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TSしましたが、取り忘れてますよ?  作者: kero


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山に響く歌声

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### 第三部 コボルトたちの祭り


#### 第一節 山奥の村へ


翌朝。


俺たちは、王都を離れて山奥の村へ向かうことになった。


案内役は宰相バルド。


それに、王宮から派遣された護衛が数名。


もちろん、混沌神、始祖ママ、エルミナ先生、邪神たちも一緒だ。


「ステラちゃん! 今日は山登りだね!」


「そうだな」


「パパが空を飛んで連れていってあげようか?」


「歩いていく」


「ええっ!」


「せっかく来たんだから、景色を楽しみたいんだよ」


「そうか! じゃあ、パパも歩くよ!」


……最初からそうしてくれ。


山道はよく整備されていた。


ただし、王都周辺と違い、山奥へ進むにつれて道幅は狭くなっていく。


途中には小さな橋や石段があり、ところどころに休憩所が設けられていた。


「この道は、村の人たちが整備しているのか?」


「はい。各村から人を出し、定期的に補修を行っております」


バルドが答えた。


「ただし、冬になると雪で通れなくなる場所も多く、維持するだけでも大変なのです」


「そうか」


俺は周囲を見た。


山の斜面には木々が生い茂り、谷間には清流が流れている。


自然は豊かだ。


しかし、生活するとなると大変なのだろう。


「ところで、この山には野生動物もいるんですか?」


「はい。山羊や鹿、鳥などが生息しております。また、魔物もおりますが、村の者たちは慣れております」


「慣れている?」


「危険な魔物の生息地を把握し、近づかないようにしているのです。必要であれば、村の狩人たちが討伐も行います」


「なるほど」


しばらく歩くと、遠くに集落が見えてきた。


山の斜面に沿って建てられた小さな家々。


煙突から煙が上がり、畑ではコボルトたちが作業をしている。


「ここが、今回訪問する村です」


バルドが説明した。


「人口は三百人ほど。主に農業と林業、そして小規模な金属加工で生計を立てております」


「三百人か」


「はい。王都とは距離があるため、若者の多くは都市部へ出ていってしまいます」


村の入り口に近づくと、何人かのコボルトがこちらに気づいた。


「お客さんか?」


「王宮の方々だ!」


「おや? あれは……」


そして、俺の姿を見た瞬間。


「ステラ様だ!」


「本物か!」


村人たちが集まってきた。


「おお! こんな山奥まで来てくださるとは!」


一人の年配のコボルトが、前に出てきた。


「村長のガンツと申します。ようこそ、我が村へ!」


「ステラです。今日はよろしくお願いします」


「こちらこそ! まさかステラ様にお会いできるとは思っておりませんでした!」


村長は嬉しそうに尻尾を振った。


「実は、村の若い者たちがライブ映像を見ておりましてな。ぜひ一度、直接お会いしたいと言っていたのです」


「そうだったんですか」


「ええ。特に子供たちは大喜びでございます」


村の奥から、小さなコボルトたちが顔を覗かせている。


俺は手を振った。


すると、子供たちは嬉しそうに駆け寄ってきた。


「ステラ様!」


「こんにちは」


「ぼく、ステラ様の歌を覚えました!」


「おお、そうか」


「聞いてください!」


その子は、少し恥ずかしそうに歌い始めた。


音程は少し不安定だ。


しかし、歌詞は間違えていない。


最後まで歌い終えると、周囲の大人たちが拍手をした。


「上手だったぞ!」


「ありがとう!」


俺も拍手を送った。


「よく覚えたな。練習したのか?」


「はい!」


「偉いな」


その子の頭を撫でてやる。


尻尾が勢いよく揺れた。


「ステラちゃん……」


始祖ママが、また目を潤ませている。


「ママ、泣くなって」


