第23話 友田ロックオン
衝撃的事実
それは何にしたって必ず出てくるものではない。
天ノ原高校の文芸部の部費が5000円以上とかそういうものが必ずわかる訳でもない
―夏休み前―
「友田祥平、君は何を考えているんだ!」
「校長、そんなでっけー声出さなくも聞こえてますよ…大体ね、高校生ですよ?」
「このまま社会に出してしまえば、とんだい…」
ガチャ…
「今大事な話をしているんだ!」
「え?いや、資料私に来ただけっす」
「すまないな教頭」
「え、えぇ…」
「早く!今大事なんだ!」
「知らねぇーよ」
「教頭先生、この校長話通じないんで帰っていいっすか?」
「なんなんだ文芸部と言うやつは…」
「あ?今文芸部バカにしたろ…?」
「あ、嫌…その…教頭先生から…お話が…あるそうで…その…すみません…」
「おい、教頭、なんか文句か?」
友田祥平、中学からの不良で校長が直々に声をかけるほどの野蛮人だった
中学では暴力が原因の転校が多く、この高校に入るとなると、沢山の資料を読み、対策を練られていた
それほどの悪影響を及ぼす高校生らしからぬ行動を連発していたが、校長でも勝てないその気迫と文芸部での評価
彼は本のことになると暑くなり、人が変わったかのように温厚な性格になる
文芸部に入り、クラスではバカにされ、そのバカたちを殴り、殺しにかかる
そんな時高野奏太と出会ったとされる
なんなの?この歴史上の人物を紹介するような文は
というか友田は沢山の女子と関わりを持っているらしく、文芸部の女性部員とはほとんど関係済みとか
(海老原以外)
「なあ、高野」
「どうした?」
「お前ってさ、海老原のことどう思ってる?」
「祥ちゃん、最近古本屋で働いてるからこそ…恋愛小説読み始めただろ」
「言い回しがくさいってか?」
「恋愛小説ぐらいしかそんなセリフ聞かないっての」
「いやまあ、み、見てねぇーし!」
「フハハハハwww!そうだよな!祥ちゃんがそんな小説読まないよな!」
「…呼んだ」
「えぇ!!!読んでないって言ったのに!祥ちゃん恋愛小説読まないって言ってたのに〜!?」
「病院で叫ぶな」
「フハハハハ!大山の事もあったから、気が楽なんだ…てかもう古本屋行く必要なくない?」
「いや、それがだな岡ちゃんに呼び出しくらってんだ。職場に呼び出しとか意味わからんけど」
「岡ちゃん…あ!部長か」
「そう、部長とか3年は文化祭で引退、俺たちは冬にあるコンクールの作品作りもある」
「…コンクールの事なんだけどさ、辞退させて欲しい」
「は?」
「俺の実力じゃなんにもなんねぇー」
「え…ま、そうか」
「さっき言ったんだけどさ―――――――」
「なんだって!?」




