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光が消えると俺らは森林の中に立ってた。
どうやら森に出たらしい。
「ゆーち…」
そう隣にいる筈の名前を呼び振り返ったが……いない。
「あれ⁈ゆーち、いない⁈え?どこ?」
「ここだ」
声がする方を見るとそこには銀色の綺麗な毛並みをした少し大きめの狼。
「ゆーち!」
俺の思った通りゆーちは狼になってもかっこよかった。
銀色の毛並みに紫の眼…
ゆーちは髪と目の所為で虐待を受けていた。
俺もこの眼の所為で暴力を振るわれたりしたけど、ゆーちはそれ以上。
背中には大きな刺し傷や切り傷。
腕には根性焼きなんかもあった。
けど、俺にはものすごく綺麗に見えたんだ。
…おかしいかな?
俺にも虐待の跡は少しあったんだけどゆーちが綺麗って言ってくれた。
他の奴らはそれをおかしいというけど、生きてきた証拠だと思えば別に変じゃないし、むしろ美しいだろ。
「ナツ。」
そう考えてたらゆーちが話しかけてきた。
「なに?ゆーち。」
「そろそろ魔王探しに行くぞ」
「あ、そうだね」
とりあえず守るべき魔王のところに行かないといけないね。