「だって、可愛いんだもの……」


混沌神も嬉しそうだ。


「パパも、あの子に歌を教えてあげたいな!」


「それはいいんじゃないか?」


「本当?」


「ああ。ただし、無理に教えるなよ。本人が希望するならだ」


「もちろん!」


エルミナ先生も頷いていた。


村の人たちは、俺たちを歓迎してくれた。


そして、村長の家へ案内された。


#### 第二節 山の暮らし


村長の家は、木と石を組み合わせた建物だった。


中に入ると、暖炉があり、壁には農具や狩猟道具が掛けられている。


「どうぞ、こちらへ」


村長が椅子を勧めてくれた。


俺たちは席に着き、村の様子について話を聞くことになった。


「この村では、どんな作物を育てているんですか?」


俺が尋ねると、村長は嬉しそうに答えた。


「主に根菜類と麦、それに山菜でございます。山の斜面を利用した畑が多いのです」


「水は?」


「山から流れてくる清水を利用しております。水路も昔から整備しておりまして、村の者たちが管理しております」


「なるほど」


「ただ、冬になると問題がございましてな」


村長の表情が少し曇った。


「雪が積もると、王都との往来が難しくなります。物資を運ぶにも時間がかかり、怪我人が出た時などは大変です」


「医療施設は?」


「村に簡単な診療所はあります。しかし、大きな怪我や病気となると、王都まで運ばなければなりません」


「それは大変だな」


俺は頷いた。


「若い人たちは、やはり王都へ行くんですか?」


「ええ。仕事も多く、生活も便利ですからな。もちろん、王都で働くこと自体は悪いことではありません。ただ、村に残る者が減っているのは事実です」


村長は窓の外を見た。


「昔は、この村にも大勢の若者がおりました。祭りの日には、村中が賑やかになったものです」


「祭り?」


「はい。山の恵みに感謝する祭りでございます。収穫の後に、音楽を奏で、踊り、皆で食事をするのです」


「それは楽しそうですね」


「昔は、村独自の歌もたくさんございました。しかし、今では歌える者も少なくなりました」


俺は少し考えた。


「その歌、聞いてみたいですね」


「よろしいのですか?」


「はい。ぜひ」


村長は嬉しそうに頷いた。


「では、後ほど村の者たちを集めましょう」


その後、俺たちは村の中を案内してもらった。


畑を見て、鍛冶場を見て、村の共同施設を見学する。


どれも大切に使われている。


特に、村の中央にある大きな広場は印象的だった。


「ここで祭りをするんですか?」


「はい。昔はこの広場いっぱいに人が集まったものです」


「今は?」


「……今は、少し寂しくなりましたな」


村長はそう言って笑った。


俺は広場を見回した。


確かに、かなり広い。


だが、今は子供たちが遊んでいる程度だった。


「ステラ様!」


一人の若いコボルトが声をかけてきた。


「俺は村の鍛冶屋で働いている、ガルと申します!」


「こんにちは」


「先ほどの話を聞いていました。もしよろしければ、村の音楽を聞いていただけませんか?」


「もちろん」


「ありがとうございます!」


若いコボルトは嬉しそうに笑った。


「実は、俺も歌が好きなんです。でも、村の若い奴らはみんな王都へ行ってしまって、一緒に歌う仲間が少なくなってしまいました」


「そうか」


「だから、今日は久しぶりにみんなで演奏したいと思っています!」


「それはいいな」


俺は笑顔で答えた。


「ぜひ聞かせてください」


#### 第三節 村の祭り


夕方。


村の広場には、少しずつ人が集まり始めた。


村長の呼びかけで、村人たちが集まってきたのだ。


大人も子供もいる。


中には、王都から戻ってきた若者たちもいた。


「今日は、ステラ様が我が村を訪れてくださった!」


村長が声を張り上げる。


「せっかくだから、昔から伝わる歌を聞いていただこうと思う!」


村人たちから拍手が起きた。


そして、楽器を持ったコボルトたちが前に出てきた。


太鼓、笛、弦楽器。


どれも使い込まれたものだった。


「それでは、始めます!」


演奏が始まった。


