名前を決めるのってめっちゃ時間かかるよね。
「そろそろ名前を決めんといかんかのぅ。」
おじいが突如そんな事を言い出した。
「え?この村まだ名前無かったん?」
確かに思い返したら村の名前聞いてへんなぁ。
「そうじゃ、儂やリーゼの名前を付ける訳にもいかなかったし、そのうち決まるじゃろうと思っていたらズルズル、とな。」
「んなら、何人か集めて話し合いなん?」
「そうじゃのう。お主と勇者達も参加するかの?」
「えぇ!?ええの?うちら部外者やで。いつまでもここにおるとは限らんし。」
「構わん構わん。気楽に案を出してくれればそれで良い。」
そうして、転生組、村人からはおじい、婆ちゃん、ケビン、ユキ、リカルドにソフィアも加わる事になった。
「とりあえず何か案はあるかね?」
おじいの家のリビングに集まり、それぞれが席に着いてあーだこーだと話し合いをしていた。
転生組の名前をあやかる案も出たが本人達は断り、人の名前はとりあえずなしの方向で決まった。
俺も腕を組みながら考えるがパッとすぐには思いつかん。
「現状、人間だけではなく魔物達とも一緒に暮らしているからそれを含めた名前がいいかしら?」
ユキさんが発言し、コンセプトはそれにしようと賛成が多く、方向性が決まる。
「名前決めるのってめっちゃ悩むよな。」
俺は隣に座っていた野田に声をかけた。
「わ、わかります。わかります。決まっていたら楽なんですけど自分で決める場合、主人公はハンドルネームとかにするんですけど仲間の名前や武器とかほんとに悩みますよね。」
野田はうんうんと頷きながら早口で話していた。吃音なくなっとるがな。
「そうそう、しかも女性キャラに好きな子の名前入れたら裏切られて凹んだりとか武器も名前で強さ決まるヤツやったら最強の剣+毒の盾とか付けて攻防最強クラスに毒付与効果付けたりとかな〜。」
「そ、そんなゲームもあ、あるんですか?」
「まぁ、昔のゲームでそういうのもあったんよ。」
案が思いつかんまま、軽く野田と話していた。




