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第22話 奇襲

 フランツの部隊は先遣隊として魔物がいる方向に進んでいた。

 しばらくすると斥候として先行していた冒険者が戻ってきた。


「隊長!前方に敵の先遣部隊を発見しました!」


「よし止まれ!場所もちょうどいい。数は?」


「およそ八十です!」



 フランツ隊は小高い丘の上で静止した。



「うわあ・・・なんて数だ・・・」



 冒険者の一人が思わずぼそりとつぶやいた。

 リュカ達の前方におびただしいほどの魔物がタイレンの方角を目指して進行してきていた。



「運が良いことに向こうは気づいていない。このまま奇襲に入る!まずリュカとルーネさんが魔法により先制攻撃をしかけ、それ以外が俺に続き白兵戦をしかける。深追いせず本体が接近してきたら退却する!ここで全て処理できたら大きいぞ!気合を入れろ!」


「リュカ!ルーネさん!準備は?」


「こちらは準備ができた!いつでもいけるぞ!合図を頼む!」



 ルーネとリュカが詠唱に入った。



「魔法構え・・・撃て!!」


「ファイアストーム!」


「サンダーレイン!」



 リュカが放った上級魔法ファイアストームとルーネが放った神級魔法のサンダーレインが少し外れたが五十程度は削ることが出来た。

 しかしこれにより敵部隊は何が起こったかわからず恐慌状態となっていた。



「フランツ・・・後は任せたぞ!」


「任せとけ!」



 リュカとルーネは莫大な魔力を使ったことにより動けなくなった。



「敵部隊は混乱している!今がチャンスだ俺に続け!」



 フランツを先頭にフランツ隊は魔物に向かって駆け出した。

 残りは強力な魔物ばかりの残っていた。


 オーガにハイコボルト、ハイゴブリン、アンデットナイトなど通常であればどれも十名程度の冒険者たちでは太刀打ちできない魔物ばかりだった。



「二人一組で戦え!前に出すぎるなよ!」



 おそいかかってくるハイコボルトを次々に切り捨てていった。

 フランツの目の前にオーガが立ちふさがった。



「エミリア!後ろは任せた!」


「フランツ様!一人では危険です!相手はオーガですよ!?」


「悪いなエミリア。こいつだけは俺が一人で倒さなきゃならないんだ!」



 オーガはフランツにとって因縁の相手であった。

 リュカを捨て置いて逃げるはめになった相手である。

 


「今はもうあの時の弱かった俺じゃない!お前を倒して過去を乗り越えてやる!」


「グォオオ!」



 フランツにオーガに向かって駆け出した。

 オーガはフランツに向かって拳を振り下ろしてきた。


 フランツはかわして大剣で縦に斬りかかった。



「ガァアア!」



 オーガの左腕を叩き斬り腕が引きちぎれオーガは悲鳴を上げた。

 オーガは怒り狂いフランツに向かって殴りかかってきた。


 フランツはかわすことが出来ず、大剣でガードしたが大剣にひびが入った。

 オーガはそのまま続けて殴りかかろうとしたが、フランツはすばやく砂を拾いオーガの顔面に向かって投げつけた。


 オーガはそれによってひるみ、その隙にフランツはオーガに蹴りを入れそのまま大剣を腹部に刺しこんだ。

 オーガはフランツを振り払ったがそのまま動かなくなり、絶命した。


 オーガに刺した大剣はその勢いによって折れてしまった。



「いってえなあ!つか俺の剣が折れちまったよ。チキショウ!」



 エミリアはフランツに駆け寄ってきたアンデットナイトを斬り捨てた。



「フランツ様!敵の本隊が接近してきます!」


「よし引き上げるぞ!」



 フランツ隊は計六十八体の魔物を討伐することに成功し退却した。

 タイレンの町への退却も無事に済み、素晴らしい戦果を挙げたことが防衛軍に知れ渡ったことで全軍の士気が高まった。


 しかしまだ戦いは始まったばかりである。

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