最初は、ゆったりとした旋律だった。


それに合わせて、年配のコボルトたちが歌い始める。


歌詞は、山の恵みへの感謝。


春の雪解け。


夏の雨。


秋の収穫。


冬の厳しさ。


そして、家族と仲間への思い。


決して派手な曲ではない。


だが、聞いているうちに、胸に響くものがあった。


歌い終わると、俺は拍手を送った。


「素晴らしい歌ですね」


「ありがとうございます!」


年配のコボルトが、嬉しそうに頭を下げた。


「昔から伝わる歌でございます。子供の頃、親から教わりました」


「いい歌だと思います」


「そう言っていただけると、嬉しいです」


その時、若いコボルトのガルが前に出てきた。


「次は、俺たち若い者の演奏を聞いてください!」


「おお!」


村人たちが声を上げる。


若者たちは、少しテンポの速い曲を演奏し始めた。


伝統的な旋律に、新しいリズムを加えたものだ。


「へえ……」


俺は思わず笑った。


「いいじゃないか」


「本当ですか?」


「うん。昔の音楽を大切にしながら、新しいものを取り入れている。面白いと思う」


ガルは嬉しそうに尻尾を振った。


「実は、王都で聞いた音楽を参考にしているんです」


「なるほど」


「村の音楽も、もっと新しくできたらいいなと思って」


「いい考えだと思うぞ」


俺はそう答えた。


すると、ガルが少し照れたように笑った。


「ありがとうございます!」


演奏が終わると、村人たちから拍手が起きた。


その後、村長が俺の方を向いた。


「ステラ様。もしよろしければ、我々の歌に合わせて歌っていただけませんか?」


「俺が?」


「はい。皆、ぜひ聞いてみたいと申しております」


俺は少し考えた。


「分かりました。では、一緒に歌いましょう」


「おお!」


村人たちが歓声を上げる。


俺は、年配のコボルトに曲を教えてもらった。


歌詞の意味を確認し、メロディーを覚える。


そして、演奏が始まった。


最初は、村人たちが歌う。


俺はその旋律に合わせて声を重ねた。


言葉は翻訳される。


だから、意味を理解することもできる。


山への感謝。


家族への思い。


仲間との絆。


そして、どんなに離れていても、故郷を忘れないという願い。


俺はその歌詞を大切にしながら歌った。


やがて、村人たち全員が歌い始めた。


子供たちも、大人たちも。


王都から戻ってきた若者たちも。


広場全体に歌声が響く。


俺は思わず笑顔になった。


……いいじゃないか。


こういうのが、音楽の良さなんだと思う。


歌い終わると、村人たちは大きな拍手を送ってくれた。


そして、村長が深く頭を下げた。


「ありがとうございました。今日は、本当に素晴らしい日になりました」


「こちらこそ、ありがとうございました」


俺は笑顔で答えた。


その後、村では小さな宴が開かれた。


料理が並び、村人たちが談笑する。


子供たちは俺の周囲に集まり、歌を教えてほしいと頼んできた。


俺は簡単な発声練習やリズムの取り方を教えた。


「お腹から声を出すんだ。無理に大きな声を出す必要はないぞ」


「はい!」


「それから、歌詞を覚えるだけじゃなくて、意味も考えてみるといい。どんな気持ちで歌うのか、それが大切だ」


「分かりました!」


子供たちは真剣に聞いていた。


その様子を見て、始祖ママがまた泣いている。


「ママ……」


「だって、ステラが先生みたいになっているんだもの……!」


「先生みたいって、俺は何も特別なことはしていないぞ」


混沌神も嬉しそうに笑っている。


「ステラちゃんは優しいね!」


「普通だ」


エルミナ先生が微笑んだ。


「でも、こういう交流は大切よ。ステラちゃんが来たことで、この村の人たちが久しぶりに一緒に歌えたのだから」


「そうだな」


俺は広場を見回した。


村人たちは楽しそうに笑っている。


その中には、王都から戻ってきた若者たちの姿もあった。


彼らは、村の人たちと一緒に食事をしている。


……もしかしたら、こういう時間が必要だったのかもしれない。


