↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『あほ子とダンスを』  作者: あおぞら えす


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/8

プロローグ

 最初に言っておく。

 これは、俺が異世界から帰ってこなかった理由だ。

 俺は、あっちで骨を埋めることにした。帰りたくても帰れなくなったんだ。俺の心があいつらと共にいたいって。

 俺だってお前の墓参りに行きたかったよ。けど。俺は、恋人同士のあいつらを別れさせるなんて、とてもじゃないが無理だった。

 俺の愛をお前が受け止めてくれた。逝っちまったお前の愛は俺の中で生きている。

だからな。俺はあいつらを別れさせてまで、こっちに戻るなんて出来やしないだろう?

 俺はお前の墓参りへ行きたいが、俺の死後、お前の世界に戻れるかどうかは……。

 まあ、そういうことだ。俺はあいつらと最後まで生きて、こっちで骨を埋めることになりそうだ。

 あぁ、そうだ。俺があっち、いや、この異世界に来てしまった理由だが……。

 俺は、どうやら生きたまま連れて行かれた。なんでも、ルーレットで当たったらしい。飛行機に乗ったらこのザマよ。生きていて一番不思議な感覚だった。

 そんなわけだ。

 お前と共に生きた年月。俺は幸せだった。これからはこの異世界で、俺は生きてあいつらと笑うことになりそうだ。

 ちなみになんだが。お前の好きだったクマのぬいぐるみ。

俺はあの姿だったんだよ。この異世界では。どうしたらそうなるんだろうな?

 笑って生きろってことか。

 死後に会えるなら、その話しも出来るといいが。

 あぁ、しまった。呼ばれている。お前とここで生きられたらって、思いながら生きていく。

わかったって! あいつら、俺をなんだと思っているんだ? ああ、クマのぬいぐるみか。それじゃ、あの世で待っていてくれな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。