七十一話 屋上にて
さてこれでよし。
エゴイストの隊員は正体がバレてはいけないように仮面や服が決めており、それで階級などもわかったりする。
俺は仮面やら服を着替えた。
つまり俺はエゴイストの隊員としてではなく深影鉄冶として行動する。
しかしこれからどう行動したらいいのか迷う。
だって研信達の居場所を他のエゴイストの隊員にバレずに探さなくてはならないから。
「一体誰だ!?」
中原君が突如と現れた人に問おうとしている。
現れた人は茶色の仮面に茶色の服をしており、その服は教団?みたいな感じの服をしていた。
そして今ここにいるのは中原君と私とさっきの人だけ。
ここっていったら屋上である。
椎葉さん達と居ていたが中原君に屋上に呼び出されたのだ。
中原君は耳まで真っ赤にしてなにか言おうとした時にさっきの人が現れたのである。
私の予想でしかないがもしかして中原君は私に告白でもしようとしていたのではないかと考えているが私には鉄冶がいるんだし断るに決まっている。
最近、私から避けているから鉄冶には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
あ
そういうことか、私の気持ちは……変わらないんだ。
「誰かという前に聞きたいことがある、中原研信に私達の仲間になってくれないか?」
さっきの茶色服の人は中原君に問う。
「俺の質問には後で答えてくれるってことか…なら回答は決まっている……ごめんだ」
中原君は突如として茶色の服の人を殴りにいく。
「そうか」
茶色の服の人は哀れんだ目で中原君を見て余裕で中原君の拳を止める。
中原君はすぐに後ろに跳ぶ。
冷や汗をかいていることがわかる。
「水上さんは逃げて!」
急に言われたが無言で頷いて屋上から去る。
私はどうすればいいの?
ねぇ、鉄冶、今どこにいるの?
「なぜ明らかな隙ができていたはずだろう?だったならなぜ攻撃をしなかった?」
俺は水上さんの走っていく姿を見送ると茶色の男に聞く。
こいつは俺と同等、いや少し俺より上だ。それなのに手を抜いた。
「簡単だ、俺はgiveからの命で中原研信をスカウトするようにと言われているからだ」
give?どこかで聞いたことがある。
「あ」
思い出した、エゴイストの頭だったわ。
でもなんで俺だ?
「もう一度聞く、こないか?」
「ああ、少し考えさせてくれ」
マズイなこいつには勝てないし、断ると間違いなく戦ってきそうだ。
「そういえば、他の隊員達も来ていたな」
こいつは追い討ちをかけることを言った。
つまりは水上さんを逃したのは無意味ということか?
そんな……許せない。
いや、待て冷静になれ、今やるべきことを考えろ。
俺は茶色の男の方を見ると俺の方を見ていなかった。
その隙を見て屋上から去るために全力で走りだした。
「うぉお」
俺の横を研信が通りすぎて行った。
しかも走りで。
つまりこれは体育館に行くな。
ゲームの方では走に追われつつもなんとか行くんだったけ?
ということはつまり…走がこっちに来ているということだ。
「貴様、誰だ?」
後ろから声がした。