#### 第四節 コボルト王国公式ライブ


王都へ戻ったのは、翌日の昼だった。


そして、その日の夕方。


王宮では、コボルト王フェルドとの会談が行われた。


「ステラ殿、山奥の村はいかがであった?」


「とても良い場所でした。村の人たちも親切でしたし、昔から伝わる音楽も素晴らしかったです」


「そうか!」


王は嬉しそうに笑った。


「村長から報告を受けておる。皆、大変喜んでいたそうだ」


「俺も楽しかったですよ」


「それは何よりだ」


王は一度、宰相バルドを見た。


「実は、今回の訪問をきっかけに、山奥の村々の文化を記録する計画を進めようと思っておる」


「文化を記録する?」


「うむ。各地に伝わる歌や踊り、工芸技術などを記録し、後世に残したいのだ」


「それはいいですね」


「ステラ殿の言葉で、改めて気づかされた。古いものを大切にしながら、新しいものを取り入れる。それが大切なのだとな」


「俺は大したことは言っていませんよ」


「いや、十分だ」


王は笑った。


「さて、そろそろライブの時間だ。民も大勢集まっておるぞ!」


俺たちは会場へ向かった。


今回の会場は、王都中央広場。


山の内部にある巨大な空間で、周囲には観客席が設けられていた。


すでに大勢のコボルトたちが集まっている。


王都だけでなく、周辺の町や村からも人々が訪れていた。


「ステラ様!」


「待っていました!」


「ダークディーヴァ様!」


歓声が上がる。


俺は手を振りながらステージへ向かった。


今回の衣装も、いつものダークディーヴァのものだ。


黒と赤を基調とした衣装。


そして、大鎌型のマイクスタンド。


「ステラちゃん! 準備はできているよ!」


混沌神が音響設備を確認している。


「現地の技術者たちも、問題ないと言っているよ!」


「ありがとう。今回は任せたぞ」


「もちろん!」


始祖ママが衣装を整えてくれる。


「ステラ、今日も頑張ってね!」


「ああ」


エルミナ先生が、二人を見て笑った。


「今回は大丈夫そうね」


「先生、頼むぞ」


「ええ」


司会者がステージに上がった。


『コボルト王国の皆様! 本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます!』


『これより、我が国にお招きした歌姫、ステラ様の公式歓迎ライブを開催いたします!』


大きな歓声が上がる。


『それでは、皆様! 盛大な拍手でお迎えください!』


照明が落ちる。


重低音のイントロが鳴り響く。


俺は大鎌を肩に担ぎ、ステージの中央へ歩み出た。


「――コボルト王国の皆さん! 今日はよろしくお願いします!」


歓声が爆発した。


最初の曲は、いつものミリタリー系アニソン。


重厚な音楽に合わせ、大鎌を振るう。


ステップを踏み、ターンを決める。


観客たちは大喜びだった。


特に子供たちは、目を輝かせている。


「ステラ様!」


「格好いい!」


「もう一曲!」


二曲目、三曲目と続く。


そして、最後の曲。


俺は一度、マイクを下ろした。


「さて、皆さん。今日は、この国の音楽家の皆さんにも協力していただきました」


ステージの横から、コボルトの演奏者たちが登場する。


「この国には、山と共に生きてきた皆さんの音楽があります。昨日、俺も一緒に演奏させていただきましたが、とても素晴らしいものでした」


会場から拍手が起きる。


「そこで最後の曲は、コボルト王国の伝統音楽と、俺の歌を合わせた特別なものにしたいと思います!」


大歓声。


太鼓の演奏が始まった。


低く、力強い音。


それに笛が重なる。


さらに弦楽器が加わる。


俺は、その旋律に合わせて歌い始めた。


山の歌。


大地の歌。


家族と仲間の歌。


会場にいるコボルトたちは、自然と手拍子を始めた。


やがて、観客たちも一緒に歌い始める。


その中には、昨日訪れた山奥の村の人たちもいた。


村長のガンツ。


若い鍛冶職人のガル。


そして、俺に歌を聞かせてくれた子供たち。


皆、楽しそうに歌っている。


俺は笑顔になった。


……そうだ。


これが、今回のライブで一番やりたかったことだ。


