家具乗物認定しちゃったよ。』
『良いんだよ。トンナちゃんはそれで喜んでるんだから。』
『そうそう、それで良いの。』
いいや、良くない。
『おっ?』
トンナをそういう風に扱うか、扱わないかは、俺達の心積もり一つだと思う。
『…』
『…』
『…』
妻や恋人と性交渉するだろ?でもセックスフレンドと同じじゃないだろ?
『そうだな。やってる行為は一緒でも違う行為だな。』
『そうだね。俺達がそういう風に思うと、そういう扱いになるんだよね。』
『俺達の心一つか。一つじゃないけど。』
そういうのはいいよ。とにかく、お前らじゃなくて、俺の心一つさ。
『表出人格と副幹人格の差だな。』
そういうことだ。だから、あまり俺に変なこと言うな。心が揺らぐ。
『揺らいじゃうんだ?』
『ブレ易いってこと?』
『頼りねえ。』
だからお前らがいるんだろうが。
「トガリ。」
トンナに声を掛けられる。
「あたし、もっと強くなれないかな?」
『…』
『…』
『…』
「えっ?もっと?」
「うん。もっと強くなりたい。」
ええ~?もう十分に強いですよ、お嬢さん。これ以上強くなってどうするんですか?地球割るんですか?
「まあ、もっと体を鍛えるとか?鍛錬に励むぐらいじゃない?」
『そうだな。それが妥当だ。』
「そうか~それぐらいしかないか~。」
あからさまにショボ~ンだ。
いやいやいや、ホント十分だから。柏手で空気をプラズマ化させたり、一万ケルビン以上のアーク放電したり、トンナちゃん?一体どこを目指してる?
しょうがないので、トンナの鎧もカルビンでコーティングし直してやる。ヒャクヤの武器を見たことも、強くなりと思った一要因だろうと思い、トンナ専用の武器を作ってやることにした。
「斧槍がいい!」
即決でそう言うので、ヒャクヤの単分子ブレードと同じ要領でカルビンとタングステンでトンナ専用の斧槍を作ってやる。ヒャクヤの単分子ブレードと違うところは、マイクロマシンで分解運搬できるようにしたことだ。
こうすることで、普段から目に見えない形で携行できるようになる。街中でトンナが斧槍を担いでるのって明らかに危ないからね。
トンナの設定したパスワードを口頭入力すれば、いつでも現れ、いつでも消せる、トンナ専用の斧槍が完成したら、オルラまでもが、自分の武器の改良を願い出て来た。
ツブリの強化と苦無の改良だ。
武器のことはアギラとの戦闘から改良を考えていたそうだ。
全長五メートルを超える魔獣の力に耐えられるツブリと苦無が欲しいとの要望なので、イズモリが張り切って設計する。
ホントにお前ってオルラびいきだよな?
『そうだ。俺はオルラのことが気に入ってる。』
臆面もなく堂々と言い切りやがった。
イズモリの提案した苦無は面白かった。刃内部にマイクロマシンを仕込み、パスワードを設定し、そのパスワードを口頭で入力すると、そのマイクロマシンが放出されて、苦無周囲の物質の分子結合を強めて、茨の棘状に伸長するという物だ。
仮に魔獣の体に、この苦無を打ち込み、パスワードを入力すると、一瞬で、魔獣体内で苦無が茨の棘状に伸長して魔獣の体内を侵食、ズタズタにしてしまうのだ。
凶悪なる凶器だ。
あ、だから凶器か。
ツブリに関してはワイヤーの強化を主体にした。
ワイヤーにカルビンと霊子結晶を織り込み、分銅の材質もタングステンに変更。
気配を伸ばすことの出来るオルラが、霊子を送り込むとツブリのワイヤーが自在に動くという、これまたチートな武器に仕上がった。




