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五十三話 遭遇

「いやー、良かったね」

「ああ、そうだな」


あのカフェ結構雰囲気も良く味も良かった。

しかし研信と六道さんが今来ているから出来れば遭遇したくない。


「そういえば服ってあったけ?」


悲しみの体育祭が終わり修学旅行が来るからころには寒くなっており、俺は冬用は家にあるが夜乃は夏に同棲しているため、その時に冬用を持ってきてなさそうと判断したのだ。


「そうだね、あ、じゃあ付き合ってもらうよ」

「もちろん夜乃のためだからな」

「もう鉄冶」


そうして服屋に行こうとしたのだが……




「あ、恵未」

「どうも夜乃」


やばい、フラグ回収をしたかのごとく遭遇してしまった。

そして夜乃可愛い。


「あと、婚約者さんと来ているんだ」

「恵未、な、なにを言っているの?!」

「ラブラブですね、だって恋人繋ぎをしてる」


「「あ」」


俺と夜乃は顔を真っ赤にしているが手を離してはいない。

あー、夜乃可愛い。


「おーい、六道、この人は?」


状況が理解できていない研信。


「この人は夜乃の婚約者の鉄冶てつやさんだよ」

「そうなんだ」


研信は俺を見て俺から研信の瞳にはなぜな闘争心が宿っている。

は、お前はもしかしてハーレムルートを開拓するつもりか?だが夜乃は俺が絶対にさせない。


「ん、じゃあね」


夜乃は俺を引っ張り逃げ出して行く。

あのままではどうしようもなかったから助かった。

そうして服屋で数着買って帰るのだった。


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