最後のサビ。


太鼓の音が大きく響き、会場全体が一つになる。


そして、最後の一音が消えた。


一瞬の静寂。


次の瞬間。


「「「ステラ様ぁぁぁぁぁ!!!」」」


会場が揺れるほどの歓声が響き渡った。


コボルト王フェルドは、立ち上がって拍手をしている。


宰相バルドも、感激した様子で尻尾を振っていた。


演奏者たちは、互いに顔を見合わせて笑っている。


俺は大鎌を掲げ、深く頭を下げた。


「ありがとうございました!」


こうして、コボルト王国での公式歓迎ライブは、大成功のうちに幕を閉じた。


#### 第五節 旅は続く


ライブ終了後。


王宮では、再び歓迎の宴が開かれていた。


「ステラ殿! 本当に素晴らしい公演であった!」


コボルト王フェルドが、嬉しそうに俺の手を握る。


「我が国の音楽家たちも、今回の公演に大変感動しておる!」


「ありがとうございます。俺も楽しかったです」


「ぜひ、また来ていただきたい!」


「機会があれば、また訪れますよ」


「うむ!」


王は満面の笑みを浮かべた。


その後、王から感謝状と記念品をいただいた。


記念品は、コボルト王国の職人が作った小さな銀細工だった。


山の形をした台座に、太鼓と笛が彫られている。


「これは、我が国の伝統を表したものです。どうかお持ち帰りください」


「ありがとうございます。大切にします」


俺はそれを受け取った。


今回の旅でも、良い思い出ができた。


翌朝。


俺たちは出発の準備をしていた。


「ステラちゃん! 次はどこに行くの?」


混沌神が尋ねてくる。


「次の国は決まっているんだろ?」


「もちろん!」


始祖ママが地図を広げた。


「次は、また違う文化を持った国よ!」


「どんな国なんだ?」


「それは着いてからのお楽しみ!」


「……そうか」


俺は苦笑した。


今回のコボルト王国は、なかなか面白い場所だった。


山の中に広がる都市。


職人たちの技術。


そして、山と共に生きる人々の音楽。


何より、山奥の村で聞いた歌が印象に残っている。


「ステラちゃん、楽しかった?」


始祖ママが尋ねてきた。


「ああ。楽しかったよ」


「本当?」


「本当だ」


「ママ、嬉しいわ……!」


始祖ママが俺を抱きしめようとする。


「おい、今は出発前だぞ!」


「少しだけ!」


「少しだけって……!」


混沌神も近づいてくる。


「パパも!」


「お前は来るな!」


エルミナ先生が、二人を引き離した。


「はいはい。そろそろ出発するわよ」


「はーい!」


「分かったわ!」


……やれやれ。


俺は最後に、コボルト王国の王宮を振り返った。


王と宰相、そして多くのコボルトたちが見送りに来てくれていた。


「またお越しくださいませ!」


「ありがとうございました!」


「ステラ様、また歌ってください!」


俺は手を振った。


「またな!」


こうして、世界ツアー第二訪問国、コボルト王国での日程は終了した。


第二訪問国・コボルト王国篇、完。


### 次回予告


世界ツアーは第三の国へ。


ゴブリンの島国、コボルトの山岳国家と、異なる文化に触れてきたステラ。


次に待ち受けるのは、また一風変わった国と、その国ならではの歓迎だった。


そして、親バカ三人と邪神たちの旅行計画は、少しずつ規模を拡大していく。


ステラの平穏な旅行は、果たして守られるのだろうか?


……たぶん無理である。


第二訪問国・コボルト王国篇 全三部・完

コボルト王国編です。大きな方向性は決めているのですが、正直言ってブレぶれです。魔王領の後始末編が締めるタイミングだったのですが続けちゃいましたから。次のドワーフ編迄は大まかに考えているのですがなかなか難産しています。皆さま、こんな話が読みたいとかが有りましたらどうかお気軽に、書いてくださいませ、ただ書けるかどうかは、非才な私にお任せ下さい。方向性は違いますが『よろず屋ステラ』書いてます、よろしくお願いいたします。

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